見出し画像

その子が大切にしているものを大切にする

たまには私自身の子育ても交えつつ・・・

長男のこと

我が家は、中2、中1、小3の男子が居ます。
年齢を重ねるごとに、こどもを尊重すること、こどもを大切にするということにも変化があるものだなと感じています。

長男は、長いこと星のカービィファンです。
先日、新宿の四谷での「大人のいもいも」教室に参加するべく、3人も連れて上京しました。
彼らに東京のどこに行きたいかを聴くと、スカイツリー、と。
私が研修の間、彼らはスカイツリー周辺で遊んでいました。

愛知に帰宅して、荷ほどきをしていると、
長男が少し申し訳なさそうに、
「カービィのTシャツ買ったんだけど、大人のMサイズしかなかったんだよね」と言いました。

大切にしているものを一緒に大切にする

その瞬間、ピンと来たんです。
ここぞというタイミングだと感じました。
思春期はこういう時、対応を間違えるとえらいことになりますよね。

全肯定モード発動です。

「いいTシャツ買ったね!」
「おしゃれじゃん」
「オーバーサイズなら長く着られていいじゃん!」
「着てみ!」
「いけるいける!」と。

その後もぬかりなく。
「このTシャツだけは絶対乾燥機かけないからね」とか、
陽に当てる時は、
「裏返して干すからね、色褪せないように」って。
家事の知恵はどこまでも低いタイプの私ですが、
知っている知識を総動員です。

わが子でなくとも核となる姿勢は同じ

スクールの子であっても基本のこの姿勢は同じだな、と感じています。

だからこそ言いたいことがあるんです。

お母さんがオルタナティブやフリースクールを選びたい、という気持ちが強い場合の時。
本人不在になっていないか、
本人不在ではないにしても観方に偏りや曇りが生じていないだろうか・・ということです。

この匙加減はとても難しいとは思います。
観ていてつらそうな本人に助け船を出したいのが親心。
がんばって学校行っているけど、本当はつらいんじゃないの?って。
そうなんだ、つらいんだ・・・となれば意見は一致。
しかし、
それでもがんばって学校に行っていたら?
何か、その子にとって親の大切とは違う大切がそこにあるのではないでしょうか?
無理に頑張らせる必要はないけれど、
その子の大切を親が大切にしてあげられていないのだとしたら・・・

学校は一時のことですが、
親子関係は一生のこと。
その子が大切にしていることを一緒になって応援できなかった場合の代償は、思っている以上に取り返すのに長くかかってしまう気がしています。

少々耳の痛い話かもしれません。

この話はスタッフミーティングのたびに浮上してきました。
もしかしたら、かのこを貫く精神性として最も大切な部分はここかもしれないのです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?