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CFP合格

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CFP®になるためには、何をどのように学習すべきか。 特に重要なポイントがどこなのか、解説しています。
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#CFP勉強

CFP®試験2023年第2回・振り返り

 2023年11月12日と19日に、CFP®資格審査試験が実施されました。受験されたみなさん、お疲れさまでした。課目によってはかなり難易度が上がったようにも感じます。一方で、過去問にてしっかり学びを繰り返していれば、十分に合格圏に入れる出題構成だったとも言えます。  さて、これまで通り、私なりの「回答した感想」に触れます。以下、各課目の感想です。 金融資産運用 これまでと同様に、専門的な知識や行動な計算能力が求められています。しかし、前回(2023年第1回試験)のような”

CFP®試験(2023年第1回)の合格ライン

 CFP®2023年6月試験を受験された方、本当にお疲れ様でした。  また、テキストをお買い求め頂いた方、講座を受講頂いた方からの合格メッセージ、ありがとうございます。皆さんからの御礼メッセージに励まされております。  7月19日に発表された合格ラインですが、以下の通りです。全課目を通して、近年稀に見る、難易度の高い出題でした。  資格審査試験ですから、深く詳細な知識が求められるのは言うまでもありません。ただし、実施回によって合格ラインが大きく変動するのはいかがなものか

CFP®試験2023年第1回・振り返り

 2023年6月11日、18日に、CFP®資格審査試験が実施されました。受験されたみなさん、お疲れさまでした。これまで同様、私なりの「回答してみた感想」に少し触れたいと思っています。  前回、2022年11月試験であまりに難題ばかりだった分野では難易度が下がり、その逆で、久しぶりに難題が登場した分野もありました。  以下、各課目の感想です。 金融資産運用 相変わらず、出題者の趣味と人生観にしたがって出題されている印象があります。細かいところまで理解したうえで、さぁ計算で

CFP®試験に必ず合格したいあなたへ。

 多くの方に購読いただきありがとうございます。以前より掲載の「CFP®試験に必ず合格したいあなたへ」の記事について、 複数の記事で重複がある 解答解説が、いま(2023年5月)では法令等に基づき変更されている 分かりにくい部分がある などの理由で、各記事(下記の6件)を改定いたしました。  CFP®資格は、合格してからも知識の更新が必要です。毎年、多くの事柄が変更になったり、翌年以降の改正(予定)事項などを理解しておかないと、クライアントさまの資金計画が大きく狂って

CFP®試験(2022年第2回・第2日程)の出題分析

 2022年11月20日(日)に、CFP®試験(第2日程)が行われました。前記事に続き「出題傾向」「難易度」「時事問題」など、後半3課目について、回答して難易度を確認しました。 リスクと保険▶詳細分析記事  商品知識や経理処理など、定番の問題が続く一方で、例えば ・公的年金や個人年金に係る雑所得 ・長期平準定期の経理処理 ・圧縮記帳 などは、細かい知識が必要、あるいは注意点の理解が必要で苦戦したのではないかと思います。全体的には標準的な出題でしたが、回答順序を決めていた人

CFP®試験(2022年第2回・第1日程)の出題分析

 2022年11月13日(日)に、CFP®試験(第1日程)が行われました。「出題傾向」「難易度」「時事問題」など。さっそく回答して難易度を確認しました。 金融資産運用▶詳細分析記事  全体的として、これまで通り「難しい課目」との印象がありました。一方で、債券に関する出題は、もはや出題者の趣味で出題しているとしか思えないほど、どうでも良い「文章読解力」「数学解答力」を問うものでした。今後の改善を求めます。  外貨建て商品については、相変わらずのマニアックな出題でした。ここ

【CFP®試験】2021年11月試験の合格ラインが公表されました。

きょう、2021年12月22日の午前中、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会において、11月に実施した試験の合格ラインが公表されました。 合格ラインと感想金融 2021年 第1回 28問 第2回27問 2020年 第1回 中止 第2回 29問 2019年 第1回 27問 第2回 27問 2018年 第1回 27問 第2回 29問 2017年 第1回 29問 第2回 29問 過去の出題から、やや時間のかかるものと、定番問題が半々くらい。難易度はさまざまですが、過

