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#077_相続対策って、お金持ちだけの問題なの?

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#077_相続対策って、お金持ちだけの問題なの?

これからしばらくは、「相続」にまつわるお話しをしていきたいと思います。

そんなのお金持ちだけの話でしょ、私には関係ない!!!

そう思った方、とっても危険です(笑)
なぜなら、遺産相続でもめる金額のラインは、5,000万円以下が圧倒的に多いからです。

家庭裁判所のデータを見てみると、
2020年の遺産相続トラブルのうち、調停成立や審判言い渡しになったものは、合計5,807件あったのですが、

1,000万円以下の割合が2,017件で、約35%
5,000万円以下が2,492件で、約43%
実に8割近くは、5,000万円以下の相続におけるトラブルなんですね。

ちなみに、5,000万円超から1億円以下のラインになった途端に
655件、約11%まで下がります。
対策をしている人が増えてきているということもあるでしょうが、
なかなか衝撃的な数字ですよね。


つまり、ごくごく普通のご家庭こそ、しっかりと相続のツボを押さえて、
家族間で方針を決めておくべきだ!ということになります。

少ないみたいにいうけれど、5,000万円もあるなら大丈夫では?と思うかもしれませんね。
ただ、現金はほとんどなく、「自宅不動産のような分けにくい資産だけ」というパターンも含まれるということは、忘れてはいけません。

例えば、
実家を誰か1人が相続して住み続けると、「代償金」が発生するケースがあります。
しかし、相続する人には「代償金」を支払う経済力がない・・・というケースも少なくありません。

その他にも、再婚などの事情により相続関係が複雑になっているとか、兄弟の仲が絶望的に悪いとか、誰か1人が介護を続けていて負担割合が違う場合などは、話がまとまりにくくなります。

それなら、遺言書があったら安心かというと・・・そう上手くは行きません。

誰か1人の相続分が多かったり、
本来なら相続人にはならない人が含まれている場合などは、
遺言書があったことによって、
割を食った親族との間で揉めることもあるんです。

要は、家族関係が良く、生前からしっかりと話し合っていて、
皆が納得する形で相続のルールを決めていれば、トラブルにならなくて済むというお話しですね。

簡単なことではないかもしれませんが、
早いうちからしっかりと、
タブー視しないでお金の話をしておくことは、とても大事なんですよ!

#マネ活 #長期投資 #資産形成 #ライフプラン #お金としあわせ
#相続 #相続対策 #争続


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