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「卵を運ぶときに1つのカゴに盛るな」の投資格言

フォレスト出版編集部の寺崎です。

今日は宣伝から始める形で恐縮ですが・・・先日10日に発売された、いま人気急上昇中の投資系YouTuberの鬼塚祐一さんによる初著書『50歳ですが、いまさらNISA始めてもいいですか?』発売を記念して、8日間限定アマゾン購入キャンペーンを実施中です。

こちらのキャンペーンですが、来週17日(水)23:59に終了となってしまいます。ぜひ、お急ぎください。

今日はキャンペーン特設ページでも紹介している50代以降の投資のポイントを本書から抜粋して、何回かに分けてお伝えしたいと思います。まずは最初に「分散投資」です。

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手間暇がかからない投資法とは?

 50 代以上で投資を始めて成功した人々が採用していた「手間暇がかからない投資法」とは、どんなものなのでしょうか?
 手間暇のかからない投資法には、次の3つの特徴があります。

①分散投資
​②長期投資
​③リバランス


この3つでワンセットです。しっかり覚えておいてください。

「分散投資」の基本的な考え方

 分散投資については、投資の世界でとても有名な格言があります。
 それは、「卵を運ぶときに1つのカゴに盛るな」というものです。卵を運ぶときに1つのカゴに入れて運んでいた場合、転んでつまずいてそのカゴを地面に落としてしまったら、そのカゴに入っていたすべての卵が割
れてしまいます。
 そうなったら困るので、例えば3つのカゴに卵を分けて入れておけば、もし1つのカゴを落としてしまってもすべての卵が割れることは避けられます。
 この分散の考え方が、投資の世界でも非常に重要なので、ぜひ覚えておきましょう。

投資対象の主な商品とは?

 それでは、投資の世界では、何と何に分散するべきなのでしょうか? つまり、「投資の世界の代表的なカゴってどんなものがあるの?」というお話です。
 投資をするための金融商品にはたくさんの種類があります。しかし、大きく分けると、実は、主に次の5つに分類することができます。

①株式
②債券
③為替商品
④不動産
⑤コモディティ


 このうち、特に大きな投資対象、2大投資対象と呼ばれているのが、株式と債券です。株式と債券は市場規模が大きく、株式は時価総額1京4780兆円にものぼり、債券にいたっては1京8327兆円にものぼります。
 それに対して、金(ゴールド)の市場は1916兆円、不動産投資信託(REIT)の市場は310兆円、ビットコインを含む暗号資産全体の市場規模は1
63兆円でしかありません。
 株式と債券の市場がどれだけ大きいか、おわかりになるでしょう。

手間暇がかからない投資法① 分散投資

 株式と債券は市場規模が圧倒的に大きいので、2大投資対象市場と言われています。
 そのため、まずは「株式」と「債券」に分散するというのが、分散投資のキホンとなります。
 さらに、株式や債券は、日本だけでなく、外国でも発行されています。なので、国内の株式と債券だけでなく、外国の株式と債券にも分散投資をするというのが基本的な考え方になります。
 つまり、この4つです。

 ❶国内株式、❷外国株式、❸国内債券、❹外国債券

リスクを抑えるには「分散投資」が効く

 分散投資なので、トヨタだけに投資をするとか、ソニーだけに投資をするということではありません。日本の会社だけでも、200社や2000社といった多くの会社に投資をするのが分散投資です。
 例えば、2000社に投資しておけば、どこかの会社が不祥事を起こして破綻したとしても、別の会社が新商品を大ヒットさせて株価が高騰するということもあるわけです。
 ただ、事前に、どこの会社が不祥事を起こすのか、どの会社の商品がヒットするのかを予測することはできるでしょうか?
 普通はわかりませんよね。
 だから、分散投資をしておくことで、どこかの会社がダメになったとしても、別の会社が良くなってくれることで、リスクを抑えることができるのです。
 これが、もし、1社に集中投資していたとしたら、どうでしょうか?
 その会社が破綻してしまえば、株式は紙くずになり、大損して終了ということになってしまいます。

世界中に投資することでさらにリスクを軽減

 それから、会社は当然、日本だけでなく、外国の会社もあります。外国の会社も株式を発行しています。外国の株式にも投資をしておけば、極端な話、日本の会社がぜんぶダメになったとしても、アメリカの会社が成長してくれれば良いわけです。
 仮にアメリカもダメだったとしても、ヨーロッパの国々、例えば、ドイツやイギリスの会社が頑張ってくれれば良いわけです。
 このように外国株式にも分散投資をすることで、さらに、リスクを抑えた運用をすることが可能になります。

絶対に外せない投資対象とは?

 2大投資対象先のもうひとつは債券です。
 債券の代表的なものに国債があります。
 国債というのは文字通り、国が発行する債券です。国債も株式と同じく、日本だけでなく、外国も発行していますので、国内外に分散投資をすることで、リスクを抑えることができます。

 上のデータは、2003年9月末から2023年9月末までの20年間に株式と債券
をそれぞれ国内と海外、4つの資産クラスに分散投資したらどうなったかという結果を表しています。
 図のような割合で分散投資をしていた場合、平均リターンが6・1%になりました。
 平均リターンですから、毎年毎年6・1%で増え続けたというわけではありません。
 途中経過では良い年も悪い年もあったわけです。良い年と悪い年を繰り返していき、2023年9月末に過去20年間を振り返ってみると、1年当たり平均6・1%で運用することができていたということを意味しています。
 ちなみに、この6%という年利は、30年以上前の郵便局の定額貯金の年利とほぼ同じです。当時、「郵便局に預けておけば10年で資産が倍になるよ」という話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
 つまり、分散投資を行うことで、日本の景気が良かったころの郵便局の貯金の利率くらいには、あなたの資産を増やすことができるというふうに考えることができるわけです。

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・・・というわけで今日はまずは「分散投資」の重要性をちょっとだけ詳しく鬼塚さんの解説から一部引用させていただきました。

次回は「長期投資」についてです。

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