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最強の糖尿病予防になる栄養素の組み合わせとは?

フォレスト出版編集部の寺崎です。

先日、知人が健康診断を受けたら「境界型糖尿病の可能性アリ」ということで再検査したところ、結論としては「健康診断の前日に暴飲暴食したため」と判明したそうで、肩を撫でおろした次第です。

ただ、糖尿病はもはや「国民病」といえるほど、多くの人がかかる現代病です。40歳を過ぎたあたりから(早い人では30歳以降)、「血糖値が高め」で糖尿病を心配する人が増えてきます。

そもそも遺伝がかなり影響していると言われるこの病気。病名からしてイヤですよね。「糖」に「おしっこ」なんて。風のうわさでは「高血糖症」といった名称に変更するとかしないとか。個人的には「ハイデルベンガー症候群」とかかっこいい病名にしてほしいです。

今日はそんな「糖尿病予備軍」の方々に朗報です。ある二つの栄養素を多めに摂ることで糖尿病予防になるというお話。

自身も1型糖尿病(生まれながらの先天的な糖尿病)であり、糖尿病専門医である市原由美江先生のよる著書『血糖値を自力で下げるやり方大全』からご紹介します。

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カルシウムとビタミンDは「一緒に」と「多めに」がポイント

 カルシウムとビタミンDは骨を丈夫にする成分として知られていますが、実は糖尿病とも関係があります。膵臓にあるβ細胞からインスリンが分泌される時にカルシウムが必要で、一方、β細胞にはビタミンDを受け入れる入口(=受容体)があり、インスリン分泌に関わっているのです。
 では、カルシウムやビタミンDを摂取すれば血糖値が下がるかというと、そう簡単にはいかないのが残念なところ……。例えば、骨粗鬆症の人は治療でビタミンD製剤を内服しますが、血糖値は下がりません。
 ただし、原因はまだわかっていませんが、カルシウムとビタミンD、両方の摂取量の多い人は、糖尿病になるリスクが低下するという報告が数多くあるんです。糖尿病とまだ診断されていないけれど血糖値が心配な人は、カルシウムとビタミンDを意識して摂ることでそのリスクを減らすことができます。
 実は、ビタミンDがポイントで、カルシウムの吸収を助けているのす。ビタミンDは、食物からだけでなく、日光を浴びることでも体内で合成されます。食事だけでは充分な量のビタミンDが摂取できないので、日光を浴びることでビタミンDを増やし、カルシウムも増やしましょう。
 日差しの弱い冬になると血中ビタミンDが減るうえ、寒さのせいで運動量が減り、美味しいものが増える時期で、食事会のイベントも多くなるので、血糖値が上昇する人が増えます。
 冬の日照やビタミンDの減少と糖尿病の発症には因果関係がありそうです。
 しかし、カルシウムとビタミンDを摂り過ぎると、体に溜まって過剰症を招きます。高カルシウム血症になると便秘や嘔吐などの症状がみられ、重症化すると意識障害を起こして死に至る恐れもあるので要注意です。特にサプリメントでの摂取は過剰症になりやすいので主治医と相談してください。なにごとも、過ぎたるは及ばざるが如しなのです。

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ちなみにサプリメントに関しては、信用できる薬剤師の知り合いによると「国産のサプリメントは栄養素がスカスカなので、海外の製品を摂取したほうがいい」とのことです。

というわけで、私はこちらの「iherb」という通販サイトを愛用しています。https://jp.iherb.com/


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