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#1 バレエってどこで生まれてどう広がった??

最初に読んでほしいこと

こんにちは、ただのバレエ好きのクリエイターのあゆみです。

このnoteでは、
ただのバレエ好きの私が、
バレエ好きの方々のためにバレエの話を書き綴っていきます。

まずは、バレエを語るには外せない「歴史」から。

歴史と聞いて、「難しそうだから読むのやめよ〜」ってリターンしようとしているそこのあなた!!


その気持ちめっちゃわかります。笑


私も最初はそうでした。
世界史が本当に苦手だった私は、カタカナが並ぶだけで目が回りそうになるぐらい😵

しかし、少し見始めてみたらあっという間に次から次へ本を読み漁っていたのです。
歴史背景を見てみたらムフフと笑いたくなるような面白いことから、
ホロっと涙が出そうになる悲しいことまで盛りだくさんでした。

そして、私が更新していくnoteさえ見ていただければ、
バレエ教室でのレッスンや、舞台鑑賞の時に、もう一つ新たな視点で楽しめるようになること間違いなしです!!!!


歴史、バレエ作品解説、ダンサー・振付家の紹介など色々記事にしていきますのでぜひお楽しみに☺️✨

ここまで読んで、興味が一ミリも湧かなかった方は、ここでリターンしていただいて大丈夫です。



それではスタート!!




バレエはどこで生まれて、どのように広がっていったのか…
それは


⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩


イタリアで生まれ、フランスで開花し、ロシアで成熟した


はい、ズバリこれが答えだと言われています。

この先バレエの歴史を細かくみていきますが、この一言で言い表せてしまいます。
これだけ聞くとなんだか簡単なように聞こえてきませんか??


🇮🇹イタリアで生まれ(16世紀ごろ)

バレエの起こりは、イタリアのルネサンス期だと言われています。
この時は、宮邸での「社交術」の一つで、礼儀作法がベースになっていました。


🇫🇷フランスで開花し(16世紀中ごろ〜)


イタリアで生まれたバレエは、イタリアの大富豪の娘のカトリーヌ・ド・メディシスがフランスのアンリ2世に嫁ぐと共に、フランスに伝えられました。

バレエの他に

  • 美味しいお菓子・料理

  • 洗練された礼儀・作法

も同時にイタリアからフランスに伝えられました。
(カトリーヌはお菓子やアイスクリーム職人、料理人を伴ってお嫁入りしたと言われています。
それ以前のフランス宮廷では、手づかみで食事していたのだとか…笑)

バレエがフランスに伝えられてからは「宮廷バレエ」と呼ばれるようになり、
つまり、貴族のたしなみになったのです!!

フランスでバレエが人気になった立役者として
ルイ14
があげられます。

「太陽王」ルイ14世(https://blog.coruri.info/entry/2019/08/20/165755から引用)


フランスの宮廷バレエを話すときに、彼のことはくわーしく紹介しますが、

彼がいなければ、

  • バレエの5つのポジション

  • パレオペラ座バレエ団・バレエ学校

は生まれてなかったと言えますし、
なんならここまでバレエは広がってなかったとも言えます。

バレエが大好きだったルイ14世は、
バレエを続けるための体系化
II
今のバレエの基礎づくり
に、とにかくお金と時間をかけたのです。

彼のおかげで私たちは今もなおバレエを楽しめてるので感謝感謝。。。



バレエの5つのポジション(https://personalballet.com/academy/post-3201 より引用)


🇷🇺ロシアで成熟した(19世紀後半〜)

バレエの中心地がロシアに移動し始めたのは19世紀の中頃〜後半と言われています。

フランスにバレエが伝わってから3世紀経ってることから、フランスでのバレエの盛り上がりはすごかったことがイメージしていただけるでしょうか?

フランス→ロシアに中心が移動した理由はたっくさんあり(しかも人間臭くて面白い)のですが、
全部あげると長くなるので、いくつか絞ってあげます。

  1. スターダンサーが現れた!(マリー・タリオーニ、ファニー・エルスラーなど)

  2. 貴族などのお金持ちのお客さんに多額のチケットを販売した(特典として、ダンサーたちの準備部屋などを購入者に開放)

  3. 当時のお客は男性ばかりで、2.の特典によりダンサーと間近で交流できるようになり、お気に入りのダンサーを見つけては親交を深め、パトロンのような存在になる


などの理由から、バレエダンサーは女性ばかりが増え、男性役でさえも女性が踊るようになってしまいました。
秩序はどこへやら・・・笑
(子供達に人気なバレエ作品の「コッペリア」のフランツ役でさえも女性が踊ることもしばしば。)

男性ダンサーとしてはたまったもんじゃないですよね!!

マリー・タリオーニ(https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sylphide_-Marie_Taglioni_-1832_-2.jpg より引用)




そんなこんなで、フランスでのバレエは娼館と化して行ったため、廃れていってしまい、ロシアに中心が移っていったのでした。


なぜロシアなのかに関しては、
当時フランスで活躍していた男性ダンサーがロシア人だったということも挙げられると思います。(例:リュシアン・プティパなど。)


成熟と言われる理由は、
「クラシックバレエが完成したから」
と言えると思います。


Keyword
としては、

  • チャイコフスキー3大バレエ(『眠れる森の美女』、『くるみ割り人形』、『白鳥の湖』)

  • バレエ・リュス

この辺です。


この辺に関しては、
もうね、面白すぎて話したいことがいっぱいあります。笑


順番に記事を書いていくので、もう少々お待ちくださーい!

まとめ

改めて、
バレエは イタリアで生まれ、フランスで開花し、ロシアで成熟した。

ぜひ、今日はこれだけ覚えて帰ってください。笑

なぜ、私が「クラシックバレエは〜」ではなく、「バレエは〜」という表記にしたかというと、
バレエには歴史上いくつか種類があり、それをまとめて表記したかったので、こういう形にしました。


次回の記事から歴史のもう少し深掘りとか、作品の解説とか始めていこうと思います〜!!


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