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【海外書籍ランキングTop10】#6 今週のアメリカ版Amazon書籍売れ筋ランキング

先週は、アメリカのリアリティ番組「リアル・ハウスワイフ」の人気の秘密を数多くのインタビューを交えて記録したドキュメンタリー本『Not All Diamonds and Rose』が初登場1位を飾りました。

そして前回は、144週に渡りTop20入りのロングセラー本、習慣の専門家であるジェームズ・クリア氏の‟ごくごく小さな習慣が人生を大きく変える”という『Atomic Habits』をピックアップしてご紹介しました。

では、今週のランキングはどうなっているでしょうか?

★Amazon.com 週間売上Top10(2021/11/7時点)★
~The Top 10 Most Sold Nonfiction Books of the Week~

第1位「Going There」
Katie Couric

(CUSTOMER REVIEWS:★4.4/449REVIEWS)

☆2週連続ランクイン
キャスター、ジャーナリストとして40年以上にわたりメディア界で活躍してきたケイティ・クーリックが、有名になるまでの過程を赤裸々に綴った回顧録。

第2位「The Storyteller」
DAVE GROHL

(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/1,723REVIEWS)

☆5週連続ランクイン
伝説的バンド・ニルヴァーナのドラマー、フーファイターズのフロントマンのデイヴ・グロールがゴーストライターを起用せず自らの手で書き綴った自叙伝。

第3位「Atomic Habits」
JAMES CLEAR

(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/55,077REVIEWS)

☆145週連続ランクイン
習慣形成の専門家であるジェームズ・クリアが提唱する習慣を変えるために必要なツールと戦略。

第4位「Woke Racism」
JOHN MCWHORTER

(CUSTOMER REVIEWS:★4.6/159REVIEWS)

☆ランキング初登場
反人種主義を装った新人種主義による黒人差別問題を取り上げた話題作。言語学者でコロンビア大学教授のジョン・マクウォーターが現代の人種差別にメスを入れる。

第5位「Peril」
BOB WOODWARD & ROBERT COSTA

(CUSTOMER REVIEWS:★4.5/8,699REVIEWS)

☆8週連続ランクイン
トランプからバイデンへの大統領移行期が米国史上どれほど危険な時期であったかをワシントンポスト副編集長と政治記者のコスタが明らかにする。

第6位「The Body Keeps the Score」
BESSEL VAN DER KOLK, M.D

(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/37,865REVIEWS)

☆50週連続ラインクイン
コルク医学博士による、トラウマを癒すための大胆で新しいパラダイム。

第7位「Greenlights」
MATTHEW MCCONAUGHEY

(CUSTOMER REVIEWS:★4.7/46,935REVIEWS)

☆54週連続ランクイン
アカデミー賞受賞俳優マシュー・マコノヒーが、自らの日記から見い出した人生をより良く生きるヒント。

第8位「The Four Agreements」
DON MIGUEL RUIZ & JANET MILLS

(CUSTOMER REVIEWS:★4.7/67,416REVIEWS)

☆65週連続ランクイン
ドン・ミゲル・ルイスによる古代トルテックの知恵に基づく4つの提言。

第9位「Renegades Born in the USA」
BARACK OBAMA & BRUCE SPRINGSTEEN

(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/81REVIEWS)

☆ランキング初登場
長年の友であるオバマ元大統領とミュージシャンのブルース・スプリングスティーンが人生、音楽、そしてアメリカへの変わらぬ愛について語る。

第10位「Not All Diamonds and Rose」
Dave Quinn

(CUSTOMER REVIEWS:★4.2/376REVIEWS)

☆2週連続ランクイン
ポップカルチャー現象とまでなったリアリティ番組「リアル・ハウスワイフ」の人気の秘密を150以上のインタビューを交えて記録したドキュメンタリー。

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★今週の注目の1冊『Greenlights』

今回は、54週連続ランクイン、今週の第7位の『Greenlights』by MATTHEW MCCONAUGHEYをピックアップ!!

