本を読みたい

精神疾患を経験した人にはわかると思うが、症状がひどくなると本が読めなくなる。本だけではない。広告チラシの言葉を拾うことも難しい。

私は以前は読書家だったが、この数年の病状悪化で本は買うものの読めなかった。
ところが、少し回復傾向にあり、勉強欲が少し、ほんの少しだけ回復した。そこで久しぶりに小説と金融関連の本をブックオフで買うことを考えている。

小説の方は悲運のメジャーリーガーの物語、「シューレス・ジョー」。この小説は1980年代後半に出会い、私にとって生涯ベストワンの作品だ。何度も読み返し、その都度傷ついた気持ちを癒してもらった。
『フィールド・オブ・ドリームス』という映画の原作だが、映画の数倍小説の方が素晴らしい。

昔は本屋に行って良さそうな本を見つけ、それが当たりだったときの喜びがあった。今はほぼすべてAmazonで買うので自分にとっての「名作」と出逢える機会が減った。やはり、リアル書店はいつまでも残って欲しい。