あゆみ "ただのバレエ好きによるバレエ好きの方のためのバレエの話"

ただのバレエ好きです。 3歳からクラシックバレエを始めて早20年以上経ってしまいました…

あゆみ "ただのバレエ好きによるバレエ好きの方のためのバレエの話"

ただのバレエ好きです。 3歳からクラシックバレエを始めて早20年以上経ってしまいました。 たまーに舞台に立たせていただきながらクリエイター/プロデューサーなどをやらせていただいたりしてます。 バレエをもっと知りたくてバレエ史の勉強始めました。

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#1 バレエってどこで生まれてどう広がった??

最初に読んでほしいこと こんにちは、ただのバレエ好きのクリエイターのあゆみです。 このnoteでは、 ただのバレエ好きの私が、 バレエ好きの方々のためにバレエの話を書き綴っていきます。 まずは、バレエを語るには外せない「歴史」から。 歴史と聞いて、「難しそうだから読むのやめよ〜」ってリターンしようとしているそこのあなた!! その気持ちめっちゃわかります。笑 私も最初はそうでした。 世界史が本当に苦手だった私は、カタカナが並ぶだけで目が回りそうになるぐらい😵 しかし

    • 上演台本は〇〇代わりに書かれた!?!?【『ジゼル』作品解剖①】

      こんにちは。 また少し日が空いてしまいました💦 書きたいことはいっぱいあるんだけど、なかなかまとまらず… マイペースに少しずつ書き進めていきます。 さて、今日はジゼルの作品解剖をしていきたいと思います。 ラ・シルフィードの時は、あらすじとか書いたんだけど、あらすじはもうすでに分かりやすく書いてくださっている方がたくさんいるので、そちらを参照させていただき、 私はその方々が書いていない内容を書いていこうかなと思ってます。 今回触れていくのは、『ジゼル』の着想から初演を迎え

      • 情緒あふれるオデットに感動【東京シティ・バレエ団『白鳥の湖』を見て】

        こんにちは。 ただのバレエ好きのあゆみです。 久しぶりの投稿になってしまいました💦 前回の投稿は、「NHKバレエの饗宴」を見た感想だったのですが、 今回は、同日のバレエの饗宴の終演後すぐ見た 東京シティ・バレエ団の『白鳥の湖』 の感想をメモがわりに残してみます。 すでに、見てから1週間半が経ってしまってるので 覚えている範囲内で書いていきます。 それでは、スタート!! 全体的な感想・オデット/オディール:佐々晴香(ノルウェー国立バレエ団プリンシパル) ・ジークフリート

        • パ・ド・カトルが大優勝だった件について【NHKバレエの饗宴】

          こんにちは。 ただのバレエ好きのあゆみです。 昨日、NHKバレエの饗宴を見てきて、 色々感想とか書き残しておきたいので、 今日はいつもとちょっと趣向を変えてやってみます。 (同日に東京シティバレエ団の『白鳥の湖』を見ましたが、長くなりすぎるのでそれはまた今度あげることにします。) 今日書くのは、 あくまで、全て個人の感想であり、私の直感とか見方による偏見も所々入っております。笑 ダンサーや作品を貶したり、誹謗中傷したりするつもりは全くありません。 リスペクトを込めて書かせ

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        • バレエ作品解説
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        • Ballet history ~歴史って難しそうだよね~
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          イギリスのロマンティックバレエとその立役者

          こんにちは。 ただのバレエ好きのあゆみです。 今日は台風が近づいているからか、 湿度が高く、ジメジメしています。 とはいえ、明日は待ちに待った「バレエの饗宴」があるのですごく楽しみ!! 天気なんとかもってくれるといいなぁ。 ちなみに、「バレエの饗宴」の演目の一つである『パ・ド・カトル』の作品紹介は 前回のnoteで公開しましたのでよければそちらもご覧ください 今回のnoteは、前回のnoteで紹介した『パ・ド・カトル』の振付者の ジュール・ペローが活躍した国のロマンテ

          抽象バレエの魁 『パ・ド・カトル』

          こんにちは! ただのバレエ好きのあゆみです。 毎回のように書いてますが、 今日も暑いですねぇ。 さて、今日は世界初のストーリーのないバレエとして有名な 『パ・ド・カトル』 について話していきます。 なぜ、ストーリーのない作品を作ったのか? なぜ今も踊り続けられているのか? などなど一緒に探ってみましょう☺️ それでは、スタート!! ◆作品概要基本情報 作品名:『パ・ド・カトル』全1幕 初演:1845年7月12日@ロンドン・ハーマジェスティーズ劇場 音楽:チェザ

          ファンを白熱させたマリーのライバル

          こんにちは。 ただのバレエ好きのあゆみです。 今日からまた夏っぽい気候に戻るらしいです。 早速暑さにわたしはやられております💦笑 今週末は、待ちに待った「バレエの饗宴」 そこまでに『パ・ド・カトル』の作品紹介終わらせられるようにっていうのが今週の目標です! さてさて、 皆さんに、ライバルはいますか?? マーケティングや戦略的にも使われる「ライバル」という存在ですが、 それはロマンティックバレエの時代も例外ではありませんでした。 以前のノートで紹介した、マリー・タリオ

          舞台袖は娼館がわりだった!?【ロマンティックバレエ】

          こんにちは。 ただのバレエ好きのあゆみです。 今日も割と涼しめで過ごしやすい感じする! この気温と湿度が続けば気持ちよく過ごせるんだけどなぁ… かく言う私は秋→冬の 寒くなり始めてコートとマフラーが必要になってくる時期が大好きなので、 早くその季節になることを望んでます。笑 さて、皆さんは、 バレエ と聞くとどんなイメージを持つでしょうか?? 現代を生きる皆さんが持つイメージ と ロマンティックバレエ時代を生きた方が持っていたイメージ とでは全く違うものがありました。

