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親戚のために日本食をつくる

前々から、「本当の日本食が食べてみたい」という声を聞いていたので、今回機会があってフランスの親戚のために料理をすることにしました。「本当の日本食」って何だろうなと暫く考え込んでしまいましたが、基本的な和食の味付けの体験ができればと、以下のメニューに。

トマトのかつお醤油和え
きゅうりの千切りごま和え
卵焼き
肉じゃが
おにぎり(塩むすび のりまき)
ココナッツゼリー マンゴーのせ

ココナッツゼリーは日本食じゃないけれど、デザートの範疇なのでお目こぼしを!いたって普通の、簡単メニューですが、結果、喜んでもらえました。簡単なものばっかりだったから、作ってみたい、日本食スーパーにも行ってみたいということでした。

それにしても、上のメニューを見てもらっても分かる通り、私は料理上手でもなんでもないんだけど、海外にお嫁にきたことで、ある意味、小さな日本代表になってしまったんですよね。私が作ったものが「これが日本の料理か」という感じになってしまう。そこが一番のプレッシャー。
そして、「かつおはね」とか「味付けは醤油と砂糖」とか「ゴマはすってね」とか説明しつつ、私のような、まったく食文化の違う国からきた家族の、味の想像がつかない手料理を、信用して口にしてくれて喜んでくれるって、すごいことだなあとしみじみしました。

さてさて、ここから先は次回のための反省と記録です。
あまり濃い味付けは慣れてないかなと思って、肉じゃがは薄味にしたのですが、ちょっと薄すぎたかな。それに残った肉じゃがを翌日食べたら、その方が美味しかったので、暑い時期じゃなければ衛生面に気をつけて前日に作っておいて温めなおしてもよいと思いました。

おにぎりは、フランスでもパリにはお店があったり、マンガや何かで見る機会があったりして、前から「おにぎりってどういうもの?」と聞かれていたので、握らないわけにはいかないのでした。が、うちは炊飯器がなくて鍋でお米を炊くところからだし、こっちのすぐくっつくラップと悪戦苦闘。次回もリクエストがあったら、型を買った方がラクかもしれない。でも、リクエストがなければ、普通のお茶碗に盛ったご飯でよしとしましょう。お味噌汁にも興味があったみたいで、今回暑かったから作らなかったんだけど、またそれは次回に。

ココナッツミルクプリンは牛乳(400cc)、きび砂糖(大さじ5)、ココナッツクリーム(200cc)、板ゼラチン4枚(8gぐらい)で作りました。いつも適当で、今回は牛乳の配合が多いかなと思ったけれど、ちゃんとココナッツの味もしたし、分量控えめだったからかクセもなかったです。マンゴーは切ってみたら実が少なかったんだけれど、ちょっと添えるだけで華やかになったし、ココナッツとよく合いました。

日本食って、こちらでは材料も揃わないしなかなか難しいものだと思いますが、材料はフランスでお馴染みのものでも、鰹節や醤油やゴマなど、調味料がちがうだけで、フランス人には新鮮な食べ物になるんですね。気負わず、無理なく作れるもので成功だったなと思います。

今日も読んで下さって有難うございました!

椿さん、イラストお借りしました。有難うございます!


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