見出し画像

【スキルよりコミュ力】仕事の8割は人間関係でなんだかんだ助けられている

こんにちは!今日は「仕事を進めるにはスキルよりもコミュ力の方が大事」という話をしたいと思います。

きっかけはDJ NobbyさんのVoicyでお話しされていた内容です。

放送では、エクセルのマクロが組める・プログラミングが書けると言った技術をスキル、話しやすさや雰囲気、人様の話の聞き方(態度)といったコミュ力と呼ばれるものを総称して人間関係構築力として表現されてました。

その中で、同じスキルを持っていても一方は常に仏頂面で話しかけにくく、仕事を頼みにくい雰囲気を醸し出している人、もう一方は常に周りを気にかけたり、周囲の方へフラットに接する方の二人がいたとしたら、明らかに後者に仕事を頼みたいということ。結果として後者のような方にチャンスが回ってくるから、後者のような振る舞いをした方が絶対にいい、というお話でした。

社会人歴12年目の人間として、本当にそうだよなと思いながら聴いておりました。

なぜならスキルは高いけど周囲とのコミュニケーション力が問題で、スキルの高さの割には評価されていない事例や、スキルは高いけど一緒には働きたくないな、という方を複数見てきたからです。

私が実際に見た、スキルは高いけど。。の人

以前の職場で私が実際に遭遇した、スキルは高い(と思われる)けど一緒に働くにはなかなか難があった事例を紹介します。

会計の超ベテランだけどテキストコミュニケーションがハチャメチャな上司

ベンチャーでバックオフィスを担当していた際、最初に私の直属の上司となった方が上記の50代男性でした。

その方は簿記などの会計資格も持っており、これまでのキャリアでは会計・経理を長年経験されてきたので、少なくとも会計周りに関する知識は私とは比べ物にならないレベルです。

また、件のベンチャー企業の立ち上げからバックオフィスを担当していたこともあり、会計ソフトの導入やその運用なども自社に合わせて最適化してきた方でもあるので、ある意味、自力で0→1を作り出すのは上手な方なのだと思います。

ただ、一緒に仕事をするとなると彼のコミュニケーション力で問題が多発しました。

一つはテキストコミュニケーションが壊滅的なことです。
その職場はリモート主体の働き方だったので、基本的にはテキストで、じっくり相談・打ち合わせしたいときはWEB会議で、と使い分けていたのですが、不明点が発生したときに彼に聞いても結局「So What?」がわからない要領を得ない回答が多く、何度もテキストを往復したり、WEB会議で口頭で話してようやく解決するなど、テキストコミュニケーションするのに労力のいる方でした。

もう一つは人への仕事の振り方が雑な点です。
彼がメインで回しているとあるプロジェクトがあり、他部門の方に記入をお願いする必要のある重めのタスクが発生しました。

ベンチャーで人手の少ない中仕事を回しているので、基本的に皆さん忙しくされている職場だったのですが、忙しい方にお願いするテキストとは思えない文面で仕事を依頼していたのです。

イメージとしては、
『○○プロジェクトで××を作成することになりました。つきましては■◇への記入をお願いします。よろしくお願いいたします。』
といったような、納期や具体的記入方法も提出先もよくわからない、依頼された側のメンバーとしては遂行するのにリソースを無駄に浪費する、フワッとした表現をされる方だったのです。そのため、忙しいメンバーには彼からの依頼は後回しにされ、彼のプロジェクトはあまり順調に進んでいないように見えました。

そんな彼は最終的にクビのような形で会社を去るのですが、リモート主体で働くのはこの会社が初めてのようだったので、会計のスペシャリストとして今までは口頭でのコミュニケーションや残業など時間をかけて(一人でも)何とかなっていたけど、リモート主体の職場では周囲とうまくコミュニケーションが取れず、関係構築もできないのでうまく仕事が回せなかった、ということなのだと思います。

テキストコミュニケーションというやや特殊な切り口での事例ではありますが、スキル(今回で言うと会計)を持っていても、コミュニケーション力や周囲との協業力が無いと、パフォーマンスが出ずに会社を去る結末にもなるのだと痛感した事例です。

スキルはなくとも人様に助けてもらって何とかなるケースもある

良いか悪いかは別として、私は彼とは反対の働き方をしています。

学生時代に応用化学を専攻していたので、卒業証明書での書類上は応用化学のスペシャリストと言えなくもないですが、研究職をしていた時は自分がスペシャリストと名乗るなどとても恥ずかしくて出来ないようレベルで物凄い知識量の方がゴロゴロいたので、積極的にこの人たちのスキルをお借りしようと思いながら研究職時代は過ごしていました。

『わからないので教えてください』というスタンスで過ごしていると、意外と優しい方も多く、過去の実験データや実験に使う原料のありかを教えて下さったり、装置の使い方を教えてくださるなど、こちらが謙虚でいると意外と皆さん教えてくれるのだなというのが衝撃でした(一部のオッサン系上司とは全く馬が合いませんでしたが笑。。)。

リモート主体の企業への転職後も同じで『こっちは未経験の職種で転職してきたのだから教えてもらって当然』ではなく、まず自分で調べてわからなければどこからわからないのか具体的に提示して相手に確認すると、忙しいメンバーからもすぐに返事が返ってきたりと、忙しい相手でもこちらの方法次第でコントロールできる部分もあるのだなと気づきました

チームワークとは陳腐な表現ではあるけれど。。

社会人として働いている人は何らかのチームを組んで稼働されている方が多いと思います。

一緒に働く方も、よほど特殊な職場でない限りロボットではなく人間だと思うので、こちらが謙虚だったりリスペクトを持って接すれば向こうからも相応のアウトプットが出てくる、というのが私の経験上の持論です。

私が人様の足を引っ張らないよう最低限のスキルはもちろん身に付けますが、自分の言動や雰囲気が原因で相手のリソースを削り、結果として周囲のパフォーマンスが下がる、なんてことが無いように、周囲とのコミュニケーションや人間関係構築の面も引き続き伸ばしていこうと思いました。

最後に

皆さんはコミュニケーション力や人間関係の構築に関して何か意識していますか?そしてそれを実際に使っているでしょうか?

巷で話題のリスキリングという文脈だと、どうしても実学的な要素(IT,プログラミング、デザインなど)が強く、コミュニケーション力は二の次、といった印象を受けていたので、スキルと同じくらい、もしくはそれ以上に大事だよというお話でした。

それではまた!

スタエフでも人間関係やトンデモオッサン上司の話などnote以上に好き勝手に話しているので聞いてみてください!アプリから聞いていただければコメントの閲覧や書き込みもできます!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?