【海外書籍ランキングTop10】#8 今週のアメリカ版Amazon書籍売れ筋ランキング
先週は、ミッチ・アルボムによる神・信仰について疑問を投げかけた新作小説「The Stranger in the Lifeboat」が初登場1位を飾りました。
そして前回はランク外ながら、ビジネス&お金カテゴリーで現在急上昇中の1日12分の投資で集中力を高める、アミシ・ジャー博士の「Peak Mind」をご紹介しました。
さて、今週のランキングはどうなっているでしょうか?
★Amazon.com 週間売上Top10(2021/11/21時点)★
~The Top 10 Most Sold Nonfiction Books of the Week~
1位「Will」
MARK MANSON
(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/440REVIEWS)
☆2週連続ランクイン
俳優、プロデューサー、ミュージシャンとして活躍するウィル・スミスが、成功するまでの過程、自身の不安やトラウマといった人間味あふれる姿をさらけ出した回顧録。
2位「Humans」
BRANDON STANTON
(CUSTOMER REVIEWS:★4.9/15,619REVIEWS)
☆6週連続ランクイン
世界40カ国以上で出会った人々の何百枚もの写真とその物語。ブログ「Humans of New York」の作者ブランドン・スタントンが贈る大陸、国境、言葉の壁を越えた珠玉のインタビュー集。
3位「Atomic Habits」
JAMES CLEAR
(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/55,831REVIEWS)
☆147週連続ランクイン
習慣形成の専門家であるジェームズ・クリアが提唱する、習慣を変えるために必要なツールと戦略。
4位「The Storyteller」
DAVE GROHL
(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/2,796REVIEWS)
☆7週連続ランクイン
伝説的バンド・ニルヴァーナのドラマー、フーファイターズのフロントマンのデイヴ・グロールがゴーストライターを起用せず自らの手で書き綴った自叙伝。
5位「The Body Keeps the Score」
BESSEL VAN DER KOLK, M.D
(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/38,498REVIEWS)
☆52週連続ラインクイン
コルク医学博士による、トラウマを癒すための大胆で新しいパラダイム。
6位「The Dawn of Everything」
David Graeber, David Wengrow
(CUSTOMER REVIEWS:★4.7/72REVIEWS)
☆3週連続ラインクイン
考古学と人類学の研究を基に社会進化に関するこれまでの概念に疑問を投げかけ、人類の過去についての理解を根本的に変える新たな人類史。
7位「Greenlights」
MATTHEW MCCONAUGHEY
(CUSTOMER REVIEWS:★4.7/47,319REVIEWS)
☆56週連続ランクイン
アカデミー賞受賞俳優マシュー・マコノヒーが、自らの日記から見い出した人生をより良く生きるヒント。
8位「The Four Agreements」
DON MIGUEL RUIZ & JANET MILLS
(CUSTOMER REVIEWS:★4.7/68,133REVIEWS)
☆67週ラインクイン
ドン・ミゲル・ルイスによる古代トルテックの智慧に基づく四つの約束。
9位「The President and the Freedom Fighter」
BRIAN KILMEADE
(CUSTOMER REVIEWS:★4.9/227REVIEWS)
☆2週連続ランクイン
アメリカを真に自由な国へと導いたエイブラハム・リンカーンとフレデリック・ダグラスの信念と友情。ベストセラー作家が2人の英雄の知られざるストーリーをドラマチックに描く。
10位「The Subtle Art of Not Giving a F*ck」
Mark Manson
(CUSTOMER REVIEWS:★4.6/57,438REVIEWS)
☆182週連続ラインクイン
「ポジティブなんてクソ食らえ」世界最大級の自己啓発ウェブサイトを運営するマーク・マンソンの貴重な人生を浪費しない5つのロードマップ。
今週注目の1冊
『The Subtle Art of Not Giving a F*ck』
今回は、182週連続ランクインのロングセラー、今週第10位の『The Subtle Art of Not Giving a F*ck』(MARK MANSON)をピックアップ!
