誤字のゆくえ
おっちょこちょいな友人がいる
今は関東に住んでいるのだが、
なんだか良さげなパッチ(ピップエレキバンみたいなやつ)を郵送で送ってくれたらしい
チーズが苦手な私に毎回新鮮な気持ちで
『このチーズ美味しいよ!』とすすめてくる
隣で会社の研修を受けている時も
落としたシャーペンを拾う時に筆箱を落として中身をぶちまける
福岡在住の時は近所に住んでおり
私が体調不良の時には5〜6種類のおかずをパパッと作って持ってきてくれた
『寝てるかもしれないから608号室のポストに入れといたね!』のメッセージ
当時の私の部屋は606号室である
薬を飲んで寝ていた私はメッセージを見た瞬間飛び起き、慌ててポストまで取りに行った
熱でフラフラだったが、その瞬間だけは熱だと言うことを忘れた
これが火事場の馬鹿力ミニかという体験もさせてくれる友人だ
そして冒頭に戻る
送ってくれたはずのパッチが一向に届かない
とは言え、郵便局も土日は休みになったし
関東〜九州間で思っているより時間がかかるのかもしれないくらいに思っていた
結果から言うとちゃんと届いたのだが
部屋番号がまたもや間違っていた
よく届いたなと思った
先ず届いた部屋の住人の方が『おや?』と思い郵便局に返却してくれたのだろう
そこから、郵便局の人が送り主に戻すことなく『これ、、、部屋番号が違うだけじゃね?』と今年最高の閃きをし
過去のお届け履歴かなんかを調べ私の部屋番号に辿り着いたと
ありやなしやの妄想を繰り広げたが
なんにしろちゃんと届いたのだ
部屋番号間違えてても届くものは届くし
住所や部屋番号があっていても届かないものは届かない
いつもどんな時も私に必要なものが私の手元にあるだけだなと思った
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