私の00smusic#8
#71 Godgrudge by Polly Paulusma
イギリスのシンガーソングライター。フォーキーで暗いトーンの内省的な内容ではありますが、少しずつ前向きに捉えていく過程と元々持ってる包み込むような優しい雰囲気に救われていくような感覚が好きで、よく聴き返すアルバム。
#72 They by Jem
ウェールズ出身のミュージシャン。聴いた当時、自身でラップトップを使ったモバイルスタジオを作成して、こんなセンスの良くて、格好良いトラックが出来ちゃうのかと、伝統的なやり方ではない、時代の流れを感じてしまったものですが。
#73 White Flag by Dido
エミネムの曲スタンの中で、彼女の歌がサンプリングに使われてたイメージではあったんですけど、00年代のイギリスで最も売れた歌姫として、認知されています。確かに、初めてスタンを聴いた時、彼女は誰なんだ?ってなりましたもんね。
#74 Smile by Lilly Allen
最初、MySpaceでバズって、自身の奔放な発言も手伝って、時の人になったイメージ。音楽は聴いてると引き込まれて、どんどんクセになっていくようなハイセンスな刺激と魅力、親しみやすさで、00年代を代表する高性能ポップミュージック。
#75 Concrete Sky by Beth Orton
イギリスのシンガーソングライター。フォークとエレクトロを掛け合わせて、彼女の情感のこもった歌声が乗るという感じなんですが、とにかくボーカルが良くて、聴かされる。評価されてるんだろうけど、もっと全然売れてていいよなあ。
#76 She Really Want You by Aimee Mann
一人のボクサーを主人公にしたコンセプト作品。多分ストーリーの雰囲気もそうだろうし、全体的に70年代を背景にしたような音作りで、ヴィンテージのギターサウンドが味わい深く、それだけで酔えちゃう感じ。ソロがエロい。
#77 Fallin' for You by Colbie Caillat
カリフォルニア・マリブ生まれ、お父さんがフリーウッドマックの噂などを手掛けた著名なレコーディングエンジニア、プロデューサーだそうで。本人は、MySpaceから有名になって、メジャー契約後のシングルヒットで、デビューアルバムもアメリカでダブルプラチナムに。ジェイソン・ムラーズとのデュエット曲では、グラミー賞で受賞している。
#78 The Greatest by Cat Power
キャットパワーの7作目にして、初の全曲オリジナルアルバムだったそう。アメリカ南部のルーツミュージックに接近していて、その情感をゆったり楽しめる、贅沢な作品。
#79 Why Do You Let Me Stay Here? by She & Him
女優ゾウイ・デシャネルとSSWのM.ワードとのデュオ。古き良きオールディーズをモチーフにした音楽を、まんま現代に響かせる心地好さみたいなのがあって、また彼女の歌声がチャーミングに響くのがたまらなく良い。
#80 1234 by Faist
カナダ人ミュージシャン。この曲は、当時iPod nanoのコマーシャルソングでした。アルバムのリマインダーは、フォークやバロックポップ/ロック的なところがありつつ、この年代の最高レベルのボーカルアルバムなんじゃないかと。名盤の一枚。