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作詞🫧

泡の中をくぐって
弾けたみたいに夢から覚めて
窓は雨模様
ビニールに伝う流星群を眺めながら
願うのはいつも君の名前

君がばら撒いた破片が
至る所に散らばってる
キラキラ眩しい
瞬いて君が名前を呼んでる気がする

その声で息吹く季節の中
花の色も僕らの思い通り
目を閉じても君が見える
それがこんなにも鮮やかだなんて

星のないこの街で
密かな道路の脇は
鮮やかなツツジが灯り
君と一緒に歩けたらもっと嬉しい
春が君を待ってたみたいに香りが満ちて
君は巡る季節の申し子
僕が待っていた春も君なんだ

超能力者みたい
声を聞くだけで疲れがとれる
それなら僕はバグになって
きみの悪い夢ぜんぶ食べてあげたい
君の心が次の季節に移っても構わない
新しい季節が暖かく君を迎えてくれるなら
目を閉じた時
遠くから見つける星でありたい

僕は君という風によって運ばれる雲さ
もっともっと大きくなって
背中に君を乗せて行きたい
その瞳は遠い宇宙の名残り
光にあたると小さな惑星
淵をなぞっていたら深く落っこちて
そのまま周りを漂う衛星になりたい

鏡みたいな街
雨の日はもっと輝いて見える
僕がなんにでもなれてしまう
君は超能力者みたい

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