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【フォレスト出版チャンネル #75】ゲスト/お金|長田式「成長株」の探し方、5つのポイント

このnoteは2021年2月26日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。

5つの成長株の条件

渡部:フォレスト出版チャンネルパーソナリティの渡部洋平です。今日も昨日に引き続いてサラリーマン投資家・長田淳司さんにお越しいただいております。よろしくお願いいたします。

長田:はい。長田淳司です。どうぞよろしくお願いいたします。

渡部:また、編集担当の稲川さんも今日も一緒によろしくお願いします。

稲川:よろしくお願いいたします。

渡部:まず今日の放送からお聞きの方もいると思いますので、再度長田さんのご紹介をさせていただきたいと思います。長田さんは現在、サラリーマン投資家として活躍されておりまして、これまで資産7000万円以上を築き、更には同じくサラリーマン投資家の方々を中心にセミナーやサロンなどで情報発信をしていらっしゃいます。フォレスト出版からも出版をしておりまして、稲川さんタイトルをお願いしてもいいですか?

稲川:はい。サラリーマン投資家を支援する投資家・長田淳司さんが書かれました『10万円から始めて資産を200倍にする小型成長株投資という本になります。

渡部:是非こちらもチェックしていただければと思います。それでは早速ですが、今日はより具体的なポイントについて、長田さんにじっくりお話しいただきたいと思います。長田さん、今日は具体的なところとして、「長田式成長株投資の探し方5つのポイント」ということでお話いただきたいと思います。

長田:はい。株式投資は自由ですけれども、もし成長株を探すということであれば、私の5つの条件が参考になるかもしれません。まず最初に5つの条件をお話しますね。1番目は「オーナー企業であること」。それから2番目が「上場10年未満であること」。3番目が「ビジネスモデルがユニークであること」。4番目が「時価総額が300億円未満であること」。5番目が「増収増益を続けていること」。この5つが、私が考える成長株の条件です。

渡部:ありがとうございます。今5つ挙げていただきました。では、1つ1つ解説していただいてもいいでしょうか?

成長株を探す条件❶オーナー企業であること

長田:はい。では、まず一つ目から解説します。1番目は「オーナー企業であること」です。オーナー企業の定義、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、オーナー企業とは創業者およびその一族が株式の多数を握っている銘柄、つまり創業者一族の一存で会社の経営を動かすことができる会社です。なぜこの類の会社が投資に向いているのかと言いますと、どんなに事業が大きくなっても意思決定がスムーズに行えるというメリットがあるからです。大企業になればなるほど次第に意思決定が遅くなっていきます。実際に私が勤務している会社でも、何らかの事業をこれから進めるという時は様々な会議に上がって、その中で調整しながら、根回しもしながらということで、意思決定でとても時間がかかるんですね。

一方、こういったオーナー企業というのは、最初に誰かが発案したものでも、最後に責任を取るのがオーナーと決まっていますから、意思決定がスムーズです。ソフトバンクを見てもわかると思いますけども、これをやると決めたらやる。英語の公用化も楽天一時やっていましたけども、これもやると言ったらそういった無理難題でも通ってしまうと。そういったことで、どこまでいっても意思決定がスムーズなんですね。こういったオーナー株に投資するもう1つのメリットとしてはオーナーの向いている方向と投資家の向いている方向が同じなんです。株式市場の投資家はお金を増やしたい訳ですけど、オーナーも資産を増やしたいんですね。これがサラリーマン経営者ですと自分の報酬をもらうということが何よりも大きいわけですけど、オーナー企業の場合は自分の持っている株が増えれば、爆発的に資産が増えるわけですから、株式投資家と意見が同じなんですね。向いている方向が同じということです。また業績が良くなってもそうそう配当金や資産、役員報酬を増やすわけにもいきませんので、やはり資産を大きくするには持ち株が上がってくれないとダメなんですよね。実際に世界でお金持ちになってる人ってどういう人かっていうと、不動産の方もいますけど、上に来ている人ってだいたい自分の会社の時価総額がすごく大きくなっている人ばかりだと思うんですよ。ですから、オーナー企業の人っていうのは株式投資をしている我々と同じ方向を向いているということで我々にも優しい経営をしてくれるということですね。