The Subtle Art of Not Giving a F*ck
: A Counterintuitive Approach to Living a Good Life
=クソみたいなことを気にしなくなるような小ワザ
:良い人生を送るための直感的アプローチ
NYタイムズベストセラー第1位!
全世界売上1000万部以上のベストセラー!
アマゾンUSで年間もっとも売れた本・第1位!(2017年度)
常識をくつがえす、衝撃のハードボイルド自己啓発書
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何十年もの間、ポジティブシンキングは幸せで豊かな人生の鍵であると
言われ続けてきました。ところが、本書の著者マーク・マンソンは「ポジティブなんてクソ食らえ」と言います。
本書はアメリカ社会に蔓延している甘やかすことですべてを良くしようとする考え方に対するマンソンからの解毒剤です。
・・・・・・
今、僕たちは非現実的なくらいポジティブな期待を求められている――より幸福に、健康に、かしこく、速く、金持ちに、人気者に、生産的になれ……。
しかし、「もっと、もっと」と幸福と満足の蜃気楼を追いかけることに貴重な時間を費やしてはいけない。
人生のカギは・・・
「もっとたくさん」よりも
「もっと少なく」である。
本当に大事なもの、自分自身にとってかけがえのないものだけを選びとる決断が必要なんだ。
僕たちが、なにかの拍子に5分間気分がサイテーになったとする。
その上で、SNSで完璧にハッピーですばらしい生活を送っている知り合いたちの画像を300件も見せつけられたら、誰だって自分にどっかダメなところがあるんじゃないかと思ってしまう。
この「自己嫌悪」が僕たちをトラブルに追い込んでいる。
現代人を不幸に陥れていること……たとえばこんなどうでもいいことを気にしていることだ。
1 他人に「すごい」と認めてもらうこと
2 手っとり早く解決すること
3 「正しさ」を主張すること
4 物質的な成功を収めること
5 「ポジティブ感」を出すこと
6 失敗しないこと
7 安全安心であること
8 完璧であること
正解のない世界で、ひとつだけの正解を出さなければいけないプレッシャーにさらされている。
そして、多くの人々がこれらの価値観を手放そうとしないのは、自分のなかにある「自分だけは違う」という特別意識のためだ。
多かれ少なかれ、この意識は僕たちの人生のジャマをする。
だから、本書が取りあつかうのは、こんなテーマだ。
◎これからの「人の値打ち」を決めるものは何か
◎「他人に認められたい」というアホらしさ
◎「正論」は、僕たちの息の根を止める
◎「ポジティブ信仰」だけでは、そのうち行き詰まる
◎「失敗しないヤツ」ほど薄っぺらい人間はいない
◎「正しい努力」と「ムダな努力」 etc…
世界がやかましく騒ぎ立てる「気にすべきこと」と、僕たちが幸せをつかむために、本当に「気にすべきこと」は違う。
そのカラクリをこの本で明らかにし、人生で、本当に気にかけ、選び、決断すべきことは何なのか、考えていこう。
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【著者について】
マーク・マンソン Mark Manson
ニューヨーク在住。世界最大級の自己啓発ウェブサイ「MarkManson.net」を運営。毎月200万人以上の読者と50万人の購読者を持つ。彼の文章は、「自己啓発が嫌いな人のための自己啓発」と言われており、人生のアドバイスや文化的な解説など、偽りのないブランドとして、世界中の人々の心を捉えている。
彼の文章はニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、TIMEマガジン、フォーブス、ヴァイス、CNN、Voxなどもにも掲載されている。
著書に、NYタイムズ紙のベストセラー『Everything is F*cked』『A Book About Hope」』、14カ国で1位を獲得したメガベストセラー『The Subtle Art of Not Giving a F*ck:A Counterintuitive Approach to Living a Good Life』がある。著書は50カ国以上の言語に翻訳され、全世界で1,200万部以上を売り上げている。
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いかがでしたか?
今回ご紹介したマーク・マンソン氏の著書は『その「決断」がすべてを解決する』というタイトルで2018年に日本語訳が発売されています。
こちらも気になった方は
ぜひチェックしてみてください。
今後も海外書籍のランキングを定期的にご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!
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