受け身

受け身な会社員です

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ライヴや飲み会などが終わった後、会場や店の前で皆が輪になってわいわいしている中に入っていけない。もちろん、演者の人たちに話しかける勇気もなく、離れたところでいつも小さくなっている。 中には、遠巻きに眺めているところに声をかけてくれる人もいるが、そのチャンスは滅多に訪れない。自分も高揚しているのでヘラヘラしてやり過ごすこともできるが、ひとりヘラヘラしていると気持ち悪い、あいつは友だちもいないのに何を待ってるんだ、気持ち悪い、帰ってママのお乳でもしゃぶっときなと石を投げられそう

    • サイババでも何でも良い。わたしの神様はどこ。

      • なりたくない

        自分は母親になりたくないんだな、と思う。自分は、自分のことだけを考えていたいらしい。子どもが欲しい、と思ったことがない。マッチングアプリのプロフィール欄に「子どもが欲しいか」という項目があるが、あれはどういうつもりなんだろう。全員おもんないので、2022年はアプリを開いていない。酒も煙草も競馬も競艇もやったらええがな。 元日、母の家に行った。実家はなくなったので母の家とは言うが馴染みのない他所の家である。母は昨年定年退職してからハローワークでパート先を探すものの結局再就職す

        • 気づいたら

          なんとなく夏で、透明少女、かつてそうだったかもしれない自分の心と身体は泥沼にずぼっとはまったまま抜けずにいる。 大きい家や高い車は持ってないけど、身の丈に合ったところで特に不自由なく暮らしているはずなのに、なんでこんなに辛く悲しく寂しいのだろう。泣きながら目を覚ました日、どんな夢を見ていたのだろう。なんだかとても寂しい思いをしていた気がする。気づいたらもう素敵な夢も見られなくなった。

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          大陸

          またひとりになってしまった。ひとりでいることには慣れているけれど、ひとりになるその時はとても寂しい。もう思わせぶりなのはやめてくださいよ。プレゼントを渡したことも、早く忘れないと。じんましんが広がっていく。ぶつぶつがぶくぶくして、繋がって、赤い大陸になっていく。

          こわいもの

          会社の後輩の結婚式に招待された。結婚式をするのは聞いていたが、いっしょに働いて2年も経っておらず、自分が呼ばれるとはまったく考えていなかった。祝儀袋、ワンピース、靴などを買った。 披露宴では後輩の子の同級生らしき人たちのビデオメッセージが流れていた。出てくる女の人は皆もれなく隣に子どもを連れていた。コレが幸せです!と言い聞かされているようで、それがとてもこわかった。最低な先輩だが、祝う気持ちはほとんど湧かないままだ。 最近はショッピングモールに行くのがこわい。そこで見る母

          こわいもの

          サイゼリヤ

          急に食べたくなったミラノ風ドリアを食べていた。ぼーっと、ドリンクバーでジュースを入れている男の人を見つめる。仕切りの向こう側にいる、2家族がいっしょになってるプチ団体客のひとりっぽい。女の子がその男の人のもとに走ってきた。その子の父親なのだろうか。男の人は、どこか険しい顔をしながらジュースを手にテーブルへと戻る。 土曜の夕方、ひとり気ままにサイゼリヤにいるわたしと、家族とサイゼリヤにいる男の人。やっと仕事が休みの、土曜日の午後。わたしだったら、家族と過ごすのは退屈だろうな思

          サイゼリヤ

          終わってる

          夜風呂に入る、ができなくなってしまった。終わってる。歯を磨いて化粧だけ落として寝て、4時に起きて朝風呂。駄目なルーティーン。最悪。もう治らないのだろうか。少し良い化粧水を買った。それを風呂上がりに塗って眠りたい、ちゃんと夜風呂に入れるようにがんばろうとか思ったのに。 もうすぐ戦争が始まるで、そう教えてくれた人はひとりで死にたくないと言った。わたしと同じだ。わたしも、と言った。あれから何も話していない。そして戦争は始まった。 眠るわたしにそっと布団をかけてくれた人。あなたも

          終わってる

          戦争が始まってしまった。友人が、見たくないものは見なくていい、と昔言っていた。

          戦争が始まってしまった。友人が、見たくないものは見なくていい、と昔言っていた。

          iPhoneの充電がとんでもなく早くなくなる。仕事中はほとんど触らないのに家に帰る頃には半分くらい。そこから触り始めるとすぐに7%とか。外出すると、電車内で触る時間が長いので目的地に着く頃には瀕死になってしまう。来週東京に行くし買い替えよ、とネットで来店予約をした。 最新機種がどれなのかも知らないまま店に入る。こういうの疎くて、と話すと自分より歳下の男性店員は愛想笑いをしながら何やら説明をしてくれる。よくわからないけど、たいして金額が変わらないようなので一番新しいらしいiP

          白い息

          信号待ちをしていると隣に散歩中の柴犬がやってきた。わたしは柴犬、特に赤毛の柴犬を見るのが好きだ。柴犬はハァハァと白い息を吐いて、青信号になった途端に飼い主を引っ張って走り出す。可愛くて、ほっとした。 大晦日に寝転んで書いてそのまま下書きにしてたのが残っていた。 うだうだしていたらもう大晦日。連日意識を失うように寝てしまい、朝風呂が続いている。さっぱり疲れはとれない。 この1年とても疲れた。心身とも調子が悪く、外出=疲労。平日や日曜の夜にライヴを観に行くのが難しかった。疲

          気づいてほしい

          わたしってそんなに魅力ないかな。誰か、素敵なわたしに気づいてよ。背伸びして、足をつってる、こんなわたしでよかったら。

          気づいてほしい

          うとうと

          何か打とうとするんだけど、うとうとして打てない。考えても進まない。ベッドに入ると気を失ったみたいにすぐ眠ってしまう。よくわからない下書きがいくつも残っている。 最近考えているのは、ひとりで生きていかなければならないということ。重たいものも自分で持って、高いところのものも自分でとる。強くならないといけない。ひとりで笑い、ひとりで泣く。自転車ごと風に煽られている場合ではない。

          うとうと

          昨日何かしら打ってそのまま寝ていた。年が明けて夜も明ける。

          昨日何かしら打ってそのまま寝ていた。年が明けて夜も明ける。

          2年

          暗い話を書く。いらないだろうけどお裾分け。 毎日、死にたい、と思っている。慢性的な病のように。この気持ちが加速したのは2年前だ。 祖父が亡くなる間際、幼い頃のわたしが父に虐待されていた、という話をした。2年前、はじめてそれを聞いてからずっと、ずーっと死にたいと思っている。 わたしが父を、顔も、何も覚えてないのに「怖い」「気持ち悪い」と感じているのも、この話を聞いて合点がいってしまった。離婚した理由を母は話さないが、こういうことなら話しにくいのは察した。わたしは、父も母も

          夜の散歩をしていたら月が綺麗で、月で暮らせたら誰にも何も言われないのに、って考えてたら泣きそうになった。月を見上げる、涙がこぼれないように。

          夜の散歩をしていたら月が綺麗で、月で暮らせたら誰にも何も言われないのに、って考えてたら泣きそうになった。月を見上げる、涙がこぼれないように。