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“おいしい空気”の正体?!

こんにちは。
一般社団法人フォレストック協会事務局の川西です。

先日東京の梅雨入りが発表されました。
ここから1カ月くらいは、ジメジメとした天候が続きますね…。

アジサイが美しい季節

夏が来るのが待ち遠しいです!

みなさんは、今年の夏休みの計画はもう立てましたか?都会を離れて自然豊かな場所へのお出掛けなど、計画されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

山の中でおいしい空気をたくさん吸って、リラックスした時間を過ごすのって最高ですよね。

山歩きでリフレッシュ!

ところで、この「おいしい空気」って一体何なんでしょうか?
田舎を訪れたり、山歩きをしたり、自然が多い場所に行くと、都会とは空気が違う。思わず「空気がおいしい~」と言いたくなります。

今日は、「おいしい空気」の正体に迫っていきたいと思います!

空気には何が含まれている?


空気の成分は下記の通りです。

窒素・・・約78%
酸素・・・約21%
その他(アルゴン、二酸化炭素等)・・・1%

空気の99%は、窒素と酸素です。

深呼吸すると心も体もリラックスできます

人は1日におよそ2万~3万回呼吸をしていると言われています。
平均的な1回あたりの呼吸量を500mlとすると、1日に約10,000~15,000ℓの空気を体に取り込んでいるのです。

おいしい空気の正体?!


さて、ここで本題。

自然豊かな場所に行くと、「空気がおいしい」と感じるのはなぜなのでしょうか?

1つ目の理由は、汚染物質が少ないこと。
たくさん車が走っている場所や工場の近くなどの空気には、排気ガスなどの汚染物質が多く含まれています。それに対して、森の中などは汚染物質が少ないので、空気が澄んでいておいしいと感じるのです。

澄んだ空気はおいしい

そして、2つめの理由は、木の幹や葉っぱから放出される「フィトンチッド」という物質の存在です。あまり耳慣れない物質ですよね。

フィトンチッドはロシア語で、
フィトン=「植物」、チッド=「殺菌する」という意味を持っています。

木は、害虫に食い荒らされたり、細菌によって腐敗したりすることを防ぐために、フィトンチッドを作り出し、放出することによって、自らの身を守っています。
つまり、樹木が自分の身を守るためのバリアのようなものです。

このフィトンチッドの香りには、交感神経を整えて、人をリラックスさせる働きがあることがわかっています。春から夏にかけては、木から放出されるフィトンチッドの濃度が高くなるので、より空気がおいしい、と感じやすくなるのです。

ということで、このフィトンチッドの香りこそが、おいしい空気を作り出しているのでした!

ちなみに、フィトンチッドには殺菌・抗菌効果、防カビ・防虫効果がありますが、人間には無害だそうです。

お寿司をのせる台にヒノキがよく使われますが、フィトンイッドの抗菌効果を利用しています

きれいな空気ランキング(世界編・国内編)


空気がきれいな所といえば、自然豊かな場所ですが、国別や都道府県別ではどうでしょうか?ランキングを見てみましょう!

-世界編-

<WHO発表>きれいな空気(PM2.5濃度が低い)ランキング(2024年版)

第1位 バハマ
第2位 アイスランド、フィンランド
第4位 スウェーデン
第5位 エストニア

ちなみに日本は、第49位でした。

-国内編-
<国立環境研究所発表> きれいな空気(PM2.5濃度が低い)ランキング(2021年度版)

第1位 山形県
第2位 石川県
第3位 北海道
第4位 岩手県
第5位 岐阜県

空気がきれいなところに旅行に行きたいですね~。

森を守って、おいしい空気を吸おう


森を守ることは、おいしい空気を作り出すことに繋がります。
私たちフォレストック協会は、CO2吸収量クレジットの販売を通して、これからも日本の森林保全を支援していきます。

国内民間では唯一の森林吸収系カーボンクレジット認定制度を運営しています


当協会の活動やCO2吸収量クレジットにご興味のある方は、ぜひお気軽にこちらまでお問合せ下さい。

協会HP:http://www.forestock.or.jp/index.html

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