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脳腫瘍になって【闘病日記】

ご覧頂きありがとうございます。

fortune@相談系youtuber(@fortuneyoutube1)と申します。

私は『脳腫瘍』になり、先日無事に手術を終え、現在も入院しています。

読んでくださった皆様には、

私がどういう経緯で脳腫瘍になったのか?

どういう経緯で脳腫瘍を気づけたのか?

どういう経緯で脳腫瘍を治療することができたのか?

についてお話ししたいとおもいます。

少しでもお役に立てば幸いです。


結論から申し上げると最後まで諦めなかったことが結果に繋がったと思います。

まず、背景から説明します。

私は、会社員でパソコンを使った業務 がメインの仕事をしています。

脳の違和感に気付いたのは今から3年前になります。

・パソコンの画面が歪んで見える。

・頭が痛い。目が疲れる。視野が狭い。

・休み中も若干ふらつくときがある。

友人や会社の仲間に相談してみたところ、

『働きすぎによる過労じゃない?』とか

『季節の変わり目によくある偏頭痛じゃない?』等

私も同意見だったので、特に問題ないと過信し放置していました。

しかし3年前のある日、頭痛とかめまいが酷く、会社にいけないくらいの日がありました。

その日に近所の「脳神経外科」にかかり、受診しました。

その場で頭痛等の症状を医師に伝えると、「CTスキャン」の検査を行いました。

結果は「脳に白く映る影が小さくあるものの問題ないね」と医師に言われました。

小さな影?

…今思えばその場でもっと自分も知識をつけておけば掘り下げて質問できたのですが、

「それはあっても平気なものですか?」レベルの質問しか私はできませんでした。

『これは誰にでもある脳に水がたまる現象ですので、痛みに起因するものではないです』と医師に回答されました。

そうなんだ…と思いながらも、「ですが痛みは続いてるんですが…」と医師に聞いたところ、

『強めに出る偏頭痛と思われます。また、日頃のストレスが強くなってくると頭痛として作用してくるので心療内科を紹介しましょうか?』と言われました。

このまま物理的な痛みが、心療内科によって精神的な鬱によるものと診断された場合、会社に通えなくなったり今後の生活に支障をきたてしまうと私は判断し、その紹介を断りました。

ここまでが3年前に気づけた"きっかけ"の話です。

しかし進展としては何もなく、痛みやめまいと闘ってきました。

業務多忙や生活の変化も重なって、中々他の病院を受診する時間と体力がありませんでした。

そこから3年後、

さらに頭痛とめまいが酷くなってきました。

改めて、同じく近所の脳神経外科に診てもらうと

『これは…3年前に見た影が大きくなっています。』

至急大きな病院でMRI検査を受けましょうと言われ、紹介状を書いてもらいました。

MRIの結果、

『これは脳腫瘍です。』

3年間痛みを抱えていた原因がやっと明らかになりました。

しかし、医師は続けます。

『ですが、正確に言うと脳に付随した組織からなる腫瘍ではないように見える』

私は理解ができませんでした。

脳にあるから脳腫瘍なのでは?

どうやらそうではありませんでした。

検査を進めていくと、

脳神経外科が主体というよりも、

耳鼻咽喉科が主体となる、部位に相当するとのことでした。

それから私は各病院の耳鼻咽喉科を巡り、診察、検査を受けました。

ところが、

『CTやMRIでは、腫瘍の正確な病状を特定することができません。』と各病院の医師から回答がありました。

「じゃあ、どうすればわかるのですか?」私が問います。すると、

『耳の後ろを削いで、聴覚神経を通りながら腫瘍の組織をとってくるしかない』と1つの病院の医師は言いました。

えっ?

『そのリスクとしては、耳が聴こえなくなること、バランス感覚が失われることは避けられないでしょう。』と簡単に言われてしまいました。

私は愕然としました。

そんな大きな腫瘍が脳にあって、しかも何の腫瘍を判断するだけでも、聴覚を失うなんて…。

医師の診断を聞いて絶望が走りました。

正直70,80歳で聴覚を失うことと20,30歳で聴覚を失うことは人生における影響のレベルが違いすぎるからです。

このままでは諦められないので、セカンドオピニオンとして別の病院の医師にも話を聞きに行きました。

すると、

『もうひとつの方法としては、頭蓋骨をあけて脳神経を通り、腫瘍の組織をとってくる方法がある』とのことでした。

………。

『この方法のリスクとしては脳の髄液が漏れ出ることや脳神経を刺激することで他の器官を麻痺させる可能性が非常に高いことです。』

と念を押された言い方をされました。

そんな……。冷や汗と絶望に襲われました。

耳からの方法、頭蓋骨からの方法と、どちらも信じられないほどリスクが高く、腫瘍の種類によっては両方の医師が共に手術に応じられないほど難易度が高いものと説明されてしまいました。

その後、上記の旨を家族に説明したところ、
家族も絶望的な気持ちとなり、私にかける言葉はありませんでした。

医師が自信がないといった手術を無理やりお願いして、助かる保証があるのか?

リスクが大きすぎるため、

このまま腫瘍を放置するか?

それではさらに肥大して、より脳を圧迫してしまう。

完全に板挟みの状態でした。

この悩みがさらに腫瘍を肥大させているような気持ちになりました。

しかし、

私は諦めず、自ら文献やインターネットを使って近いと思われる症例をひたすら調べました。

すると、一つの大きな大学病院では、
同じ症例に近い手術を

耳からでもなく、

頭蓋骨開頭でもなく、

鼻からの手術での実績を作り上げた。

という記事を見つけました。

早速その病院に連絡し、急いで診察・検査を受けました。

すると、

『今あなたが抱えている腫瘍は鼻からの手術で乗り切れるかも知れない』

と一縷の望みが繋がったのです。

私は安堵から涙しました。

諦めず、頑張って色んな病院で話を聞いて、

それでも諦めず自分でも調べてこの病院にたどり着き、

一番リスクの少ない方法での手術を行えるかもしれないことを。

その後、3ヶ月かけて丁寧に検査し、

手術本番を迎えました。

耳鼻咽喉科か脳神経外科による合同手術でした。

結果は見事成功。

直後の鼻からの出血多量で呼吸困難等はありましたが、

一命をとりとめ、現在快方に向かっています。

何度も申し上げますが、

諦めなくて良かった…。

というのが率直な感想です。

自ら運命を切り開いた感覚から

【生かされた命】だなぁ。

と思っています。

この経験によって生かされたことで、私は次のことを考えました。

・当たり前のように生きているけれど、一瞬一瞬はとても尊いということ

・この瞬間も誰か悩んで、もがいている人がいるということ

・諦めなければ必ずチャンスは巡ってくること

上記に感じた通り、
現在入院中ではありますが、


【悩んでいる人の力になりたい】

という気持ちが強く芽生え、

Twitterアカウント(@fortuneyoutube1)の開設

そしてこのnoteのアカウントを開設し、

行く末はYoutubeアカウントを開設して、

自身の経験を基に、誰かの役に立てるような情報の発信を行っていくことを考えています。

今後も私の活動を応援いただければ幸いです。

長文になりましたが、最後までお読み頂き有難うございます。

引き続き宜しくお願い致します。

fortune@相談系youtuber

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