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【脱・無駄な競争意識】不幸になる競争中毒からは距離を置くのが勝ち

こんにちは!今日は競争中毒な環境からはひたすら距離を置けという話をします。

先日の木下斉さんのVoicyで、競争中毒に関するお話をされていました。競争中毒は常に人と比べてしまう、過程より結果を重視してしまう、際限なく高みを目指してしまうといった考え方です。

団塊世代や団塊ジュニアのような人数の多い世代で特に顕著であり、そのまま現代に引き継がれてしまった『負の遺産』として語られていました。

私も実際に競争中毒のような思考にかつて取り憑かれていたので、その時のエピソードや思うことをお話しします。

結論から言うと、競争中毒をけしかけてくるような人や環境からは距離を置くのが最善策だと思います。

私の競争中毒エピソードと陥った理由

競争中毒は新卒入社の頃から

私は高校・大学と受験をして入っているので、受験の競争というものは経験しています。ただ高校も大学も親の決めた学校ではなくて自分が決めた志望校だったので、あまり学問の競争を苦しいとか、受験環境が嫌だと思ったことは正直ほとんどありませんでした。

あとは就活もある意味競争のようなものですが、こちらも親の決めた会社ではなくて自分の価値観に基づいて選んで縁あって内定を得たので、黒歴史として語られるほど競争中毒だった印象はありません。

競争中毒が自分にはびこっていたのは、社会人になってからだと記憶しています。

社会人になってから競争中毒がひどかった理由

新卒入社では化学メーカーに入社しましたが、当時は自分も周囲も競争中毒に陥っていたと記憶しています。以下の理由がより競争中毒に拍車をかけていたと思います。

①同期として入社する人数が多く、比較対象が多いので否応なく比べられる
新卒で入った会社は全体の従業員が数千人規模のまあまあ数の多い会社で、同期で入社する人数も私の代は60人ほどいました。

その中でも私と同じ研究開発部門に入る同期が6‐7人いたので、どうしても新卒のお手並み拝見というか、誰が一番優秀なのか周囲からそういった目で見られるんですよね。

とある同期の1人について、○○くんすごいよね/いまいちだよね、などと噂されているシーンを見聞きすると、自分も知らないところでジャッジされているのかと複雑な気分になったのを覚えています。

②職場の人間との距離が近すぎた
①のような環境下にて、同僚とのランチや飲み会にあまり出席せずにいれば競争中毒にまみれずに済んだかもしれません、

が、当時の私は一応付き合いとしてランチにはほぼ毎日部門の同僚たちと食べに行ってましたし、職場の飲み会もなるべく出席するようにしていました。

そのような場ではもちろん楽しいお話聴けるのですが、やはり誰かの噂話や、誰々は○○ができるけどあなたはできてないとか、批評を聞くシーンも多かったです。また当時の私は周囲の話を素直に受け入れすぎる節があったので、ジャッジされたり比べられたりするのは仕方ない、もし嫌なら自分が同僚に実力で打ち勝つしかないという思考にとらわれていました。

③会社内での自分が全てという感覚になっていた
結婚する前は結構な頻度で夜の7時・8時ぐらいまで残業する日もあったので、今思うとかなり自由に好き勝手に残業していました。

大変残念なことに、今と比べて時間は多くあったにも関わらず、本を読んだり自己研鑽をすることが本当に少なかったです。

そのためか、職場で得られた評価が私そのものという思いが強くなり、より一層同僚や同期に勝たないといけない、そうでないと私の価値がないという思考となっていわゆる競争中毒になったと思います。

なぜ競争意識から抜け出せたのか

新卒で入った化学メーカーには9年ほど勤めましたが、自分の出産で働き方に対する価値観が変わったり、コロナ禍での対応に疑問を持ち、メーカーを退職したことが競争中毒から抜け出せた最大のポイントだと振り返ります。

その後に入社した会社はフルリモートの会社だったので、そもそも物理的にメンバーと近くなりすぎることはありません。また、従業員数も化学メーカー時代のと比べると0が2つぐらい少ない規模感の会社で全員転職して入ってくる会社のため、同期入社同士を比べる概念もありません。

色々あり今はまた別のフルリモートの会社にいますが、競争環境に巻き込んでくる人と距離を置く、またそもそも競争という概念がなさそうな環境に身を移すのも、競争中毒から脱出するのに有効なテクニックだと思います。

そんな簡単に転職出来ないよという方

とはいえ家庭の事情や仕事のポジションの事情で、そんなに今すぐには転職できない方もいると思います。

そのような方も、まずは競争中毒をしてくる環境から少し距離を置くことを意識するのはいかがでしょうか。

例えば、行きたくもない同僚とのランチや飲み会に行く頻度を減らしてみる、スポーツやデジタルデトックスで競争意識を忘れる時間を作る、などです。

自分がいくら脱競争中毒を意識していても、やはり周りが競争中毒にまみれた環境だと自身も徐々に流されてしまい毒されてしまいがちです。

特にランチや飲み会などは気が向いた時だけ一緒に行くようにすると、『あの人はそういうタイプだから』ということで周囲も認識してくれるようになるので、とても気が楽になりおすすめです。

今でも人様の環境に対して羨ましいと思うことはもちろんありますが、競争中毒の環境からは距離を置いたことで精神的にもかなり楽になりました。

皆さんも脱・競争中毒に向けて参考になれば幸いです。

それではまた!


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