見出し画像

インターンシップ体験記

2022年8月、静岡市女性会館へ4日間インターンシップに来てくれた高校生の体験記です。女性会館主催講座「Z世代のための生理フェス」の準備・運営に携わってくれました。

**********

【一日目】

今日は「Z世代のための生理フェス」の準備をしました。

私は初めてのインターンシップだったので少し緊張していましたが、大学生の方や女性会館の方が温かく接してくださり、とても楽しかったです。
イベントの概要や、礼儀を少し教えていただき、高校生ながら社会の厳しさを知ることができたので良い経験になりました。
その後は、当日の行動を円滑に進めるためにロールプレイングをしました。
生理について話し合うことは初めてだったのですが、自分が思う以上に悩みや相談事がでできました。その悩みを共有することで「自分だけではない」と知ることができ安心しました。また、自分が何気なくやっていることが悩みの解決策になっていることもあり、新しい発見もありました。
意見を否定されない話し合いは初めてだったので居心地がよかったです。
話したりないくらい話題が尽きませんでした。
そして普段、困ることなく生理用品を使えていることは「あたりまえ」ではなく、幸せなことだと知ることができ、ありがたみを持って大切に使おうと思いました。
生理用品もたくさんの種類がありますが、中でもデザイン性に優れたものが多く存在し、ナプキンでもオシャレできることに時代の変化を感じました。
今日は生理についてたくさんのことを教えていただいたので、次回はもっと積極的に自分から行動したいと思います。

【二日目】

今日は生理用品をバインダーに貼る作業をしました。

どれもシュールでなかでもタンポンは標本みたいになってしまいました。 どうしたら生理用品の個性を活かした見やすい展示ができるのかを考え、両面テープを駆使して何とか見やすいように作ることができました。    当日の資料をまとめる時に、大学生の方々と協力してしっかりやり終えることができました。                          今回も大学生から学ぶことはとても多く、細かい気配りができていたり、場にあった敬語が即座に出てきていたりと、学ぶところがたくさんありました。前回と今回で大人の社会に触れることで相手に好印象を与える接し方なども身を持って感じることができました。最後に当日の流れの確認をしました。全てが初めての経験なので適切に行動できるのかが心配ですが全力で頑張りたいと思います!

【イベント当日】

今日は「Z世代のための生理フェス!」の当日でした。

第一部では、イベントが始まりファシリテーターをやったのですが、話し合いを円滑に進めるために全員が話せる話題で場の雰囲気を和らげることが難しかったです。                           先生のお話では、同じ女の人であってもひとりひとり性格が違うように生理も違うということが改めてわかりました。自分の生理は軽いからきっと相手も軽いだろうと思わずに、女性男性関係なく相手を尊重することが生きていくうえで大切だということがわかりました。

第二部では鈴木りゆかさんのお話を拝聴させていただきました。     生理の貧困については経済的なことだと思っていましたが、海外と日本の定義づけの違いを知り、日本は遅れていると感じました。         その一方で日本には生理休暇というものが存在することも初めて知りました。でも実際、生理休暇をとれている人はすくないことも現状でありもっと生理が恥ずかしいものではなく女性にとって重要な問題であることを社会が知っていく必要があると思いました。                   りゆかさんのお話の中で、「突然生理がきたとき、保健室まで行って戻ってくると授業が始まっているときがある」という話が印象的でした。    遅れてしまうのは当たり前だと思っていたが、それは当たり前ということではないと知りました。                        生理休暇が取りにくい現状も、「遅れてすいません」という一言から始まる授業も、社会が男性が健康で過ごせるという無意識のルールのもとで生活していることになるのかもしれないと考えさせられる講演でした。

第三部では生理用品の紹介でした。見たことのない商品がたくさんあり、新しい気づきもあり、新鮮でした。吸収ショーツは初めて見るものだったので謎の緊張がありましたが、お話を聞くにつれて安心して履くことができそうです。

【最終日四日目】

図書コーナーでの仕事の手伝いとお勧めの本についてプレゼンしました。図書コーナーではジェンダーについての新聞の切り抜きをすると、自分が思っている以上にジェンダーの記事があり時代の変化を感じました。     本選びと記事のデザインを自由に行うことができたのでとても楽しかったです。それぞれの本を読んで学んだことも多く、ジェンダー視点から読むとまた違った思いが出てきたので勉強になりました。               四日間を通して礼儀から、人とのかかわり方も、たくさんのことを学びました。学校にいるだけでは感じることのできない思いや、経験を積むことができました。学校ではプレゼンをする機会がなかったのでこれからもっと上手になりたいと思いました。                             至らない点も多く、たくさんの方にサポートしていただいき、このインターンを有意義なものにすることができました。この経験を生かしてこれから夢に向かって邁進したいと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?