成長株を探す条件❷上場10年未満である

長田:では、2番目ですが、「上場10年未満である」ということも条件としてあげています。株式投資においては今の姿も大事ですけど、将来どこまで成長するかということを、現在とそれから過去の会社が発信している様々な状況、経営者の個性も含めて判断するわけです。今、我々が投資したからといって、すぐに会社が成長して業績を上げてくれるようになるかというとそういうわけでありません。やはり会社が大きく成長するというのは、2年、3年と時間がかかります。そういったポテンシャルを発揮してもらうために、ある程度の時間が必要なんです。毎日毎日株価は動いていますけども、それより長いスパンで、どうしても時間がかかりますね。ただ、私の場合は10年未満だからといっても、新規公開株は基本的には買いません。新規公開株というのは基本的に短期で売買したいという人もいますし、それから上場でお祭り騒ぎになっていますので、割高に推移していることが多いんですね。業績はあんまり顧みられることがなく、今の受給 だけで動いていますので、次第に株価が下がっていく傾向にあります。もちろんそのまま上がってしまうパターンもありますけど、8割がたは一回下がって、それからもう1回勝負というパターンが多いです。サラリーマン投資家は失敗の1つとして、そういった銘柄を高値で掴んでどうしようもなくなってしまうというのがあるんですけど、そういったことはそもそもやらないことで、失敗は避けられますから、私は上場10年未満で、かつ数年経っていて株価がこなれてきたところから投資をする。その他にも何年か上場した後に決算を迎えていますから、公認会計士、監査法人がしっかりとチェックした財務諸表ができてきているということなんですよね。その財務諸表を信頼して投資することができるということで、上場10年未満で、勢いがありつつも、ある程度株価がこなれてきたところを狙って投資するというのが私の方法です。

渡部:ありがとうございます。今IPOなんて言うのもすごく人気という話は聞きますが、そこではないんですね?

長田:IPOももちろんいいと思います。特にお金をたくさん持っていて、お取引している証券会社からIPOの割り当てをもらえる方は是非それやっていただければと思います。IPOというのは基本的に儲かるようにできているんですよね。一度にたくさんの株式を配るわけですから、いわば売れてもらわないと困るわけです。売れてもらうにはどうしたらいいかと言うと、買ったら儲かるという心象があるからみんな買うわけですよね。だから本来ここら辺で着地するだろうという価格よりも、例えば上場したら1000円になるだろうと分かっていても、500円、400円ぐらいで証券会社は値決めをして株を配るわけです。だから、儲かりやすいわけですね。ただ一回上場しちゃった後は、先ほど言ったように、ちょっとバブルの様な値段がついていることもありますから、触らない方が損しにくいということですね。

渡部:落ち着いてからということですね。なるほど。わかりました。ありがとうございます。 では3番目が「ビジネスモデルがユニーク」ということでしたが、こちらも解説をお願いします。

成長株を探す条件❸ビジネスがユニークであること

長田:はい。どんなに今儲かっているように見えても、その事業がずっと儲けられ続けるかどうかというのは別問題ですよね。例えば最近流行りのフード・デリバリー・サービス、ウーバーイーツとか出前館、そういった会社ありますけど、あの事業って参入障壁少ないと思いませんか?誰でも始められると思いませんか?特別な技術がないとその事業を起こすことってできないですよね。だからこそああやって一生懸命、広告宣伝をずっと打ち続けないとお客さんが選んでくれなくなってしまうんですよね。そういった参入障壁があるかどうかというのを確認します。

例えばオプティムという会社がありますけど、あの会社は小さいながらも広範に 影響を及ぼすことができる特許をソニーやパナソニック、トヨタなど、そういった企業と同じレベルで大量に保有しています。ですから、何か新しい技術、ドローンなんかも強いですけど、そういった新しい事業をしようと思うとオプティムにお金を払わなきゃいけないような構造ができているわけです。特許を取るって本当に大変なことですから、他の企業が真似しようと思ってもできるわけじゃないんですよね。そういった強みが何なのかということを確認して、かつその会社の提供しているサービスが、10年後も世の中のためになっているかどうか、それも想像してみてください。

例えば本にも書きましたが、エランという銘柄。これは高齢化をテーマに、入院する時の入院用の服や下着など、そういったものをセットで提供している会社です。患者の方からすると、いちいち洋服を持って来て頂くというのも大変ですし、独身や身寄りのない方もいらっしゃいます。また、最近はコロナ禍で、不特定多数の人が病院に入ってきてしまうというのも、問題になっていますので、1つの業者が責任を持ってこういった服を管理できる体制というのはとても便利なんですね。ですから、今後はご老人が増えていく中でこういった会社のビジネスというのは10年後もおそらく使われているだろうと。そういった推測ができるということです。以上が3番目ですね。

