【海外書籍ランキングTop10】#7 今週のアメリカ版Amazon書籍売れ筋ランキング
先週は、40年以上にわたりアメリカのメディア界で活躍してきたケイティ・クーリックの回顧録、『Going There』が1位でした。
そして前回は、54週連続ランクイン先週のランキング7位の俳優マシュー・マコノヒーが自らの日記から見出したより良く生きるためのヒント、『Greenlights』をご紹介しました。
さて、今週のランキングはどうなっているでしょうか?
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★Amazon.com 週間売上Top10(2021/11/14時点)★
~The Top 10 Most Sold Nonfiction Books of the Week~
第1位『The Stranger in the Lifeboat』
MITCH ALBOM
(CUSTOMER REVIEWS:★4.7/404REVIEWS)
☆ランキング初登場
もし私たちが神に助けを求めたとき、実際に神が現れたら? ミッチ・アルボムの希望と深遠な信仰についての新作小説。
第2位『Atomic Habits』
JAMES CLEAR
(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/55,318REVIEWS)
☆146週連続ランクイン
習慣形成の専門家であるジェームズ・クリアが提唱する、習慣を変えるために必要なツールと戦略。
第3位『The President and the Freedom Fighter』
BRIAN KILMEADE
(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/70REVIEWS)
☆ランキング初登場
アメリカを真に自由な国へと導いたエイブラハム・リンカーンとフレデリック・ダグラスの信念と友情。ベストセラー作家が2人の英雄の知られざるストーリーをドラマチックに描く。
第4位『The Storyteller』
DAVE GROHL
(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/2.055REVIEWS)
☆6週連続ランクイン
伝説的バンド・ニルヴァーナのドラマー、フーファイターズのフロントマンのデイヴ・グロールが、ゴーストライターを起用せず自らの手で書き綴った自叙伝。
第5位『Immune』
PHILIPP DETTMER
(CUSTOMER REVIEWS:★4.6/170REVIEWS)
☆2週連続ランクイン
免疫システムとは一体何なのか? 人気の科学YouTubeチャンネル「Kurzgesagt」のクリエーターが贈る自分の体に対する考え方を一変させる一冊。
第6位『The High 5 Habit』
MEL ROBBINS
(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/943REVIEWS)
☆6週連続ランクイン
国際的なベストセラー『5秒ルール』の著者メル・ロビンズが贈る、幸せになれるシンプルな習慣。
第7位『Will』
MARK MANSON
(CUSTOMER REVIEWS:★4.3/18REVIEWS)
☆ランキング初登場
俳優、プロデューサー、ミュージシャンとして活躍するウィル・スミスが成功するまでの過程と自身の不安やトラウマといった人間味あふれる姿をさらけ出した回顧録。
第8位『The Body Keeps the Score』
BESSEL VAN DER KOLK, M.D
(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/38,072REVIEWS)
☆51週連続ラインクイン
コルク医学博士による、トラウマを癒すための大胆で新しいパラダイム。
第9位『In Trump Time』
PETER NAVARRO
(CUSTOMER REVIEWS:★4.9/156REVIEWS)
☆2週連続ラインクイン
トランプ氏のトップアドバイザーの一人でもあったピーター・ナバロが個人的な日記を使って暴露するトランプ政権の裏側。
第10位『The Dawn of Everything』
David Graeber, David Wengrow
(CUSTOMER REVIEWS:★4.7/15REVIEWS)
☆2週連続ラインクイン
考古学と人類学の研究を基に社会進化に関するこれまでの概念に疑問を投げかけ、人類の過去についての理解を根本的に変える新たな人類史。
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今週は、惜しくもランク外ながらも先週のランキングで初登場17位、現在ビジネス&お金カテゴリーで急上昇中の『Peak Mind』(Amishi P. Jha)をピックアップします。
『Peak Mind: Find Your Focus, Own Your Attention, Invest 12 Minutes a Day』
意識の頂点:
1日12分の投資であなたの焦点を見つけ注意を引く
私たちは人生の50%を損していると言います。
いったいなぜでしょうか?
