【鉄印帳】大正と戦争の遺構が残る兵庫県「北条鉄道」沿線めぐり
「北条鉄道」
関西の私鉄として、なんとなく聞いたことはあるけど、よく分からない、乗ったことがない…
そんな人は多いんじゃないかと思います。僕もそうでした。
兵庫県は加西市。スルッとKANSAIや青春18きっぷが使えるわけじゃなく、特段乗りに行く用事もない。しかもちょっと遠い。
関西の鉄道はほぼ網羅したけど、そんなこんなで北条鉄道は1回も乗ったことがありませんでした、、
それが1年間で2回も乗るようになったんだから、改めて鉄印帳ってすごいな~って思います。笑
ということで今回は、北条鉄道と法華口駅の魅力にについて語っていきます。
北条町へはバスが便利!
鉄印帳の記帳駅・北条町駅へのアクセスは、
JR神戸線 加古川駅から加古川線に乗り換えて粟生駅へ
→粟生から北条鉄道線で終点北条町下車
となります。
が、しかし
実はこれだとけっこう遠い。
大阪駅~津山駅行き高速バスの途中に「北条」バス停(もしくは加西行きの「アスティアかさい」)があり、そこから歩くほうが速くて安く、乗り換えなしで快適。
高速道路上の北条バス停から10分ほど歩くと北条町駅に着きます。
ここで先に鉄印帳の記帳を済ませます。
1回目(記帳1社目が北条鉄道でした)がマスコットキャラのプリント版だったので、2回目の今回はスタンプ版と、新しい書家が書いたバージョンを購入。
いやあこっちのほうが断然いいねぇ
右上にチラッと見えているのは信楽高原鐵道です。笑
北条町から法華口へ
さて、ここから列車に乗って法華口駅まで向かいます。
鉄・非鉄関わらず、見どころ満載の駅です!
書くとかなり長くなるので、法華口駅については別記事⬇でしっかり語ることにします。
駅ナカパン屋で自転車を借りる
法華口の駅舎内に、パン工房があります。それだけでもすごいんですが、なんとそこで自転車を借りることができます。
駅レンタサイクル業務も兼任してる、って感じですね。
ということで、ここで電動自転車を借りて沿線&周辺の駅散策に出ます。
飛行場の滑走路跡を走り抜ける
法華口駅から鶉野(うずらの)飛行場跡まで、ハイキングコースが整備されています。
鶉野飛行場は、第二次世界大戦の海軍のパイロット養成のための演習場です。
飛行場までの道のりには、防空壕や爆弾庫などの戦争遺構が点在しています。
恥ずかしながら関西に、兵庫県にこういう場所があることを初めて知りました。。
飛行場ということで、滑走路の跡が残っています。
自転車で走ってみたのですが、ランニングマシンのような進んでも進んでも先に着かない感覚で、改めて飛行機が飛ぶ滑走路の広大さを肌で感じました。
飛行場について、詳しくはリンク記事を参照ください。
長駅・播磨下里駅へ
戦争遺構を見学したのち、周辺の駅巡りに向かいます。滑走路跡から西へ進んだ先の長(おさ)駅へ。
長は法華口と同じく大正時代の駅舎が今も現役で使われています。
ゆっくりとした時間が流れるホームのベンチでしばし休憩。⬇のインスタ(右にスライド)にホームの写真を載せています。
レトロな無人駅で、何も考えずにボーッと過ごすのはなかなか良いものです。
ここからは、田園地帯を線路に沿って進みます。
長→法華口→播磨下里へとペダルを漕ぎます。
播磨下里駅も同様に大正時代からの無人駅。駅名標は、開業時の右書き表記「とさもしまりは」と書かれていた跡もうっすらと見えます。
(⬇右スライドで画像あり)
そんな超レトロな北条鉄道の各駅ですが…実はトイレはすべて洋式水洗ウォシュレットつき。
臭い汚いボットン便所だと駅を利用する気にもなれないですから、このピンポイントの改修は素晴らしいです。
密を避けた関西のお出かけスポットに!
古さと新しさのバランスが実に面白い北条鉄道。穴場の非密のお出かけスポットとして、特に関西に住んでいる人にぜひ訪れてほしいと思います!
━━━━━━━━━━━━
この記事が面白かった!役に立った!という方はスキを押してください。励みになります。
また、Instagramでは週末一人旅の記録を毎日投稿しています。noteには書ききれないネタもあるので、ぜひ一度覗いてみてください。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
いただいたサポートは鉄印の記帳料に充てさせていただきます!