見出し画像

フランスの食卓=日本のお風呂

【photo】南フランスの友達の家で撮影した食卓と、その土地のロゼ🍷

さ!題名の通りです。簡潔に言うと、

フランス人が食卓で過ごす時間と日本人がお風呂で過ごす時間は近いものがある

みなさん、温泉って行きますか?温泉行くと、だいたいは一緒に行った人と「いい湯だな〜あははん♪」(古)と歌いつつ、ゆっくりしたりおしゃべりしたりしますよね。

これ、フランスではまぁ〜考えられない文化だそうで…。温泉の良さを何度説明しても、

①「他人に裸を見せるのが嫌」

②「お風呂で長い時間過ごす意味がない」と厳しいお言葉(笑)

元々、ヨーロッパ圏はペストの流行時に、水からも感染すると思われていたが故、混浴文化は廃れ、個人で行なうべき行動というカテゴリーになっていきましたよね(イタリアを舞台にしたテルマエロマエの映画でも分かるように、そのもっと昔には大浴場でのコミュニティもあったようですが)。だからなのか、湯船に浸かる人は少なく(湯船がある物件も少ない)、シャワーという行為は10分程度という認識があるようです!

なんか、お風呂を否定されてる気がして、当時の私は結構モヤモヤしていました。

しか〜し

フランスの方々…食卓で過ごす時間が長い事で有名ですよね!

友達の実家にお呼ばれしたら、12時からアペロでお酒とおつまみ、13時にみんなでテーブルセッティングして、13時半に前菜を終え、14時にメインを終え、15時にチーズとデザートを終え、16時に「Qui veut du café ?」と、やっとコーヒー。終わった事には日が暮れかけて、「夕飯はサラダだね」と言われた事もあります(笑)

もちろん1時間で済む日もありますが、週末はいつもこんな感じとのこと。

私には新鮮で、少し言葉のストレスを抱えつつ、家族ご飯って素敵〜と楽しんでいました。

そして、ふと思いました。「いや、同じやん!」と。

家族とゆっくりする場所が変わっただけ。とくに私のうちは、家でも家族とお風呂に入る文化があり、、今でも三十路の姉とだらだらお風呂で過ごす事もあります。引かないで。

なんとなく、お風呂って本音を言える気がして。親も温泉とかで2人きりのときに大事な話をふっかけてきます。着飾らない、裸の人間と人間という対等な関係だからでしょうか。不思議な空間です。

きっとフランス人にとっては、それが食卓。もちろん、おもてなしの場であり、テーブルマナーもあるので同じではないですが、フランス人が好きな人を家に招き、同じボトルの🍷を飲んでいる姿は、日本のソレに重なります。

ここまで読んでくれた方へお礼の写真です。ニースのおじいちゃん。♡

画像1

【今日のフレンチ】

Qui veut du café ?:英語だとWho wants some coffee.

duは少し難しいですが、数えられないものに使います。水とかも。

英語でsomeなのかはちょっと怪しい💦