成長株を探す条件❹時価総額300億円未満の企業

渡部:ありがとうございます。では、4番目「時価総額300億円未満の企業」というポイントもお願い致します。

長田:時価総額300億円未満というのは、やはり爆発力が大きいということですね。株価が2倍3倍になる可能性があるということでして、株価が倍になると言うことは時価総額が倍になるってことですから。今からトヨタ自動車の株が倍になるってことは、時価総額が倍になるってことですね。20兆もある会社が40兆にならないと時価総額として大きくならないんですね。それが時価総額が大きい会社というのは難しい。一方で時価総額が300億円未満の会社であれば、少し業績が良くなれば株価に即座に反映してきますから、2倍3倍になることも珍しくありません。そういった面から個人投資家の資産形成という意味では、5倍株、10倍株を引き当てないとお金が増えていきませんから、そういった株を捉える意味でも時価総額300億円未満の株を狙うのがいいかなと思います。もちろんこれは絶対条件じゃないですよ。300億でも、500億でも、1000億でも構いませんけど、基本的になぜ300億円で狙うのかということを考えてください。

渡部:ありがとうございます。では5番目のポイント「増収増益を続けている」という点をお願いします。

成長株を探す条件❺増収増益を続けている

長田:はい。増収増益の会社というのは株主のことを考えていて、かつ会社が何らかの強みを持っているということですね。増収増益するというのは大変なことです。この競争が激しい資本主義の中において毎年業績を伸ばせる、売り上げを伸ばして利益を伸ばせるということは何らかの強みがあるということなんですね。増収増益させているということは、利益率が高くて、投資をしながらで計算して、去年よりは利益が増えるようなところに持っていこうと経営陣が計算できるぐらい利益率が高いビジネスを持っているということです。

先ほどの3番目の話とも関連しますけれども、そういった高い利益率を出せる会社というのは、何らかの強みが他にあるわけですよ。5%とか6%の経常利益じゃなくて、20%ぐらい経常利益率がある会社というのは何らかの強みを持っているということが推測できます。そういった会社は今後もおそらく強みを持ったまま経営できるだろうということが分かりますので、サラリーマン投資家でも簡単にどの会社を選ぶのかという判断基準の1つになります。

また、配当金がじりじり上がっている会社ってのもいいですね。3円、4円、5円と。事実上、配当を出すか出さないかというのは理論的には同じことなんです。会社にあるか、それとも株主に払い出すかだけの話ですから、同じなんですけども、やはり投資家としては毎年配当が上がってくれる方が嬉しいんです。これは理屈じゃなくて、そういう投資家の本能みたいなものですね。だから、そこにちゃんと配慮して増やしてくれる会社というのは、他の投資家を惹きつけることを知っている会社ということになりますから、そういった銘柄というのは投資対象として魅力的だと思います。

今5つ申し上げましたけれども、必ずしもこれを全て満たしていなければいけないということではありません。全てを満たしている会社というのは、やはりそれだけ買われてしまっているかもしれませんし、その中でどれに優先順位をつけて投資していくかというのは、皆さんで考えていくべきことになります。

渡部:ありがとうございます。

稲川:渡部さん、この5つの条件で私がいかにもそうだなと思ったことあるんですよ。編集をしていて、この5つの条件にぴったり当てはまる事例というのを思い出しながら編集していたんですけれども、「フォレスト・ガンプ」という有名な映画ありますよね。あそこで、主人公のフォレストが軍隊を除隊した後、その上官であるダン中尉がAppleの株をフォレスト・ガンプのために買うんですよね。彼はリンゴの会社と言っていましたけれど、あれ考えると5つ全部に当時のAppleは当てはまると。今いくらになるのかっていう話ですもんね。

長田:そうですね。そういう銘柄に巡り会えた人は本当にラッキーだと思いますね。

稲川:そういう意味では成長株投資ってそういう夢もあるかなと思っています。

株はまずは「買ってみること」が経験値を積む

長田:そうですね。で一回買ってしまったら、昨日の放送で申し上げましたけど、負担が少ないんですよ。もうやることが少ない。ちゃんと四半期ごとに決算出しているなということさえ確認しておけば、後はもう何もやることがありませんから。何であれば、もっと買い増してもいいわけですし一部売ってもいいですけど、それ位の事なので、普段の家庭生活とかお仕事とか趣味とかも充分しながら出来るというところにつながってくるかと思います。

渡部:ありがとうございました。株式投資を今やっている方はすぐ使えるポイントだと思うので、今の点に注意して銘柄を探してみるのがいいんじゃないのかなと思いました。ちなみに今投資をしてなくてこれから自分もサラリーマン投資家になってみようっていう方はまず何からやるのがいいと思いますか?

