#056_国内ETFと米国ETFの違いを知ろう!
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#056_国内ETFと米国ETFの違いを知ろう!
前回のラジオでは、投資信託とETFの違いをお話ししました。
もうひとつの混乱ポイントとして、
「ETF」の中にも、国内のETFと海外のETF、特に米国ETFが存在する点があげられます。
私がまだ投資を始めたばかりのころは、
米国株投資家たちの会話の中で、
「VTI」だの「VYM」だの「QQQ」だの「SPXL」だの
なんか知らないアルファベットが飛び交っているのを眺めながら、
さっぱり分からない・・・
とんでもない世界に飛び込んでしまったな💦
なんて思っていたものでした。
そこで、ゆるっと国内ETFと米国ETFの違いをチェックしておきましょう!
国内ETFと米国ETFの違いは、上場されている取引所の違いです。
東京証券取引所に上場しているのが、国内ETF
米国の取引所に上場しているのが、米国ETF
という区分けですね。
つまり、
日本時間に、日本円で投資ができるか
米国の時間に合わせて、米ドルで投資をする道を選ぶか
この違いだとお考え下さい!
当然、分配金が出る場合も、
国内ETFなら日本円で、米国ETFなら米ドルで支払われます。
ちなみに、日本から見て米国株式市場が空いている時間は、
サマータイム(米国夏時間)の時期だと、22:30~翌5:00
標準時間(米国冬時間)の時期だと、23:30~翌6:00となっています。
夜更かし・・・というか、下手すれば徹夜になりそうな時間ですね💦
上手に指値を使って取引をしないと、睡眠不足で倒れてしまいそうです。
米国ETFの最大のメリットは、コストが安いこと。
例えば、
米国株のメジャーな指数であるS&P500に投資をするタイプのものなら、
米国ETF:VOO 経費率 0.03%
国内ETF:iシェアーズ S&P500 米国株 ETF【1655】 信託報酬 0.066%
投資信託:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 信託報酬 0.09372%
このような違いがあります。
米国は価格競争が激しいので、国内ETFよりも低率に設定されていることがほとんどです。
ただし、米国ETFに投資をする場合には、日本円を米ドルに変えてから購入することになります。
為替手数料もかかりますので、そのあたりも含めて比較する必要があります。
とはいえ、メジャーなネット証券であれば、だいたい低コストで取引ができますね。
もう1つ、日本と米国では、税制も異なります。
分配金を受け取る場合には、まず米国内で税率10%が源泉徴収されて、
差し引かれた後の金額に対して、国内で税率20.315%の源泉徴収が行われます。
これだと二重に課税されてしまっている状態なので、
確定申告をすることで、取り戻すことができます。
ただし、自分が納めた所得税から還付される仕組みなので、
所得税自体が少ないと全額が戻ってこないケースもあるので要注意です。
昔は、国内ETFや投資信託の信託報酬が圧倒的に高かったのですが、
今はもろもろの手間を考えると、
気にならないレベルの差になってきています。
メジャーな指数に投資をするだけなら、
無理して米国ETFを使わなくても良い時代になりました。
その代わり、米国ETFは、業種別のETFなど種類が豊富です。
為替を見ながらドル転をする、ポートフォリオを自分好みにカスタマイズするなど、工夫をしながら投資をしたい方には向いていますよ!
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