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フレームワークは何のために使うのか?

みなさま、こんにちは。沖縄診断士、平(たいら)と申します。
私は平成29年に診断士養成課程で「中小企業診断士」を取得しました。
フレームワーク研究会に加入し、銘苅会長や戸塚さん達とたのしく学んでいます。
私は、「フレームワークは何のために使うのか。」についてお伝えしたいと思います。
さて、フレームワークは何のために使うのか。
よくあるのが、せっかくフレームワークを使ったのに、そこから得られた事実や仮説が行き詰まり、そこから先に進まない状態になることがよくあります。
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。それは下記3つのポイントをおさえてないからだと思います。

1.フレームワークは様々な事を整理する手段であることを理解する。
フレームワークには、SWOT分析や3C/4C、ロジックツリーなど、情報整理や事業分析、思考の整理など様々な形で型があり、非常に多くのフレームワークがあります。 
これらは便利ですが、当てはめると全て答えが出てくる万能ツールではなく、様々な角度から物事や思考を整理するツールであることを理解すべきです。

2.「目的の明確化」と「目的の見える化」をする。
フレームワークで有名なのは、「SWOT分析」ですが、SWOT分析は目的がないまま作ると、強みが弱みにもなります。例えば、国内販路強化が目的であれば、国内各地にネットワークがあることは強みにもなります。一方、海外での新市場開拓を目的とすると、国内ネットワークは強みではなくなります。これは目的を明確化しないまま、SWOT分析をしてしまうと、このような事がおきます。さらに、手段が目的化してしまうと行動が成果に繋がらない原因にもなります。
また、目的が常に見えていないと、SWOT分析などのフレームワークを元にした議論が目的から外れた意見になって、枝葉の議論にパワーを使ったり、議論が迷走する要因にもなったりします。
これらのことからも、目的の明確化と目的の見える化は重要です。

3,フレームワークを使う目的を自分自身が納得し、腹落ちさせる。
私はパワポなどで、フレームワークを説明する際には、「何が目的で何を整理し、何が知りたいので、このフレームワークを使いました」とフレームワークを記載したパワポスライドの見出しにこのフレーズを記載することや、説明することを心がけています。
これが自分自身の中で納得(腹落ち)してないと聞いている側の納得感がうすれます。また、次の資料で伝えたいことへの繋がりや一貫性が弱くなります。

最後に
フレームワークは便利ですが、目的がないまま使うと迷走する元にもなります。フレームワークを使うときは以下を意識しましょう。
「目的は何で、何を整理して、何が知りたいから、このフレームワークを使うのか。」


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