セクハラはネタになる？？

先日からネット上を騒がせている、レペゼン地球さん。
セクハラ・パワハラを使った炎上商法をしてたくさんの意見が飛び交っています。
彼らのコンテンツに対して意見する、というより彼らの行動やそれに似た行動から派生してどんなことが起こるかについてそして今回のことで思ったことについて、女子高校生なりに考えてみる記事になっています。

少しだけ今回の騒動について

簡単に少しだけまとめます。
レペゼン地球さんという若い人たちを中心に注目を集めている集団がいます。
彼らのトップでもあるDJ社長さんが、事務所の後輩である女性に対してパワハラをし、後輩の女性がネット上で告発したことで一度炎上しました。
そこでDJ社長さんが坊主頭にして謝罪する動画をあげました。
その後、結果それは後輩の女性も含め行った炎上商法であり、実際にパワハラやセクハラが行われた訳ではないという内容の動画をあげ、さらに炎上しているということです。

セクハラ・パワハラをネタにしたこと

後輩の女性が、セクハラ・パワハラを受けたと告発した時、多くの人が心配をしていました。
同じような経験をした彼女のファンからしたら、自分が好きなアーティストが自分と同じような思いをしたのではと思うだけで心が痛むものです。
そして心底心配してくださるでしょう。

心配してくださった気持ちを無駄にしてしまうことが一番の問題ではなく、ファンやファンでなくても心配してくださった方の中には同じようにパワハラやセクハラを受けていて辛い人、過去に辛い思いをした人がたくさんいたはずです。そんな彼らからしたら、「今自分がされて悩んでいることはレペゼン地球さん達からしたらそれは注目を浴びるための一つの手段でしかなくてネタにできるほど軽いものなのか」と捉えられ、とても傷ついた方がいるでしょう。

Metoo活動などセクハラを告白して楽になったり、トラウマから抜け出すために努力している方がいる中、セクハラ・パワハラをネタとして扱うことは、多くの人への一種のハラスメントだと思いました。

告発しにくくなってしまうのではないか

セクハラやパワハラを受けたとき、誰かに助けてほしいものです。
その状況から抜け出したい、誰かと話して共感してもらいたい。
そう思いつつも、大げさだと言われたり、自分のせいだと言われることが怖くてなかなか告発できないものです。
だからこそ、被害者の方が告発しても大丈夫だと思える環境を作るべきなのです。

それなのに今回の騒動のおかげで、セクハラ・パワハラを告発することは炎上商法として使えると思われてしまいました。
実際に、有名人の方がセクハラやパワハラで悩んでいたらどうするのでしょうか。告発をしたら、自分まで炎上商法なのでは？と言われてしまう。
でも、告発しないと今の状況は変わらない。
そんな風に悩む方が出てきてくるのではないかと思います。

周りの人も問題

私が驚いたのは、周りの人たちの反応です。
もちろん今回の騒動を否定する人もたくさんいましたが、その一方で戦略がすごいだとか、いい意味で裏切られたなど、賞賛する声も多数あり本当にびっくりしました。
賞賛していた人の中には何人ものインフルエンサーも含まれており、こういった周りの反応もきっと多くの人を苦しめただろうなと思います。

私の知り合いでも彼を賞賛している人が何人もいましたが、賞賛した人にはもし仮に自分がセクハラやパワハラを受けたとしても相談はしないなと思いました。

目的のために手段は選ばない

この言葉は、目標を達成するためであればどんなことでもやる。ということですが、手段というのは目的や目標の一部になるのだなと思いました。

この言葉通りに手段を選ばず、手段を間違えた場合結果目標達成ができなくなってしまうことも大いにあり得ると思います。

今回の件でいうのであれば、
レペゼン地球さんたちは活動開始やライブに向けて注目を集めたかったのかもしれませんが、もしかしたら以前からのファンではなかった人たちからもプラスの注目を集めることができたかもしれないのに炎上商法によってそれが嫌なように名前が出てしまって勿体無いなと思います。

手段というのは、目的と全く別のものではありません。

二度とこういったことが起きて欲しくない

影響力のある人は特に、自分たちが発信する情報の内容にもう少し気を使って欲しいです。
今回の騒動は、若い人を中心に人気のアーティストによるものだったのでこれからの社会の当たり前を作っていく若者にこれほどの影響を与えてしまうなんて本当に危ないことだと思います。

自分にされたら嫌なことはしない。
幼稚園児でもわかることが一番大切なことなのだと思います。

炎上商法が悪いといっているのではなく、誰かが悲しんでしまうようなこと傷つけてしまうようなことはよくないということ。

今回の騒動はハラスメントだと思っています。