銀行に審査もしてもらえずに門前払いされたという住宅ローン相談
住宅ローン審査の生命線
今週は本当に相談が多い週でした。借り換えあり、建売での住宅ローン相談あり、審査が通らないというお悩み相談ありです。
特に審査が通らないというのはマイホームに夢を持っている夫婦の夢を奪うものなのでその苦しみ、悲しみは理解できます。できる限りの住宅ローン審査の知恵でなんかと叶えたいところです。
その中で今回の相談は不動産屋さんを経由して住宅ローン審査をしたけど通らなかったというものでした。審査が通らなかったので諦めようとしたそうです。
しかしここで審査を通しておかないと次の審査が怖くてできなくなるということで相談に踏み切ったとのことです。
内容を見ると異動情報はないのですがなぜ審査が通らなかったかはすぐにわかりました。『これなら別に銀行で通るのでは』というものだったので他の銀行に行ってもらいました
結果は門前払い
次の銀行の結果はなんと審査すらしてもらえずに門前払いでした。1つ銀行で断られたら無理ではと内容を考えようともせずに否決以前のものでした。この結果はお客様を絶望に陥れるには充分なものでした。
がっかりですよね
しかし内容的にも金額的にもリカバリー可能な内容でしたので審査は通るはず。お客様にはこう言って励ましました
『大丈夫!絶対に審査は通るから』
住宅ローン審査で大事なのは何か?それは35年間支払えるかどうかです。しかし35年間の占いなんて誰もできません。では何を持って35年間お客様が支払いできるのかを見るのか。
勤務先はどこか
勤務年数は何年か
給料はいくらか
この収入の基本がしっかりしているかどうかが1番大事なことです。今回のお客様はこのあたりに全く問題ありませんでした。そして貯蓄もそれ相応にお持ちでした。
なぜ銀行員は門前払いをしたのか
ここまでで2つの銀行にお断りされていましたがあと2つは予想通りに通りました。次にいった銀行の担当者は『審査が通るように協力します』とまでいってくれました。
このようにいかにして銀行員に協力してもらうか。この辺りが審査が通らない案件ではとても重要なんです。それには銀行員の事情にも理解することが大事です。
こう言ってもらえるような資料やセリフのノウハウの提供を当オフィスではしています。
どんなに金利が低くても、どんなに団信がよくてもマイホームは住宅ローンが通らなかければ購入できないのです。つまり住宅ローンの知識で1番大事なのは審査ということなのです。
こういった『当たり前』の常識よりもいかにして売れるかという売るためだけに偏った金融知識が多いのが現実です。なのでこの住宅ローン審査の知識はブルーオーシャン化しているわけです。
保険や不動産を売るセリフや知識も大事ですが本来のFPの基本であるお客様に夢をお待たせしない知識はもっと大事ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
こういった住宅ローンの審査の常識、知識を勉強したい方は住宅ローン講座を開催しておりお話ししています。ご希望の方はぜひどうぞ