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当たり前に気をつけようと思った話

こんにちは。
自分が当たり前に思っていることって、全然「当たり前」なんてことはないんだなあと人と話をして思った、Web関連のエピソードを紹介します。

三点リーダーを縦積みにしてびゅーってしたやつ

……ってだけ聞いて、なんのことだと思いますか?
先日スマホで同じWebページを閲覧しながら通話をしていた際、
友人の放った言葉です。

『右上のさ、三点リーダーを縦積みにしてびゅーってしたやつあるでしょ?(そこを押してほしい)

 ←三点リーダー
 ←三点リーダーを縦積みにしたやつ

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そう、ハンバーガーメニューのこと。
≡ ←三点リーダーを縦積みにしてびゅーってしたやつ

「三本線」でもなく、「三点リーダーを縦積みにしてびゅーってしたやつ」。言葉のチョイスが面白くて印象に残りました。(伸ばしたやつでもなく、びゅーってしたやつ……)

そもそも「メニュー」でも伝わるのに、形状での説明。
ってことはさほど「メニュー」として定着していないのか……!とハッとしました。

消えたアラーム

置き時計の電池が切れたのをきっかけに、iPhoneでアラームをセットしたいという機械類が苦手な母。
時間設定をし「ここでオン・オフ切り替えられるからね」と何度かスイッチをタップして説明をしました。

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翌日、寝る前に不安そうな顔でスマホを見せてきて「ここだよね?」とスイッチに指を伸ばした母は、スイッチの○部分をスライド。
それによって隠れていた削除メニューが現れ、
そして、そのまま流れるようにセットした時刻が消えていきました……

なんでタップじゃなくスライドしたの?!と驚いたけれど、スライダーに見えなくもない。ある程度の長さがあれば自分だったらスライドだと思うけど、スイッチのあのデザインでもそう見える人はいるのか~と発見。

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メール受信カウントダウン

これまた何かと新規登録をするたびに不安そうにする母。
「認証コードってやつが届かないの」と言うのでどれどれと画面を覗く。
コードは本当に届いておらず、入力していた電話番号は間違っておらず、調べたところ不具合だった様子。……は、良いとして。

状況説明をしてくれる最中のこと。
こうでしょ?と電話番号を入力し、取得ボタンをタップ。
するとボタンは非活性の状態になりコード再送信が可能になるまでの秒数がカウントダウンし始めた(括弧内の数字)。

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スマホ上に通知は来ておらず、確認するもやはり受信していない。
「おかしいね」と言えば「待って待って、まだカウントしてるから」とブラウザを再度開いた。
「待ってね、あと10秒」と再送信の横の数字がカウントダウンをするのを見つめる。

「……これコードが送られてくるまでの時間じゃないよ?」
「えっ」
えっ!

再送信の横に書いてあるんだから……!
(あとメール受信までのカウントダウンってあまり聞かない……)
でも確かに「再送信まであと○○秒」って書いてある方が親切かも…!


最後に

十数年前の当たり前だった“携帯電話”は「ガラケー」と呼ばれるようになったし、今や90代目前の祖母までLINEで連絡をするぐらい(たまに解読不能な日本語で来るけれど)スマホは多くの人に普及している。
コンビニのテプラだらけになったコーヒーマシンが話題になった時も思ったけれど、見た目の良さに強くとらわれず、自分の当たり前を当たり前だと思わず、ユーザーを意識したデザインをしなければなあと思いました。
言わずもがなではありますが自戒を込めて。

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