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『言われたことだけしかやらない』思考の恐ろしさ

こんにちは!今日は『人から言われたことしかやらない』思考の恐ろしさ・もったいなさについて考えたことがあったのでお話ししたいと思います。

きっかけはVoicyアプリのトップ画面

今朝気づいたのですが、Voicyアプリのトップ画面が少しだけ変わっていました。今まではハッシュタグ特集のバナーしかなかった場所に、木下斉さんと大河内薫さんの有料放送『お金から逃げるな』のバナーリンクが出来ていたのです。

今朝初めて見たVoicyアプリのトップ画面のバナー

おっ!Voicyもやっとパーソナリティファーストに立ち返って有料放送の宣伝を始めたのだなと思ったらその思いもつかの間、そのバナーをクリックしてみると、、

大河内さんの有料放送の一本しか入っていないのです。

お金から逃げるなシリーズは他にもたくさんあるのに。。

木下さんや大河内さんの放送を日頃から聞かれている方はご存知だと思いますが、今回バナーの貼られた『お金から逃げるな』は有料放送でシリーズ化されており、すでに第四弾まで(それぞれ前後編あるので実際の放送回数はその倍程度)放送されているのですが、バナーのクリック先には直近の一本しかありませんでした。

うーむ、、一リスナーとして有名パーソナリティの有料放送をもっと宣伝してほしいのは確かにそうなのですが、宣伝バナーリンク先の本数が一本というのは(やらないよりはマシだが)、かなり目的を見失っている印象です。

これでは『パーソナリティーファースト』の一環として有料放送の宣伝を始めたというよりは、『なんか最近Voicyに対しての要求(※)が多いからとりあえず一本だけ入れておくか』というやっつけ感がありませんか?

※こちらの有料放送で、最近のVoicyに対する違和感を木下さんがお話ししています。

同時に、Voicy社の対応の一連の動きを見て『目的を考えずに言われたことしかやらない習慣の人・組織ってもったいないよな』というのを過去の経験からふと思い出したのです。

言われたことしかやらない思考の恐ろしさ

いまnoteをご覧になっている皆さんは、よほど特殊な環境でない限り日常的に仕事や家庭などで『他人』と共同で何かをしている方が多いと思います。

人と何かを進めるときって、急に信頼を得られるなんてことはほぼなく、日々の積み重ねで信頼を得て、うまくチームが回っていくものだと思うのです。

そのようなチームワークのなか、新人や入りたての転職組でもないのに、『常に受け身で言われたことしかやってくれない人』の存在ってかなり扱いに困るのです

具体的に何が困るかを挙げていきます。

①周囲の思考リソースを浪費する

何か言わないと動かない人、『どうすればいいですか?』が口癖の方に対しては、周囲がその都度何を依頼するか考える必要があります。

周囲が優しい方ならそれでもうまくチームが回るかもしれませんが、少なくとも思考リソースは有限なので、本来であれば他のもっと有意義なことに使えるはずだった脳のリソースをその人のために使ってしまう羽目になります。

②①の結果、チームのパフォーマンスが下がる

①と関連して、本来もっと有意義なことに使うはずだったリソースをその人に費やしてしまうため、チームのパフォーマンスは下がります。

一時的な人員不足でパフォーマンスが下がるならまだしも、そのような人は『コミュニケーションコストの高い人』認定されることで、よほど寛大な組織でない限りその人は居心地が悪くてパフォーマンス低下、そしてチームとしてもその人への対応でリソースを喰われさらにパフォーマンス低下、と悪循環です。

また今回のVoicyの一連の騒動の場合、(実際にそういった方がいるのかどうかはわかりませんが)結局はパーソナリティや顧客であるリスナーにも違和感を与えているわけなので、経営にも少なからずダメージを与えていることになります。

コミュニケーションコストについては勝間和代さんの動画が詳しいです

コミュニケーションコストにまつわる私の経験

昔勤めていた職場でもコミュニケーションコストの高い人がいました。

具体的には言われたことしかやらない、むしろ自分でやりますと宣言したこともやらず、テキストコミュニケーションもめちゃくちゃな(わかりにくい)方がいましたが、いつの間にか会社を辞めていた例を知っています(もちろんキャリアアップ転職などではありません)。

またその人とは別の人ですが、コミュニケーションコストが高いあまりに、社内プロジェクトではなく社外のプロジェクトにアサインされる(要は社内の人間との接点を減らされている)例もありました。

言われたことしかしない人、またコミュニケーションコストの高い人は、おのずと似た運命を辿るのだなと、今回のVoicy騒動で思い出した次第です。

Voicy社にはそんな運命を辿ってほしくないです。

物事に受け身でいるのではなく、かつ周囲からもコミュニケーションしやすい人でいたほうがいいことを思い出させてくれた事例でした。

ではではでは、次の投稿でまたお会いしましょう!




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