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          忘れられていた原作。それなのに今日も愛される作品になった理由とは?? 『ラ・シルフィード』

          こんにちは。 ただのバレエ好きのあゆみです。 昨日の雷、突然の豪雨、みなさんは大丈夫でしたか?? 私は、自転車乗ってた時に見事に豪雨にやられました。 Tシャツもズボンもびしゃびしゃでした💦笑 風邪引かなくてよかった。 今年の夏は、結構わがまま気候というか、 そんな日々が続いている気がします。 さて、前回のnoteでは、 『ラ・シルフィード』のあらすじと見どころ紹介 をしました。 割とボリュームたっぷりの内容になっておりますのでよければご覧ください☺️ 今日は、現在も

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          『ラ・シルフィード』 現存する最古のバレエ作品

          こんにちは。 ただのバレエ好きのあゆみです。 毎日暑いと言ってますが、 今日は一段と暑い。 外に出ると熱波に体全体が包まれる感じがします。笑 みなさん、どうぞご自愛ください! (ちょっと日本語変だけど伝われ〜) さてさて、 前回のnoteからロマンティックバレエの時代に突入しました。 今回のnoteは 『ラ・シルフィード』というバレエ作品を紹介します。 前回のnoteに登場した3人目のマリーがこのお話では大活躍するので、 もしよければ読んでみてください☺️ まずはじ

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          ロマンティックバレエの幕開け ~3人のマリー③~

          こんにちは。 ただのバレエ好きのあゆみです。 今日も暑すぎ。湿度高すぎ。 the日本の夏っていう気候が続いてますね。 さて、 前回のnoteで宮廷バレエの時代を一旦終えて、今日からロマンティックバレエの時代に突入していきます!! ロマンティックバレエって何ー? って方は、こちら↓の記事を見てみてください〜 それではスタート!! ロマンティックバレエの始まりはオペラ?? ロマンティック・チュチュの登場 この時代、バレエは「オペラ=バレエ」と呼ばれ、 オペラの作品の

          革命がバレエにもたらした変化【宮廷バレエ】

          こんにちは。ただのバレエ好きのあゆみです。 (昨日と同様に投稿が夜になってしまいました💦) 今日触れるのは、 宮廷バレエ→ロマンティックバレエ への移り変わりのところ。 やっと宮廷バレエを終えられそうです。笑 今までの復習を含めながら今日は進めてみようと思います。 それぞれのパートに関連する今までのnoteも都度貼りますので、 もっと詳しく知りたい方は見てみてください☺️ それではスタート!! ■宮廷バレエの復習 イタリアの令嬢、カトリーヌ・ド・メディシスが フラン

          シューズを投げ出し、薄い生地のドレスで踊り出したマリー ~3人のマリー②~

          こんにちは。 (というか今日はもう夜になってしまったのでこんばんは。) あゆみです。 今日は暑すぎて、溶けそうです 太陽さんがんばりすぎです。 さてさて、 まもなく宮廷バレエの時代が終わりの方に差し掛かってきております! そして、前回から「3人のマリー」にフォーカスを当てております。 今回は2人目のマリーを紹介します。 どんな性格で、どんな特徴のあるマリーなのでしょうか…! それではスタート!! 旅芸人の一家に生まれたマリー 2人目のマリーとして紹介するのは マリ

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          史上初の衣装改革を起こしたスターダンサー 〜3人のマリー①〜

          こんにちは。あゆみです。 前回のnoteで、 ルイ14世がダンサー引退したとともに、 「”職業”ダンサーが誕生した」と書きました。 今回もその続きから行くので、 前回の記事を読んでから今日の記事を読んでいただくとよりわかりやすいかと思います! それではスタート!! スターダンサーの誕生 前回のnoteで登場した、 世界初の女性ダンサー ラ・フォンテーヌ が活躍した時代からちょっと後の18世紀のお話。 この時代に、3人の女性バレエダンサーが誕生しました。 名前は3

          史上初の衣装改革を起こしたスターダンサー 〜3人のマリー①〜

          職業ダンサーの誕生 〜ルイ14世の引退後〜

          こんにちは。あゆみです🩰 今回の話も、前回の記事から続いてる内容なので、 まだ読んでいない方は、 そちらを読んでいただいてから今日のnoteを読んでいただくと わかりやすいかと思います!! 今日は、バレエの体系化を進めたルイ14世のおかげで誕生した ”職業”ダンサーの誕生 について書いてみたいと思います。 それではスタート!! ルイ14世が舞台をおりた後 1670年、 歳をとり、太ってしまったルイ14世はこの歳を最後に、舞台を引退しました。 王が踊らなくなる  I

          バレエはなぜフランス語?? ~ルイ14世の功績~

          こんにちは! ただのバレエ好きのあゆみです。 前回の記事で、ルイ14世とバレエの関係に触れました。 まだ読んでない方は、そちらを読んでから今日の記事を読んでいただいた方がわかりやすいかと思います☺️ さて、今日は、 ルイ14世のバレエ界の功績 を書いてみたいと思います。 これを読めば、タイトルにある通り 「なぜバレエがフランス語なのか」 を紐解くヒントが見つかると思うのでお楽しみに~ それではスタート!! ルイ14世のバレエ界の功績彼が国王をしていた72年間で、 バ