長田:はい。まずは株式を少なくてもいいから買ってください。ここで止まる方が多いので、まず買いましょう。そして、その銘柄について調べてみてください。多く買わなくても構いません。100株でも構いませんから買って。そしてその会社のことを調べてください。誰が経営しているのか、どうして利益を上げられているのか、過去はどういう業績だったのか、 実際にはどんなサービスを提供しているのか、自分で試してみたらいいと思います。そういうことをやっていくと、実際に難しい経済の流れの話が出て来たとしても、それを自分事として捉えることができるようになります。例えば書籍でHameeという会社を紹介していますけれども円高になれば、輸入しているHameeにとっては原価が下がるなとか、そういったように具体的に全ての物事を結び付けられるようになって、投資家のレベルが上がります。

渡部:まずは買ってみる。当然株って買って突然ゼロになるということはないじゃないですか。そういう意味でまずはとりあえず買ってみるっていうところなんですね。

長田:そうですね。買って失敗から学ぶと。最初失敗しますから心配しないでください(笑)。少ない金額で失敗して、それでやってはいけないことをやらなくなっていくと。それで、必然的に成功に近づいていくと思います。

渡部:なるほど。ちょっと僕が聞いた話だと投資をしたことない人が投資を始めると最初から勝とうとして、急にプロになったつもりで大きなリターンを得ようとするんで、なかなかうまくいかないという話を聞いたんですけど、最初はやっぱり失敗して当然だっていう気持ちぐらいでスタートする方が良いということですね。

長田:そうですね。仕事でもそうですよね。どんな仕事でもいきなり一流になることはなくて、上司の方の指導を受けたり、自分で失敗しながら少しずつ成長していくものだと思います。それと全く投資も同じで、最初から成功すると思うのがちょっとまずいかなと。失敗してきた私は今更になってそう思うところでございます。

渡部:そうですね。ありがとうございます。では、稲川さんからは何かありますか?

稲川:はい。この本を読んでから投資を始めると失敗もある程度は大きくなく、失敗すると思いますけども少しで済むというようなことで、事前に知識を少しでも得ておいた方が投資する上では有利かなと思っています。そういう意味では、長田さんもそういう思いで書かれていると思います。

長田:はい。その通りです。

稲川:「成長株を探す5つの条件」ということで、まず私が面白いと思ったのは、1番の「オーナー企業であること」っていうことの中で、どうやってオーナー企業かどうか知るのか、というところで長田さんがすごくおもしろい探し方というか見つけ方っていうのを本の中でも少し紹介していただいているんですけれども。そもそもオーナー企業であるってことはおそらく四季報とか色々なもので探せると思うんですけど、長田さんは実際にオーナーさん、どうやって判断されているんですか?

長田:私の場合は動画を見たり、本を見たり、インタビュー見たり。そういったところから経営者の情報を集めます。

稲川:動画とかってあるんですか?

長田:そうですね。YouTubeでその会社の名前を検索しますと、社長さんのインタビュー、特に上場した時ですとか、鞍替えって言って、マザーズから東証一部に上場した時などに、その社長さんが自分の会社のことを説明している動画があったりします。また、自社で自分の会社の説明をしているウェブサイトを持っていたりもします。そういった会社であれば、より多くの情報を得ることができると思います。

稲川:本の中では、長田さんが買われていたHameeという会社が登場されているんですけど、どういった感じで動画を見られたり判断材料にされたんでしょうか?

