パリ環境五輪2024
こんにちは。
一般社団法人フォレストック協会事務局の川西です。
パリオリンピックで連日熱い戦いが繰り広げられていますね!
柔道、体操、競泳、スケートボード・・・などなど、続々と日本の選手がメダルを獲得していて、テンションが上がります!
厳しい勝負の世界で戦う選手の皆さんは、本当にかっこいいです。
あっという間に大会も折り返しになりますが、最後までがんばれニッポン!!
と、盛り上がっているオリンピックですが、今回のパリ2024が「環境五輪」を目指しているということをご存じでしょうか?
「選手村にエアコンがない」というニュースを耳にした方も多いのではないでしょうか?
これは環境保護対策の一環だそうですが、エアコンを追加で申し込む国が相次ぎ、はたまた自国からエアコンを運んでくる国もあるようで、余計にCO2が排出されるのではないか、という指摘もあります。
今回の記事では、パリオリンピックの環境対策について書いていきます!
目標は排出量半減
パリオリンピックの目標は、これまでの大会と比較して、カーボンフットプリント(大会に関連して排出されるCO2などの温室効果ガス)を50%にする、というものです。
過去の夏季オリンピックでは、平均して350万トンのCO2が排出されました。
よって、パリ2024はCO2排出量を175万トンに抑え、さらに、排出量以上の量を、環境に貢献するプロジェクトを支援することを通してオフセットすることを目標としています。
ちなみに、「カーボンニュートラル」というワードは、オリンピック公式サイトでは使われていません。
欧州はグリーンウォッシング(見せかけの環境配慮)に対する批判が激しいため、「カーボンニュートラル」などの表現の使用には、慎重になっているのだと思われます。
会場の95%が既存か仮設施設
パリ2024では、新たな会場は極力作らず、既存の施設を競技会場として活用しています。
会場の95%が既存か仮設施設ということで、建設は非常に多くのCO2を排出するので、効果的な対策だと考えられます。
パリのランドマーク「エッフェル塔」の目の前にある公園に作られた仮設スタジアムでは、ビーチバレーが開催され、フランス革命の舞台として有名な「コンコルド広場」は、スケートボードや自転車競技BMXの会場として使用されています。
たくさんのパリ観光名所が会場として使用されているので、観ている方もフランスを感じることができて、素敵ですよね。
競技会場にペットボトルの持ち込み不可
今大会では、使い捨てプラスチック使用の全面禁止が宣言されており、競技会場にペットボトルを持ち込むことができません。
マイボトルを持参して、会場内に設置された給水所で飲料水を入れるという仕組みになっています。
マイボトルを持っていない観客用には、ボトルのレンタルもあるそうで、使用後にお店に返却すればお金が戻ってくるので、実質無料でレンタルできます。
また、スタジアムグルメもリサイクル可能な容器を使用するなど、脱プラスチック対策が取られているそうです。
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史上最もサステナブルなオリンピックを目指しているパリ2024。
今後のオリンピックの指針になるかもしれません。
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