白い息

信号待ちをしていると隣に散歩中の柴犬がやってきた。わたしは柴犬、特に赤毛の柴犬を見るのが好きだ。柴犬はハァハァと白い息を吐いて、青信号になった途端に飼い主を引っ張って走り出す。可愛くて、ほっとした。


大晦日に寝転んで書いてそのまま下書きにしてたのが残っていた。


うだうだしていたらもう大晦日。連日意識を失うように寝てしまい、朝風呂が続いている。さっぱり疲れはとれない。

この1年とても疲れた。心身とも調子が悪く、外出=疲労。平日や日曜の夜にライヴを観に行くのが難しかった。疲れて自分が使い物にならなくなる。今日は大丈夫、と出かけたところで帰る頃にはぐったりと疲れ果て、なぜか涙が込み上げ、駅のホームで電車に轢かれようとか考えたりもした。痛いからやっぱりやめようと、痛くない死ぬ方法を検索したけど参考になるものは見つからない。運転中、このままハンドルを切らずに突っ込んだら、とか、疲れてそんなことばかり考えて、結局、何もできなかった。

単純なので、そんなことを考えながら次の瞬間には平然と過ごしていたりする。部屋の収納をやりかえて、より快適な暮らしを目指す。脱毛に通って、風呂での剃毛時間を削ぎ落とす。誰に見られるわけでもないけど、自分が良ければ良い。

年末の休みを利用して少しまとまったお金を定期貯金にした。かつて金融機関に勤めていて、その時にこんな粗品誰が喜ぶんや、と思っていた粗品を今回は自分がもらって嬉しかった。ティッシュ、洗剤、タオル。粗品にしてはなかなか豪勢で、金利の何千倍も価値がある。


これ以上特に書くことはなかった。また、外に出づらい日々が始まるのだろうか。去年はどんなだったか、疲れて思い出せない。

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