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「俺たちは決して屈しない」BQ映画の名シーン、名セリフ 〜お楽しみはココだけだ〜『スウィング・オブ・ザ・デッド The Battery』

「俺たちは決して屈しない」
二人の元プロ野球選手がゾンビ禍の終末世界を放浪するロードムービー。熱い友情と暴走、悪ふざけで生存ギリギリの世界を突っ走る二人。ああ、これはあの『傷だらけの天使』の空気。アクティブキャラで元キャッチャーのベンはオサム、ネガティブキャラで元ピッチャーのミッキーはアキラ。全編を流れるフォークロック調の曲もこの空気にぴったり。空き家で片手にウイスキー、片手に拳銃を持ちながら、ヘッドフォンつけた(ショーケン!)ベンが歌うのはRock Plaza Centralの「Anthem For The Already Defeated」。「どれだけ時間がかかろうと、俺たちは何度でも立ち上がる。俺たちは決して屈しない。奴らが俺たちの腕から拳を切り落としても、血をふりまきケツを振ろう。」最高!「When we dance, we dance together Under the moon and under the weather」「But no matter how longs it takes us.We will not be defeated!」俺たちは決して屈しない。

スイングオブデッド1

「もし、脱出できたらお前の頭をブチ抜きにいく」
無線のやりとりを続けていた女アニーと遭遇するも、手ひどい裏切りに合うベンとミッキー。逃げ込んだバンは圧倒的なゾンビに囲まれる。絶望的な状況の中、ベンは硬式ボールをバラしながら、誰も聞いていないかもしれない無線に語りかける、「アニー。もし、脱出できたらお前の頭をブチ抜きにいく」と。ラストシーンも『傷天』の最終回風。さすがにジェレミー・ガードナー監督が『傷天』見ているわけはないけれど。原題の『The Battery』は野球用語と、蓄電池(エネルギー)を意味している。日本語タイトルとジャッケットから内容は全く伝わらない……ゴルフのゾンビ映画かと思ってた。さておき、このバッテリーの二人、キャッチボールのボールの伸び、バットスウィング、足さばき、間違いなくかなりな野球経験者。ところで、けっして屈しない“あたしたち”には、『サンズ・オブ・ザ・デッド』がおすすめ。これもゾンビサバイバルロードームービー、この女子は生理中でも決して屈しない。

スイングオブデッド2


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