それは、私たちが意識に注意を払っていないからです。
絶え間なく鳴り響く携帯の音、ニュースやタイムラインへの誘惑、絶え間なく増え続ける精神的なタスク……。
あなたの意識への要求は、これまでにないほど厳しくなっています。結果、私たちはぼんやりしたり、散漫になったり、圧倒されたりする危機感を募らせています。
ですが驚くべきことに、この注意力の危機に対する解決策は、ずっと前からあったのです。
そう、あなたの目の前に。
神経科学者として有名なアミシ・ジャー博士は、脳画像の研究から兵士、運動選手、学生、消防士のフィールドテストに至るまで、あらゆるレベルにおいて注意力を科学で理解するために生涯を捧げてきました。
彼女の使命は、人生のすべての要求をよりよく満たすために、私たちの注意力を最大限に活用する方法を科学的に解明すること。
博士は、これまでの一般的な仮定を覆し、驚くべき新しい洞察を私たちに提供してくれます。
『ピーク・マインド』で紹介されている1日たった12分でできる簡単なエクササイズは、あなたの心の霧を晴らし、心を整理し集中力を高め、より豊かな人生を経験できるようにしてくれることでしょう。
ちょっと立ち止まってみてください。
あなたは今、ここにいますか?
あなたの焦点はこの文章にありますか?
それとも、過去や未来、心配事、ToDoリスト、携帯電話など、別の場所をさまよっていませんか?
ただ閲覧しているときも、
友人と話しているときも、
重要な会議で集中しようとしているときも、
注意力を持続させることが難しいのではないですか?
どんなに努力しても、あなたは別の場所にいるのです。
その結果、あなたは人生の半分の時間を失ってしまうことになります。
ですが、ここで良いニュースです。
これらのことは、あなたの脳が壊れているからではありません。そもそも、人間の脳は気が散るようにできているのです。
さらに良いニュースは、あなたの脳を訓練すれば、より効果的に集中力を持続できるということです。少しだけ私の話に付き合っていただければ、すぐに次のことができるようになります。
◎苦労せずに集中できる。
◎気が散ることから自分の注意を取り戻す。
そして、
◎あなたの人生で本当に重要なことのために、最高の能力を発揮することができるのです。
集中力をコントロールし、最高の自分になるための実践書。注意力散漫な時代の必読書だ。
――ダニエル・ゴールマン(NYタイムズベストセラー第1位『Emotional Intelligence』の著者)
成功するためには、注意力を高め、それをどう使うかから始まります。アミシ・ジャーは、注意力の科学と、高い緊迫感のある職種の人々の説得力のある話を組み合わせ、私たちの可能性を最大限に引き出し、人生をよりよく生きる方法を教えてくれます。
――アリアナ・ハフィントン(NYタイムズベストセラー第1位『Thrive』の著者)
【著者について】
アミシ・ジャー(Amishi Jha)
マイアミ大学心理学教授。2010年に共同設立したMindfulness Research and Practice Initiative(マインドフルネス研究実践イニシアチブ)では、思索的神経科学のディレクターを務める。カリフォルニア大学デービス校で博士号を取得後、デューク大学のブレインイメージング&アナリシスセンターでポスドクとして研修。博士の研究は、TED、NATO、世界経済フォーラム、ペンタゴンなどで紹介されており、ニューヨーク・タイムズ、NPR、TIME、Forbesなどでも取り上げられている。
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いかがでしたか?
今回は少し趣向を変えてランキング外書籍からの1冊をご紹介しました。今週ご紹介したアミシ・ジャー博士はTEDにも登壇しており、TED公式サイトにて「さまよう心を鎮めるには」というタイトルの博士のスピーチが日本語字幕付きでご覧いただけますので、こちらも気になった方は、チェックしてみてくださいね。
今後も海外書籍のランキングを定期的にご紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
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