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逆年功序列に備えてやはり学びが大事、というお話

こんにちは、今日は「逆年功序列に向けて私たちが必要なのは学びである」というお話をします。

木下さんの放送で、年収を決めるキーワードの一つとして「逆年功序列」を挙げられていました。

従来は「年功序列」として、長く働いた人ほど年収が上がるというスタイルでしたが、新卒の初任給を上げるなど、若い人の給与額を上げる「逆年功序列」というスタイルがあるというのです。

外資系企業などは実力主義で若い人も稼いでいるイメージがありましたが、国内でもそんなに広く浸透しているのかな、という疑問が最初の印象でした。

実際どうなのか調べてみました

東京エレクトロン株式会社

Business Journalによると、半導体大手の東京エレクトロンでは24年4月入社の新入社員の初任給が一律で4割引き上げられます。

仮に従来の新卒が20万円だったとすると、28万円。。!なかなかの上昇ですよね。記事中にもあるように、木下さんの放送にも出てきた台湾の半導体大手「TSMC」を意識しての人材獲得に向けた施策ではないか、とのことです。

「業績が良くなくても、今やそれだけの投資をしないと良い人材を取れなくなっていると判断していると思います。仮に利益を切り崩してでも、今は人件費に投資するタイミングだといえます」

 それは、半導体業界の競争が激化しているからだろうか。

「台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出を意識しているのは間違いありません。理系人材の取り合いになっています」

ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2024/02/post_373683.html
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Business Journal 東京エレクトロン、初任給4割引上げの衝撃…“新卒の価値”急上昇、争奪戦激化

この4月に入る新人の給与がアップするという記事なので、彼らのその後の昇給がどうに進むのか(既存の社員と足並みを揃えるべくしばらくは据え置きになってしまうのか、もしくは新しい昇給・評価制度が始まるのか)はわかりません。とはいえ、海外から超脅威な企業が参入している業界ではこれほどまでに逆年功序列が導入されているのかと脳内をアップデートできました。

BingAIさんに聞いたところ、ほかにもカルビーやメルカリといった大手企業も、新規事業への挑戦や海外への拡大を目標として新卒の初任給を増やすということがわかりました。

逆年功序列で意識したいこと

上記の記事の中で、ジブン株式会社マガジン界隈の主に30代以降の私たちにとって興味深い表現がありました。

理系の人材は、新卒に限らなければ見つかるのではないだろうか。なぜ新卒ばかりクローズアップされているのか。

「昨今の産業構造が変わってきたことが背景にあります。たとえば、40~50代の社内人材を産業ニーズに合わせてリスキリングして新しい仕事に就いてもらうよりも、新卒社員にゼロから仕事を教えるほうが覚えも早く、コスパは極めて良いといえます。その傾向が顕著になってきているのではないでしょうか」

ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2024/02/post_373683.html
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Business Journal 東京エレクトロン、初任給4割引上げの衝撃…“新卒の価値”急上昇、争奪戦激化

これまでは40代、50代と出世して給与も上がって、といった働き方で、年を取るほど期待されてポジションも上がるというのが一般的でした。

しかし上記の記事ではもはやリスキリングに関しては40代以降よりも若手に企業は期待していることが読み取れます。この記事は理系・半導体業界のものではありますが、会社で今のポジションにあぐらをかいて学びをしていない中高年は黄色信号(もはや赤信号??)、なのだと認識しました。

少し前までは、社外での学びというと『意識高い系w』と揶揄する風潮があったように思いますが、もう今やそんな揶揄しているようでは取り残されますね。周囲からの根拠のない揶揄はクソバイスと完全に割り切り、これだと思える学びを進めたいものです。

最後に一点気になること

今回は新卒の給与を大きく引き上げる企業の例を紹介しましたが、大きく引き上げた分、その人材が育つまでは企業の体力も「消耗」していくと推測します。

新人が育つのと並行して、パフォーマンスが低い既存の中堅社員を抱えるにもコストがかかるわけで、どう扱われるのか(減給、もしくは解雇など)が気になります。特に解雇に関しては日本は労働規制が厳しいので、人材整理をどう進めるのか注視したい点です。

それではまた!

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