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弱者が強者

 こんばんは。閲覧ありがとうございます。今から書くことは、僕の職場にしか当てはまらないことで、大多数の職場はきちんとしていると願いたいことだ。心の膿をだすためのnoteなので、苦手な方はそっと閉じてください。

 「教員の仕事は大変」とメディアで騒がれ始めたのは、とてもありがたいことだけど、現場はそう簡単には変わらない。それどころか、僕の職場は悪化の一途を辿っている。

 管理職は、働き方改革の一環として、判で押したように定時退勤するよう声がけをする。これが勤勉な教師を苦しめていることを知らずに。

 定時退勤自体は悪いことではない。むしろそうあるべきだと思う。ただ、一部の教員は、仕事をせずに帰ってしまう。そういった教員は、社会不適合者と言っても過言ではない。

 教員は公務員なので、よほどのことがない限り、解雇されることはない。その働きぶりが、社会人失格だったとしても。現に、僕の職場には締切をまったく守らない教員がいる。ベテランと言われる年齢なのだが、締切を守らないせいで、周囲の先生方に迷惑をかける。だが、すいませんの一言で、改善しようとしないのだ。

 こういう場合、管理職に相談する。だが、当該職員に指導はできても、解雇はできない。しかも、強い言葉で責めようものなら、パワハラと言われ、結局は軽い注意に終わる。減給という制度もないのだ。

 結果、仕事もろくにできない教員のフォローを、勤勉な職員が行う。悲しいかな、教員にはお人好しが多すぎる。困った時はお互い様、と引き受けてしまうのだ。

 ではそういう教員はフォローしてくれるのか。してくれるはずがない。定時で帰るのだから、他の教員が困っているなんて知らないのだ。そして僕はそういう教員が先輩だろうが後輩だろうが、かなりの嫌味を込めてこういう。

 「定時で帰れるなんてすごいですね!仕事早くて羨ましいです。」と。

 今日も若手教員が遅くまで残っている。若いのに中核を担い、将来有望な教員だ。一方で、定時で帰る若手教員もいる。管理職に言われた通りに。そして、定時で帰れと、管理職から小言を言われるのは、遅くまで残って、他人の分まで仕事をしている若手職員なのだ。

 頭に来て、その職員に噛みつこうが、指導されるのは僕だ。言い方がキツい、もっと相手を立てた方がいい。クソ喰らえだと思う。仕事しない人間に税金を使っているから、これだから教員はと、非難されても仕方ない。いつまでも教員の立場が上がらないのだと強く思う。

 すぐパワハラとか、多忙だと言って、弱者の立場を利用した者が勝ち。職場でいくら発言権があったとしても、間違いを指摘すると、指摘した側が責められる職場。それが、今の職場。

 弱者が強者なのだが、今は我慢の時なんだと思う。僕の使命は、やる気に満ちてる若手の心が折れないようサポートしてあげることだと思う。どうか、彼らのやる気が消えないよう、策を考えねばならぬ。

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