CFP®になろう!2021年第2回試験を分析(後半)

11月21日の試験(第2日程)の3課目を分析し、出題内容を振り返ります。後半第2日程は、リスク、タックス、相続です。どれも定番の計算問題が多い課目ですが、今回はさて...。 リスクと保険  従来からの定番問題(とくに「時間のかかる資料読み取り」、保険金受取りに関する計算問題)の出題が減りました。一方、コンサルティングに関する知識・法令についての出題は基本的な事項として必須事項です。また相変わらず、資料の読み取り問題にはかなりの時間が必要なので、「時間配分」「回答順」を決めて

CFP®になろう!2021年第2回試験を分析

 11月14日の試験(第1日程)の3課目を分析し、出題内容を振り返ります。  2020年第1回試験が中止となり、出題傾向の把握が難しくなりましたが、それ以降の開催により徐々に傾向がわかってきました。 ❶金融資産運用設計  毎回、難易度が最も高い(合格点が低い)課目です。2020年の景気・経済については、世界中が混乱したため、動向(データ)に関する出題が回避されてきました。さて今回は。 ≪時事問題≫  資料については2020年までの動向変化、資料は2021年前半のものでした

CFP®試験(タックス)に合格したいあなたへ

▼改定記事はこちら ・CFP®試験(タックス)に必ず合格したいあなたへ(2022年改訂版) ・2022年6月 試験直前対策  6課目の中で最も難易度が低い課目です。合格点が高くなります。  出題の大半は所得税に関するもので、サラリーマンはもちろん、個人事業主が知っておきたい内容が網羅されています。所得税の計算の仕組みを知っていることは節税につながり、家族経営している事業主なら、配偶者やその他家族への報酬の体系も大切な節税要素となります。  その他、消費税や住民税など、日

CFP®試験(リスクと保険)に合格したいあなたへ

▼改定記事はこちら ・CFP®試験(リスクと保険)に必ず合格したいあなたへ(2022年改訂版) ・2022年6月 試験直前対策 6つの課目の中では、標準的な難易度の課目です。 生命保険に関しては、資料の読み取り力と商品の特徴を問われるのが定番です。生命保険商品の知識は、日常生活で十分役に立つ内容と言えます。また、試験後半の出題は損害保険に関する出題です。その中心は自動車保険や火災保険ですが、ほかにも賠償責任保険など、知っておきたい商品を学ぶことができます。 生命保険、損

CFP®試験(ライフプラン)に合格したいあなたへ

▼改定記事はこちら ・CFP®試験(ライフプラン)に必ず合格したいあなたへ(2022年改訂版) ・2022年6月 試験直前対策 人生の3大資金、社会保険(年金・健康保険・介護保険)、労働保険(労災保険・雇用保険)、各種ローンに関する知識や、FP相談業務に関することなど、出題範囲が広いのが特徴です。どの項目もライフプランを考えるとき、とても役に立つ内容ばかりです。知っているのと知らないのとでは、格段に資金繰りに差が生じます。 そのため、試験では出題範囲が広く、年が変わるたび

CFP®試験(不動産)に合格したいあなたへ

▼改定記事はこちら ・CFP®試験(不動産)に必ず合格したいあなたへ(2022年改訂版) ・2022年6月 試験直前対策 不動産は、金融に次いで専門的な知識が問われます。多くの法律についての理解が必要な課目です。住宅を取得したことがある人や、賃貸業など経験のある人にとっては有利な課目と言えます。 計算問題は定番の出題が大きく6例出題されます。これらが実務で役立つかと問われると、計算は必要ありませんが「ルールを知っていること」強みになることは間違いありません。 2022年

CFP®試験(金融)に合格したいあなたへ

▼改定記事はこちら ・CFP®試験(金融)に必ず合格したいあなたへ(2022年改訂版) ・2022年6月 直前対策 CFP試験6課目で最も難易度の高い(合格点が低い)のが金融で、専門的な知識が問われます。また、普段から使用している電卓で構いませんから、機能をしっかり活用することも必要です。とくにメモリー機能や、GTなどはしっかり利用できるようにしたいところです。 2022年11月試験向け 受験対策講座 オンラインにて開催決定! 受験対策テキスト 最新版 どんな出題か●