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FRACTAの提供する One by One の最も大きな特徴

私たちが提供するOne by One は、プロジェクト単位での業務委託契約や、顧問契約のようなものと比較されることがあります。
One by One は、私たちが今まで多くのECとブランディングの様々なフェーズで関わらせていただいた中で、お客様が本当に望むリターンとはなんなのかを徹底的に考え抜いた結果、生み出されたサービスです。

その結果、業務委託契約と顧問契約両方の良いところと、それらを組み合わせた全く新しい価値を提供することができるようになりました。
それは、「ブランドを共に立ち上げ、共に育てる。お客様側にナレッジを積み上げ、お客様が自走できるようにする。そのための仕組み作りから提供する」ことでした。

既存の契約形態の限界

ブランド立ち上げにおいても実は、EC立ち上げと同じ問題を抱えていました。

1.そのプロジェクトに携わっていた担当者しかわからない
2.再現性がない。協力会社の手を離れると途端に破綻する
3.外部に委託していたため社内でわかる人間がいない

問題はこの3点でした。
これらの問題がなぜ発生するのか。それは「業務委託契約」という契約形態の限界が影響しているのではないかと私たちは考えました。

業務委託契約のケース

まず、ビジネスの取引上、業務委託契約というものは名前の通り「業務委託」を行う契約なので、委託された側はその内容を契約通りに履行することが求められます。特別なノウハウをもって、ブランドのクリエイティブ作りや、ECサイト構築を委託され実行する。そしてそれらのノウハウは基本的には共有されません。それはビジネスの特性上致し方ないと思います。
結果的に制作物は完成、納品されるものの、それらを再び作り上げる(場合によっては微調整を行う)には、再度業務委託を行う必要が往々にしてあります。
つまり、ナレッジやノウハウが蓄積されず、いつまでもコストの最適化がされない事態が発生します。これは事業戦略を立てる上ではネガティブなポイントになり得ます。

顧問契約のケース

一方で顧問契約の場合は、その顧問が持つ様々なナレッジを社内に提供してくれますが、実際の稼働は社内のリソースを使うか外部に委託(再委託)することが多く、そのコントロールには一定のリソースかコストを消費しなければなりません。そのため、新規事業立ち上げや、期限が決まっている中でのプロジェクト垂直立ち上げなどを行う際には予測が立てづらく、余程資本や人的リソースに余裕がないと難しいと言えます。

顧問と委託先がある程度繋がりをもっていれば、コミュニケーションコストは下がるのでシームレスな連携が可能ですが、ここの繋がりが悪いとトラブルの元になります。逆に繋がりが強すぎると、今度は相見積もりなどが取りづらくコストの正当性が社内に説明しづらくなります。

One by One の場合

そこで私たちは、業務委託契約と顧問契約の良いところどりのサービスが生み出せないかを考えました。
その中で、弊社のこれまでのプロジェクトで特にうまくいった(もちろん完璧にではなく、課題もありつつも)ものには特徴があることがわかりました。

プロジェクトの立ち上げ期には、まずプロジェクト設計を行うプランナーやディレクターが必要になりますし、実制作に入ればアートディレクター、デザイナー、エンジニア、コーダーが必要になります。併せてブランド理解やテクノロジー理解を社内やチームに浸透させるためのディレクションも必要です。うまくいったプロジェクトはそれらをフェーズに併せて組み替えることによって、プロジェクトチームとお客様が「ナレッジやノウハウを共有し、蓄積する」「再現性のある仕組みを一緒に組み立てる」「時にリソースを一気に使い、垂直立ち上げをする必要があればそのメンバーをアサインする」といった行動を実現していました。
これこそがOne by Oneで提供したいサービスそのものでした。

プラスワンの教育サービス

そしてFRACTAが創業期から続けているサービスの一つに「教育」があります。他ブランディングエージェンシーや制作会社にはないユニークな部門で、主にお客様の社内スタッフに対して、ブランディングの基本的な考え方やITリテラシーを土台に、現場レベルからブランドを考え、デジタルトランスフォーメーションが推進、実行できる人材を育成することを目的としています。
デジタルネイティブであり、かつイテレーティブにブランドを考え続けられる人材を生み出すこと。これも私たちの重要なミッションの一部と考え、One by Oneの重要な要素として組み込もうと考えました。「教育」によって、以下のような従来のブランドの課題をすべて解決することを目指しています。

1.そのプロジェクトに携わっていた担当者しかわからない
2.再現性がない。協力会社の手を離れると途端に破綻する
3.外部に委託していたため社内でわかる人間がいない

必要な時に必要な分を。ブランディング・アズ・ア・サービス

この経験とノウハウを分解、再構成し、更にITの世界ではごく当たり前となった「クラウド」の概念を、ブランドやECの世界に取り込みながら実現したサービスが、このOne by Oneです。
このサービスは我々が掲げる「ブランディング・アズ・ア・サービス」を体現しているサービスと言えます。
私たちは、買い物を楽しくしたい。もっともっと多くのブランドが誕生し、お客様に感動や喜びを伝えてもらいたい。そのお手伝いをしたいというものが行動理念です。つまり、成功ブランドを増やしていかなければなりません。
少しでも多くのブランドが成功するように、我々のナレッジやノウハウを惜しみなく伝えることこそが、理念を叶えるために必要不可欠だと思っています。