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唱えるだけで邪気を撃退する空海伝授の秘術を初公開

初めて訪れたホテルの部屋で、こんな風に感じたことはありませんか?

「なんとなく部屋の空気が重い……」
「なんかイヤな感じがする……」

あるいは引っ越し先を探すシーンで。

「ずいぶん家賃安いなぁ」と思いながら物件を内見したら・・・

「うわっ、なんかゾワッとする……」

・・・と違和感を抱き、よくよくフタを空けてみたら事故物件だったなんてことも。

このように、わたしたちは日常的にあらゆる場面で「邪」や「魔」にさらされています。

こうした目に見えない、あちらの世界の「邪」や「魔」だけではありません。

◎電車の中で見知らぬ人に舌打ちされる
◎上司に罵倒される
◎(自分の知らないところで)他人に嫉妬される

私たちは日々、関わる人々が発する「悪意の矢」に常日頃さらされています。

・・・怖いですね。

こうしたネガティブをいかにして跳ねのけるか。

その答えは「言葉」にあります。

しかも、それはただの言葉ではありません。

神仏による「真実の言葉」。
真言密教に伝わる「真言」です。

たとえば、こちら。

オン アボキャ
ベイロシャノウ
マカボダラ マニ
ハンドマ ジンバラ
ハラバリタヤ
ウン

これは単なる意味不明な呪文ではありません。

「光明真言(こうみょうしんごん)」と呼ばれる真言であり、さまざまな不幸や災いから身を守ってくれるとされ、古く民間にも伝わる密教の真言のひとつです。

そんな「秘伝の言葉」をまとめた新刊が本日より発売となりました!

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小瀧宥瑞・著/悟東あすか・イラスト
『すごい真言』

今日は発売を記念して、本書の「はじめに」を全文公開します。

『すごい真言』はじめに全文

 真言(しんごん)とは、読んで字のごとく「真(まこと)の言葉」です。
 では「真の言葉」とは何か。
 それは、仏さまの言葉であり、発せられる音ということです。
 
 多種多様な尊格には、それぞれの仏さまの真実の言葉である真言が具わっています。
 その真言を唱えることにより、仏さまの聖なる力が修行者の中に生み出され、仏と一つになると言われています。
 中でも、9世紀初頭に弘法大師空海によって日本にもたらされた密教では、「真言は修行をする上で最も重要な言葉」とされています。
 私は高野山真言宗の阿闍梨(密教僧のこと)として日々修行を積んでいますが、聖なる言葉である真言は、古くは仏教の修行のために我々のような僧侶が用いるものでした。
 弘法大師空海が記した『大日経開題』という書の中に、このような一文があります。
 
「口を開き声を発すれば真言にして罪を滅し、
 手に挙げ足を動すれば印契にして福を増す」

 
 我々真言宗の阿闍梨にとって、真言とは何かと問われれば、この一文に尽きます。
 弘法大師空海が「口を開いて声を出せば、真言といわれるものによって罪を滅することができる」とおっしゃっているのなら、「そうなのだ」と捉えているのです。
 
 ただ多くの方は、修行をしたいために本書を手にしたつもりはないでしょう。
 お墓参りなどでお寺のご本尊にふと興味をもたれて「真言って、いったい何だろう?」と思われたのかもしれません。
 動画投稿サイトで真言が長時間繰り返されている音源をそれとなく聴いて、興味をもったのかもしれません。
 ネットで気になる仏さまの真言を調べたら、さまざまな功徳が書いてあり、「願いが叶う呪文」として興味をそそられた方もいるかもしれません。

 そもそも真言は古代インドを起源としており、人びとが神仏を讃え、祈りを捧げるときの呪文として捉えられていた側面もあります。
 病を癒やしたり、毒蛇などから身を護ま もるための願掛けなど、誰もが唱えることができ、生活を守るものであったはずなのです。
 古来日本においても、真言を唱えることで、悩みや苦しみから解き放たれるという真言の力が信じられてきました。
 私たち日本人は、初詣でや厄除祈願、あるいは法事やお寺巡りなどで、折に触れて神社仏閣へ参拝します。
 その際、境内に真言が書かれた貼り紙や、真言の梵字(ぼんじ)が彫られた石碑などを目にしたり、お堂で僧侶が唱えているのをそれとなく聞いたことがあるのではないでしょう
か。
 真言は、仏に成るための、つまり悟りに至るための厳かな修行の一つであると同時に、人びとの願い、招福、延命、病気平癒 、安産、商売繁盛、出世などの現世利益を叶える加持祈祷としても浸透してきたのです。
 
 近年は神社仏閣巡りや仏像鑑賞が人気を集め、仏像の見た目のカッコよさ、素晴らしさに目を向ける方が増えています。
 しかし、それだけで済ますのでは、もったいありません。真言は私たち一人ひとりが、仏さまの宇宙と直接つながることができる特別な言葉です。
 真言は、音そのものに神秘的な力が宿っているとされています。
 この現代においても、救いを求める人々は大勢いるでしょう。
 生き方に迷うとき、不安や苦しみを抱えているとき、そのようなときこそ、意味はわからなくても、神仏を信じて、真言を繰り返し唱えてみてください。
 真言の持つ不思議な力により、さまざまな災いが取り除かれるでしょう。

 
 本書は真言についての入門書として、日常で真言に気軽に触れ、諸仏の存在に親しんでいただくきっかけとして作られました。
 あなたが本書を通して、深遠な真言の世界に一歩を踏み出し、神仏の功徳をお借りするお手伝いができましたら幸いです。

真言をただただ唱えるだけ。

言うなれば、真言は仏さまの母国語です。

古来の音をそのまま唱えるからこそ、神仏に伝わりやすく、スピーディに願いが通じると考えられているそうです。

本書には46点の真言と仏画イラストを掲載

それぞれの真言にはあらゆる功徳があります。

ちなみに先日、「全身が重くて、ダルい」と悩んだ知人がひたすら毎日、以下の不動明王の真言を唱えてみたそうです。

ノウマク
サマンダバザラダン
センダ
マカロシャダ
ソワタヤ
ウンタラタ
カンマン

すると、ス~っと何かが抜けていく感覚とともに、全身が軽くなったそうです。不動明王真言は効果絶大なようで、Youtubeでもたくさん見かけます。

そんな「いにしえより伝わるマントラ=真言」を厳選して46点ご紹介した新刊『すごい真言』が本日よりAmazon発売開始します

気になった方はぜひ、チェックしてみてください。

(フォレスト出版編集部・寺崎翼)


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