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#NISA

「オルカン一択は危険」と言われる根本理由【後編】

フォレスト出版編集部の寺崎です。 新NISAでいま一番売れている投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)=通称・オルカン」「S&P500=通称・エスピー500」の一括投資が危険であることを前編でご紹介しました。 今日は続編(=完結編)です。 世界大恐慌で株価はどれほど下落したか?前回記事で2008年に起きたリーマンショックのときの「オルカン」「S&P500」の下落率について触れましたが、今日はさらに歴史をさかのぼってみます。 オルカンもS&P5

「オルカン一択は危険」と言われる根本理由【前編】

フォレスト出版編集部の寺崎です。 新NISAでいま一番売れている投資信託といえば「オルカン」です。 正式名称は「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」。 ※「イーマクシススリム」と呼びます。 米国株式で運用する投資信託であるS&P500(通称・エスピー500)と並んで大人気のオルカンですが、それもそのはず。 この2つの商品、過去の年平均リターン率がハンパないからです。 以下『50歳ですが、いまさらNISA始めてもいいですか?』(鬼塚祐一・著

年金を132兆円も増やしたGPIFの投資法とは?

フォレスト出版編集部の寺崎です。 突然ですが、GPIFという日本の組織をご存じでしょうか。 GPIFとは正式名称を年金積立運用独立行政法人といい、私たちの年金を管理・運用してくれている組織です。 「ちょっと待って。  年金を『管理』はわかるけど、『運用』ってどゆこと?」 はい、そのように感じた方もいるかもしれません。 そこで、一級FP技能士・鬼塚祐一さんの『50歳ですが、いまさらNISA始めてもいいですか?』から、GPIFの説明を引用しつつ解説します。 足りなくな

「長期の積立投資」が資産形成の鉄板である根本理由

フォレスト出版編集部の寺崎です。 今日は先日の「手間暇のかからない投資法」の続きです。 手間暇のかからない投資法の基本は次の3つ。 ​①分散投資 ​②長期投資 ​③リバランス 「分散投資」がなぜいいのかについては、上記リンク記事をご参照いただくとして、今日は2つめの「長期の積立投資」について、人気ユーチューバー・鬼塚祐一さんの初著書『50歳ですが、いまさらNISA始めてもいいですか?』から抜粋して解説いたします。 投資期間1年・5年・10年を比較すると……本書では

「卵を運ぶときに1つのカゴに盛るな」の投資格言

フォレスト出版編集部の寺崎です。 今日は宣伝から始める形で恐縮ですが・・・先日10日に発売された、いま人気急上昇中の投資系YouTuberの鬼塚祐一さんによる初著書『50歳ですが、いまさらNISA始めてもいいですか?』発売を記念して、8日間限定アマゾン購入キャンペーンを実施中です。 こちらのキャンペーンですが、来週17日(水)23:59に終了となってしまいます。ぜひ、お急ぎください。 今日はキャンペーン特設ページでも紹介している50代以降の投資のポイントを本書から抜粋し

【発売記念】『50歳ですが、いまさらNISA始めてもいいですか?』まえがき全文公開

フォレスト出版編集部の寺崎です。 今年から始まった新NISAですが、50代以降の人にとっては「いまさらなのではないか」という思いがあるかもしれません。 じつは某人気ユーチューバーが「50代以降は投資なんかしないで、ひたすら節約して暮らすべき」と主張しているそうです。 ホントにそうなのでしょうか? こうした疑問にズバリ応える新刊が今週発売されます。 今日はこちらの新刊の発売を記念して、本書の「はじめに」全文をご紹介します。 *** 『50歳ですが、いまさらNISA

50歳からNISAを始めるには、もう遅い?

フォレスト出版編集部の寺崎です。 2024年から新NISAが始まりましたが、長期投資が基本のインデックス投資ですから、「いまさら始めても遅いのではないか」と危惧する方もおられるかと思います。 実際に私の身の回りの50~60代の人から「この歳でいまさらNISA始めてもねぇ・・・」という声をたまに聞くことがあります。 しかし、そんな世の風潮に「NO!」を叩きつけているのが、人気YouTuberの鬼塚祐一さんです。 「50代からNISAを始めるのは、ぜんぜん遅くない!」と断

「雪だるま式の複利効果」ってよく聞くけど、どゆこと?

