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オンラインで雑談?!3名いたらファシリテーションされた場の方がいい

オンラインだと雑談が難しいと言われる。

かといって、ワークショップでもないのに、ファシリテーターに進行してもらうなんて。
発言回数が決まっているなんて、カジュアル感が消えてしまわないか、そんな迷いが消え去った。

講師でもない主催者でもないファシリテーター

あるビジネスの集まりで、初対面の方達と複数回にわたって交流する機会があった。

1回目の集まり後、すかさずファシリテーターをやりましょうか?と手を挙げた。

その意図は、ファシリテーションすると

  • 主催者の目的が達成でき、参加者も有意義な60分間になりそう

  • 初対面同士なので、心理的安全性を高いほうが良い

  • なるべく早く深く本音が話せた方がビジネスの効果が高い


おすすめの冒頭の自己紹介

ということで、こんな自己紹介から始めた。(*リベレーティングストラクチャーのは茶め茶会)

  1.   自己紹介の質問を予め3つ用意する

  2.  1つ目の質問の答えをチャットに書いてもらい、リターンキー(送信)は押さずに待っていてもらう

  3.  ファシリテーターの声がけ「せーの!」で一斉に送信

今回はこの3つの質問を用意:

  1.  お住まいの都道府県

  2.  普段のお仕事

  3.  ミーティング後に手にいれたいもの

問いを作る時のポイントは二つ。
一つは、答えやすいものから聞くこと。
二つめは、ミーティングの参加目的を入れること。


分からないことを徐々に知っていく流れを作る

雑談といっても、ビジネスパーソンが60分を割いてこの場にくるので、何かしら得たいモノがある。

ファシリテーターが流れを設計する時に、今は持っていないけど持って帰りたいものを想像しながら、少しずつそれが場に出てくるよう設計する。

誰がメンバーが分からない (住まい、仕事を共有)
     ↓
何が得られる場なのか分からない (参加目的を共有)
     ↓
誰かと交流したい
     ↓
自分の仕事につながる何かを得たい
     

雑談では話す内容だけでなく心理的状態にも濃淡が出る

話してもらう内容が設計されていない場合、立場や性格によって話す内容がバラバラになってしまう。

例えば、自己紹介をお願いしても、
人生の目標から達成したことをスラスラ話す方もいれば、
名前と住まいと勤務先の会社名を言っておわる方もいる。

実は、このような時に心理的安全性にバラツキが発生する。

たくさん話した方は:「あ〜話し過ぎたかな」という不安になったり、

少ししか話さなかった方は:「緊張して話せかったな」と他人と比較して悔いてしまったりする。

ファシリテーションは心理的安全性を実現できる

ミーティングで実現したい具体的な行動に、”100:100の会議”というコンセプトがある。
(*レゴⓇシリアスプレイⓇメソッドで用いられる表現)

意味は、100%の人が100%参加する、ということ。

その中でも、ファシリテーションで実現できるのが、全員が同じ分量だけ発言すること。

これが実現できるとグンと心理的安全性が高まる。

2人だと、話す分量も比較的バランスをとりやすい。

3人の場合、オンラインだと特に、相手のボディランゲージが見えづらく、雑談の流れが混沌となる。

参加者全員が気持ちよく安心して話せるよう、是非ともファシリテーションをお勧めしたい。

Photo by Pickawood on Unsplash
Photo by Count Chris on Unsplash


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