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デザイナーズブックリスト -candaが選ぶ3冊-

こんにちは!webデザイナーのcandaです。

今回は社内で開催されている「おすすめの本を3冊紹介しよう」という企画に沿って記事を進めていこうと思います。

☆企画趣旨☆
「本」はみなさんにとってどんな存在でしょうか。
表紙が好き、人生のなかで大切にしてきた本…などなど、
様々な想いがそこにはあるかと思います。
今回はフォークのデザイナーたちがそれぞれの視点で3つのお題に沿って
本をご紹介します。さて、どんなブックリストが出来上がるでしょうか。

紹介する3冊のテーマは下記の通り。

  1. デザインが好きな本

  2. 何度も読み返したい、読み返している本

  3. 誰かに薦めたい本、選んであげたい本

恥ずかしながら活字本より漫画が得意なので、手持ちの漫画の中から選定することにしました。家の本棚にある漫画だけでも1000冊は超える中から選んだ3作品です!それではどうぞ  ↓↓↓


01.【一目惚れ】デザインが好きな本"宝石の国"


TVアニメ『宝石の国』公式サイトより画像引用

【ストーリー】
今から遠い未来、かつて存在した生物が、不死の身体をもつ「宝石」になった世界で、月から飛来する謎の敵“月人”と宝石たちとの激しい戦いを描く、強くてもろくて美しいアクションファンタジーコミック。 連載当初より、その独創的な世界観と、個性的で美しい宝石たちの魅力、そして謎に包まれた物語が人気を博し、注目を受けている。

TVアニメ『宝石の国』公式サイト作品紹介より

講談社「アフタヌーン」で連載中、市川春子さん原作のコミックス。アニメ化もされています。

昨今の流行は電子書籍ですが、こちらはぜひ紙で読んでほしい作品。なぜならこの本の表紙、ホログラムが施されていてキラキラするのです…!本屋さんで見かけた時にあまりの綺麗さに、もはやインテリア感覚で手に入れたくなってしまい内容を全く知らぬまま全巻買いしました。

ストーリーを知るとさらにこの表紙が愛おしくなります。「強くてもろくて美しい」と作品紹介にもありますが、作中で登場する宝石たちはみんなそれぞれに個性があって美しく、ただし宝石なので体が欠けたりもします(笑) ダイヤモンドは砕けにくい、など硬度が実際の宝石とリンクしてるのも面白いです。そして砕けた姿もこれまた美しいのです。

とにかく独特の世界観なので正直、漫画といえど作品の理解は難しいです。ですが初めて読んだ時から、宝石たちの関係性や容姿までもが崩れていくことの儚さ、美しさが伝わってきて、読み込めば読み込むほどに沼にハマる作品です。こんなに主人公の容姿が変わる作品は他にないと思います(笑)

#ジャケ買い #ちょっと変わった一冊 #読むほどに沼


02.【私のバイブル】何度も読み返してる本"HER"


コミックシーモア より画像引用

【ストーリー】
10代~30代の、経歴も現在の境遇も性格も異なる5人の女性と1人の男性を主人公に、それぞれが自身の恋愛や人生について思い悩む様をオムニバス形式で描いた作品。

マンガペディア より引用

「このマンガがすごい!2011」の女性部門で首位に輝いた作品(ちなみに同年の男性部門の首位は「進撃の巨人」)。本屋さんで推されていたので気になって買ったのがきっかけです。

もともと人の心情にピックアップしたような作品が好きなのですが、HERは特にその表現が上手だなと思います。「未来が不安だけど何も諦めたくない」とか「仲良くしたいのに嫉妬心もある」とか、このめんどくさく理解し難い女子の心がなんとも絶妙な言葉で表現されてて「そう…これよこの気持ちだよ…」って代弁してくれるような作品です。(そんな女性に振り回される男性目線の話も入っているのが面白い)

1冊で完結 & 全6篇 とサクッと読めるのでちょっと漫画を読み返したいなという気分の時にもってこい、ということで何度も読み返す本として挙げさせていただきました。

#リアルな女子  #人間関係って難しい


03.【プレゼント】誰かに贈りたい本"左利きのエレン"


少年ジャンプ公式サイト 『左ききのエレン』コミックス一覧 より画像引用

【ストーリー】
凡人ながらも何者かになりたい一人の少年の朝倉光一と、繊細すぎるが故に前に踏み出せない天才少女の山岸エレンの出会いから始まる、広告業界とアート業界を舞台にしたクリエイター群像劇。

マンガペディアより引用

「天才になれなかった全ての人へ」…グサっとくるキャッチコピーですね(笑)
代理店のデザイナーが主人公ということで、自分とも遠からずな業界の話なので共感できる場面がとても多いです。クライアントの意向を考えつつA案/B案/折衷案を作るとか、リリースした商品の評判が良くてグッとくるとかわかる。。!ってなります(普通に朝まで寝ずに働いたりする場面とかありますが、弊社ではそんなことはないですよ〜!)

特に好きなのは営業の流川さんのお話です。
本当はコピーライター志望だったのに営業職をする流川の立場が、デザイナーをしたい気持ちがありつつディレクター職だった自分と重なってもどかしい気持ちになりました(笑)  でも「今の仕事を適当にやってるわけじゃないんだろ」「悪いことじゃねーんだから隠すな」「どっちもやりゃいいだろ!」という上司のセリフで私も背中を押されたのを覚えています。

とにかく仕事を好きと言えること、働くことってかっこいいな!と思わせてくれる、クリエイティブな業界にいる全ての人におすすめしたい漫画です。


#心に刺さって辛い  #上司たちがかっこいい




いかがでしたでしょうか。
なるべく「耳にしたことはあるけど読んだことなかった!」くらいの温度感の漫画を狙ってみたのですが実際に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。もし読んだ方がいればぜひ感想を教えてください^^

4009 Designer's Bookでは他のデザイナーさんのおすすめの本やデザイン記事がありますので、ぜひお立ち寄りください◎


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