lonely【歌詞】

ただ独り寂しさに飲まれた時

その瞳は何を写す?

涙色の空、落ちた雫の温(ぬく)もり

その感触は時に私を遠くへ追いやる

乾いた風は私を塵(ちり)にして

頬を伝(つた)う瞬間、涙を昇華させる

何気無い日常の向こう側に知らなかった心震える感情

それは最果ての地へと誘(いざな)う

夢見た世界でいつか出逢えるだろう


差し込む朝の光、真昼の白い月、朱(しゅ)色の熱い夕陽、幾千の輝く星屑が瞬(またた)く夜

幾日の、幾年の、夜を越えて、朝に挨拶し、そっと歩き出す

きっと寂しさも誰かを愛おしく思う為の大事なもの

ふと、寂しく思う時、あなたに逢いたくなる

だから、怖がらないで抱き締めて

あなたも独りじゃない

私が隣に居(い)る

私の隣にはあなたが居(い)る


迷い込んだ心の奥底に

あなたという輪郭があって、愛情の限りで抱き締めた

それは幾億の蝶になって、心を羽撃(はばた)く

その光景は見果てぬ夢のよう

一筋の光が差し込む月夜の晩

窓を開けて、三日月を眺める

あなたと同じ生を生きてる時を

あなたと同じ三日月を見てる今を

月明かりが照らす夜の夢


乾いた風に吹かれて

眩しさに招かれた金色(こんじき)の海

あなたと見たい、この世界の果てにあるというまだ見ぬ世界

そこには黄金の空が広がるという

あなたに出逢って、私が変わっていく

広がってゆく心

暗い瞳に差し込んだ光という名の燦(きらめ)き

あなた、私が香る時に手を伸ばして

南の太陽、北の塔、東の大地、西の奏(かな)で

懐かしい歌が聴こえてくるよ

私たちを招いてる星々の声

寂しさも暖かさも最果ての地へ


声高らかに聴こえてくるよ

何度でも懐かしき歌が

すべての想いを抱き締めて

あなたと共に行(ゆ)くよ

光を道標(みちしるべ)にして

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?