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私が、頭が働かなくなる副作用の強すぎる薬を飲み続ける訳

 双極性障害の薬は、副作用の強いものだ。
 私が服用しているリーマス錠も、リチウムという有毒な物質を体内に取り込む薬である。
 これを服用すると偏頭痛のようなものに襲われたり、ひらめきがなくなっていったり、物覚えが悪くなったり忘れたり、気力が削がれていったりする。実際に私も、高卒認定試験の勉強をしているが明確に頭の回転が鈍っている感覚がある。それでも私は、薬を飲み続けることを選んでいる。それはなぜだろうか?

 双極性障害という病気が、あまりにも理解されずらい上に、人が私の元から離れていく、社会的にも辛いものであるからだ。

 私は友達や恋人が欲しいし、その人達にわたしの傍で居続けてほしい。

 『薬を飲むな』という意見に、それで本当に治るという根拠があるのならばそうしたい、と返したい。しかし、薬物療法に反対する人間は明確な根拠がないのに、無責任に私に飲むな、と連呼するだけだ。金銭のような何かを無償で私に齎してくれるわけでもない。それならば、私は主治医の意見に従う。
 精神障害の自分の考えの暴走で、私が誰かを傷つけ、だれかが私から離れていくという苦しみを味わうのはもうまっぴらだ。

 一生薬と付き合っていくということは大変な困難である。早死にもすると思う。恋人が欲しいという私の願いも、叶うとは思えない。

 それでもどうにか、自分なりに自分の幸せを見つけて、生きていきたいと思っている。私と同じく精神病に苦しんでいる人達も、私は応援している。

 どうにか幸福を見つけていこう。

 ここまで読んで下さりありがとうございました。


生きることすら辛い世の中です。だからこそ、支援して下さる方々のサポートを、有難く受けとります。