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Greenlights=青信号

NYタイムズ紙ベストセラー第1位!
アメリカ版Amazonのスピリチュアルカテゴリでもベストセラー!

1996年の「評決のとき」、1997年の「コンタクト」でハリウッドの寵児となり、2013年には「ダラス・バイヤーズクラブ」でHIVに感染した主人公を演じてアカデミー賞主演男優賞を受賞。

2014年の「インターステラー」では、哲学的SFの主役を演じ高い評価を得た俳優マシュー・マコノヒーの回顧録。

未成年時に受けた性的暴行や、波乱万丈だった両親の結婚生活といったショッキングとも取れる告白、彼がこれまでに身につけた型破りな知恵、苦労して得た教訓の数々…。どのような体験であれ、彼は自分を犠牲者と感じたことは1度もないと言う。

「この世界は私を幸せにしてくれると確信している」

人生において、赤信号や黄信号と思える出来事では一旦立ち止まり、様々なことを振り返って、そこから何かを学ぶ。

そして信号が青になったら、また前に進めばいい。

本のタイトル『Greenlights(青信号)』にはそんな意味も込められている。

何百万人もの読者にインスピレーションを与えた人生を変える一冊。


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私はこれまで42年間にわたり人生の謎を解こうとして、35年間その謎の手がかりについて日記に書き留めてきました。

成功や失敗、喜びや悲しみ、驚嘆したことや大笑いしたこと、どうすれば公平でいられるか。どうすればストレスが少なくなるか。どうすれば楽しく過ごせるか。

どうすれば人を傷つけずに済むか。
どうすれば傷つかずに済むか。

良い人間になるには。
人生に意味を持つには。
どうすればもっと自分らしくいられるか。

私は50歳になり、勇気を出して改めてこの日記を読み返してみました。

すると、自分が経験したこと、学んだこと、忘れたこと、詩、祈り、処方箋、大切なことについての信念、素晴らしい写真、そして大量のバンパーステッカー・・・。

そして当時も今も私をより満足させてくれる確かなテーマ、生き方をこの日記に見つけました。

人生の課題への対処法とタイミングさえ知っていれば、避けられないことに遭遇しても、私が「青信号を見つける」(catching greenlights)と呼ぶ成功の状態で楽しむことができます。

これは、私のこれまでの人生のアルバムであり、記録であり、物語です。この本は、私が50年間で見てきたこと、感じたこと、考えたこと、かっこいいこと、恥ずかしいことなどを全てまとめたものです。

優雅さと真実、そして残忍なまでの美しさ。
これは人生へのラブレターです。

そして、より多くの青信号を見つけて生きるためのガイドでもあり、黄色や赤の信号もいずれは青に変わることを理解するためのガイドでもあるのです。

マシュー・マコノヒー
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【著者について】
マシュー・マコノヒー MATTHEW MCCONAUGHEY
アメリカ合衆国の俳優、映画プロデューサー。
2009年、妻のカミラとともにリスクのある高校生がより健康的な心、体、精神の選択をすることを支援するjust keep livin財団を設立。
2019年にはテキサス大学オースティン校の実践教授に就任するとともに、テキサス大学とオースティン市の文化大臣/M.O.C.に就任。
リンカーン・モーター・カンパニーのブランド・アンバサダーでもあり、メジャーリーグ・サッカー・クラブ「オースティンFC」のオーナーでもある。
また世界的にも有名なバーボン「ワイルドターキー・ロングブランチ」の共同開発者でもある。

いかがでしたか?

今回ご紹介した『Greenlights』のマシュー・マコノヒーは日本でも人気の俳優であり、多くの映画に出演しています。

なかでも世界的に大ヒットしたクリストファー・ノーラン監督の「インターステラー」の主役としてご存知の方も多いかもしれません。

物理学者の科学考証に基づいたリアルな描写と次元や時間、空間、そして
愛をテーマとして取り扱った超大作ですので、ご覧になってない方はこちらもぜひチェックしてみてくださいね。

今後も海外書籍のランキングを定期的にご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!

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