長田:このHameeは私が実際に同社のサービスを使ってみて、こういった携帯のケースを作っている会社なんだなと思って調べてみたんですね。そうすると、社長の方は小田原でビジネスをされているんですけども、とてもユニークな方だなと。そして質実剛健というか、あまり私利私欲がないって言ったら変ですけど、本当にその様に見えたんですよね。そういった社長の飾らない人柄ということ、それから発想が柔軟であるなということは感じました。最初は携帯電話が2つ折りの時にはストラップを作っていた。ただそれがスマホになるにつれてスマホのカバーを作るようになった。たくさんスマホを売るためにECショップ、すなわちAmazon、楽天、yahooショッピング、自社サイト、それから卸、ロフトとかですね。そういったところに範囲を広げる中で、在庫管理が難しくなってきたので、自社用にアプリケーションソフトを作った。それを対外的なEC業者に販売するようになった。ネクストエンジンと言われるものですけど。さらにそのデータを使って次の商売をしようとしているということで、次々と今のネタから次のビジネスをつくり出す才能がある方なんだなというのを動画を見て、または会社の過去の状況を見て判断しました。

渡部:今だと経営者の方がSNSだったり、YouTubeとかで直接発信している情報が多いんですね。

長田:そうですね。ロコンドという会社の社長さんは有名なYouTuberでもあるんですけど、靴のオンライン販売なんですけど、そういったちょっと変わっている社長さんですけど、
そういった個性を見られてその会社に投資できるというのは面白いことだなと思います。

渡部:なるほど。長田さんが投資を始めた時とはかなりその辺の状況は違うんじゃないですか?

長田:そうですね。YouTubeがそもそもなかったですから、なかなか動画を見る機会というのはなかったですね。あってもブログとか。そういったものだと思いますけど。やはり動画というのは話すこと以外に服装とか話し方とか口調とか、実はそういったところからの情報を人間はたくさん得ているんですね。そういう意味でとても役立つサービスが出来たなと思います。

渡部:データだけではなく、そういった考えとか人柄みたいなところも見るポイントになってくるわけですね。

長田:そうですね。もちろん気をつけなきゃいけないんだけど、社長さんはみんな魅力的です。嘘つきですから。いい意味で嘘つきなんですね。要するに将来の不確定事項をあたかも実現するように話すのが、そしてネガティブなところを一切見せないのが社長さんの仕事ですから。それは当然割り引いて。皆さんこれをお聞きの方は社会人経験がある方ですから、そこら辺の事は問題ないと思いますけども。その中でも自分が信頼できそうな方を選んでいくというのが大事です。

渡部:なるほど。夢を見させるところも必要なんですかね。

長田:最初は何もないところで話だけ持っていって、何十億、何百億と資金調達するわけですからね。本当に夢を語れないとそれは経営者失格というところがありますよね。

渡部:ありがとうございます。稲川さんから振っていただいた長田さん独自のよいオーナー企業を探すポイントでしたので、誰でもできる方法なので参考にしていただきたいですね。

長田:やっている方は少ないので、それだけ少ないということは優位性があるということだと思います。

渡部:ありがとうございます。時間的にはいい感じなってきました。稲川さん、ここ触れた方がいいなというところはありますか?

川:株式投資というのが、儲けとかお金だけではなくて、経営者そのもの、要するに人を見る目ですよね。こういったところも投資に役立つんだっていうのも長田式というんですかね。新しい視点だなと思っています。もちろん、サラリーマンの方も多くの人と接していますので、経営者を見る目っていうのも、一つ面白い視点というか、新しい視点かなと思っています。

渡部:そうですね。一回目の放送でも、株をやり始めると自分の仕事のスキルも伸びるっていうお話をしてくれましたが、まさにそういうところもあるかもしれません。

長田:はい。そうですね。株式市場のことも詳しくなりますし、経済のことも詳しくなります。為替、そういったことも気になります。会計も分かるようになるし、税務のこともわかるようになるし、また経営者がどういう人なのかということを見ながら投資する癖もつきますから、総合的に一つレベルアップしたビジネスマンになれるんじゃないかなと思います。

渡部:はい。ありがとうございます。それでは本日まで2回にわたって、サラリーマン投資家の長田さんにお話をいただきました。今日は「長田式成長株投資の探し方5つのポイント」からお話していただきました。それでは最後となりますが、長田さんからリスナーの皆さんにメッセージをお願いします。

長田:はい。最後までお聞きいただきましてありがとうございました。株式投資挑戦されていない方は少し敷居が高いかもしれません。でも、始めてみるとこんなに面白いんだということがわかると思います。また、うまくいけば資産も増えますし、それからビジネスマンとして成長することもできます。ぜひ、最初の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

渡部:ありがとうございました。

長田:それから私のツイッターなどもありますので、よければリンク先をご覧になっていただければ幸いです。

渡部:はい。それでは、長田淳司さんでした。是非、書籍チェックしたり、長田さんのツイッターをチェックしたりしてみてください。2日間にわたりご出演ありがとうございました。

(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)


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