フォレスト出版編集部の寺崎です。 今日は地味ながらじわじわ資産運用に効いてくる「複利」について『改訂版 お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ・著)から勉強してみます。 かつてバブルのころ、郵便局の定額預金の金利が6~8%だった時代がありました。当時は「郵便局に預けておけば10年で資産が倍になる」と言われてました。 まさに「郵便局に寝かせておくだけで資産が倍増」した。そんな時代があったわけですが、いまやゼロ金利時代(そろそろ解除するようですが)。 さて、どうする。

相場が大暴落したら、あなたはどうする?

フォレスト出版編集部の寺崎です。 とうとう日経平均が4万円を超えましたね。 かつては「日経平均は5万円まで上がる!」なんて言えば、「いやいやいや・・・」と失笑されていた状況が嘘のようです。 ただ、これって、金(ゴールド)の価格と相対比較すると、手放しで喜べる話ではないという記事が数日前の日経新聞にありました。 こちらの記事を要約すると―― 日経平均株価が1989年末の最高値を更新したが、当時の国内金小売価格と比較すると、その価値は5分の1以下に減少している。 国内

【発売即重版記念】『改訂版 お金は寝かせて増やしなさい』レビュー記事まとめ

フォレスト出版編集部の寺崎です。 6年ぶりに改訂した水瀬ケンイチさんの『改訂版 お金は寝かせて増やしなさい』が発売から11日で重版が決まりました。 お手に取ってくださったみなさま、この場をお借りして御礼申し上げます。 今日は発売即重版を記念して、数多くのインデックス投資ブロガーの方々がブログに書かれた書評レビューをご紹介します。 ももんがさん、NightWalkerさん、tannerさん、シオイさん、のりさん、セミリタイア九条さん、ななしさん、節約オタクふゆこさん、菟

「生活防衛資金」はいくら必要か?

フォレスト出版編集部の寺崎です。 今日は誰しもが耳の痛い話になるかもしれません。 それは・・・「生活防衛資金」です。 今年から始まった新NISA。いよいよ自分も投資を始めるか!と意気込んでいる方も多いかと思いますが、投資は儲かりもすれば、損もします。 【いきなりクイズ】 1929年の世界大恐慌。 当時の株価下落を回復するのに、何年かかったでしょうか? ・ ・ ・ ・ ・ ・ 答えは「25年」です。 ↓(ちなみにこの記事はめっちゃ目から鱗落ちます) 世界大恐慌、リー

【投資信託】デメリットと選び方をズバリ!

フォレスト出版編集部の寺崎です。 今日は前回記事の続きです。 前回の記事では「投資信託のメリット」についてまとめました。ただし、何事もメリットの裏にはデメリットがあるもの。 今日は「投資信託のデメリット」について、水瀬ケンイチさんの『改訂版 お金は寝かせて増やしなさい』から抜粋してお届けします。 投資信託のデメリット① 持っているだけで手数料がかかる要するに「運用管理費用(=信託報酬)」がなるべく安くて、購入時手数料と信託剤債保留額がゼロのインデックスファンドを選べば

新NISA始めたけど、そもそも「投資信託」ってなんだっけ?

フォレスト出版編集部の寺崎です。 本日よりアマゾン発売開始となった水瀬ケンイチさんの『改訂版 お金は寝かせて増やしなさい』ですが、すぐにアツいレビューも付けてくださっていて、とても嬉しい週の始まりを感じております。 ちなみに本書で網羅的に解説しているインデックス投資とは、本書でも繰り返し述べられている通り、「世界中に分散したインデックスファンドを積み立て投資して長期保有すること」です。 それはわかった。で、その「インデックスファンド」ってなにさ? ですよね。ということ

【NISA始めようか迷っているあなたへ】積立投資の3大メリット

フォレスト出版編集部の寺崎です。 来週、いよいよ『お金は寝かせて増やしなさい』の改訂版が発売となります。シリーズ20万部を突破した本書ですが、そもそもの誕生のきっかけはなんだったのか。原点を振り返ってみます。 このプロローグにある「金融機関の著者ではなく、インデックス投資の長期実践者が経験にもとづいて書くインデックス投資本」というのが、本書の最大の売りです。 いまでこそ、投資ブロガーやYouTuberが書いたインデックス投資指南書はたびたび見かけるようになりましたが、そ