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ユニバース

オリンピックでも非難や批判のことばが多い世の中ですが、そういう表現が必要な時もあるのでしょう。
いちいち言わなくていい言葉をたたきつける側にも背景・原因や理由があるので、それをどうしていきましょうか?ということも必要だと思いました。

そのコミュニティや職場、学校になじめなくて、あるいは嫌がらせやハラスメント、犯罪の被害やDVなどから、長期間周囲との接触が持てないか、逆に避けられて疎外感の中にいた人には、指導の言葉自体がきつい表現に聞こえることもあります。

それが長期に及び、本来就職して収入や社会的な何かを得ていったり、結婚や育児をしていったり、地域に貢献する活動をしたり、という時間が持てなかった人たちが、私を含めて大量にいます。

ほとんどが孤独で社会から孤立しています。

地域の精神保健センターや、福祉の相談窓口、自助グループかちPICAという、ゆるい受け入れ口にさえ入るのをためらって、ずっとチラシだけ見ていた、と言う方もいます。

就業に困難を抱えていたり、人付き合いに困難を抱えている、自暴自棄な生活や、未来の予定が立たない状況、あるいは犯罪か犯罪すれすれのことをしているなど、様々な状況の方がいます。

自分を大事に思う気持ちが育ってこなかったこと、自分で運命を切り開いていけず、自分はここにいても安全だと思える気持ちがないまま今に至っています。

親が世間体を気にして存在を隠すこともあったり、私みたいに病気を知人に言うと暴言を受けたり疎遠にされたり、あるいは近所の人にひそひそ言われるのが嫌で、ますますひきこもる、ということもあります。

(年次がこの数年のバラバラのデータです、参考まで)
ひきこもりの推計146万人、だそうですが、15歳から64歳の労働可能人口が6900万人ほど、総人口が1億2400万人超、65歳以上人口が3622万人、75歳以上人口が2007万人と。
住民税非課税の世帯が、23.3%。

みなさんすでに感じられているように、地域で何かしようとしても青年世代がいなくてマンパワーで困ったり、仕事で人手が足りないけど求人しても人が来ない、とか。

こういう人口や経済上のことと、じわじわあちこちで起きている災害の後遺症や、インフラのメンテナンスの負担、国際的な問題などいろいろが重なって、これまでとは違う思い切った対応が必要になってきているのを、私たち自身が覚悟しなくてはいけないな、ということだと思います。

今後、税収は減りますし、福祉だけでその人の人生が完結していては、社会の税収が上がりませんし地域のパワーはすでに足りてません。
行政や助成をする団体も、市民活動やボランティアを頼りますが、活動できる方が少なくなっていったり高齢化していたり、そもそも活動の前に自分の生活が成り立ってない人が増えています。

無駄なハコもの建てたり、意味がないのに高額を投じた博覧会などをやるよりは、その金額で今、就業が困難な18~60歳ぐらいまでを手厚く支援して働けるようにしたり、各企業や地域コミュニティなどでも、多少問題があるひとも受け入れたり、どうしたらいいのか話を聞いていく必要があります。
未来への投資だと思います。

佐賀でもいろんなところで、そういった試みがなされています。
わたしたちは将来を考えて行動できる生物でもあります。

政府の予測(既出PDF資料)

https://www.mlit.go.jp/common/000135838.pdf

ユニバース25

https://data.wingarc.com/universe25-68324/amp


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