smoker【歌詞】

寂(さび)れた街を行く

パトカーのサイレンが鳴り響く

私の煙草が切れた

『畜生(チクショー)』

落書きされた壁に煙草の空を投げ付ける

何見てんだ、見世物じゃ無いんだよ

何もかも上手く行かない

道に酔っ払いが寝転んでる

痴話喧嘩してる男同士

そんな暇があるならどっかHOTELでも行きな

喘いでるほうが余っ程(よっぽど)楽しい


後ろを見れば、狂った女が踊ってる

昂(たか)ぶってる、狂った果実

折角の美人が勿体無(もったいな)い

まだLEDじゃない時代遅れのこの街は

蛍光灯がチカチカしては蛾が屯(たむろ)ってる

昨日も同じことを繰り返しては

喧騒にケチ付けて

この世に生まれたことを後悔する


この街の奴らは皆そうさ

生きてくのに精一杯で

他人なんかどうでもいい

肩がぶつかったって、誰も気にしない

ただ睨(にら)み付けるて暴言を吐く

傍観者気味な周り

喧嘩なんか日常茶飯事

そんな私もそんなひとり


草臥(くたび)れた服を着て

汚い路地裏に汚い叫び声が響く

どっか酔っ払いか

『馬鹿野郎』

サイレンの光と血に濡れた男が倒れてる

煙草を吸いながら傍観しているんだ

偽物のシルバーのリング

もう草臥(くたび)れていく心と体

携帯片手に大声で怒鳴ってる女

血管浮かして怒ってるとその内血管切れそう

アル中のほうが余っ程(よっぽど)害が無い


私といえば、声掛けてくる男共を

ぶん殴ってる、狂った野獣

自分で言うのも何なんだけど

折角の美人が勿体無(もったいな)い

落書きだらけのこの時代遅れのこの街は

安心して頑(かたく)なな心を曝(さら)け出して生きられる

昨日も来てはループを繰り返してる

騒々しい街に流れ

この世に生まれたことを嘲笑(わら)ってる


煙草がまた切れて、切れそう

この街は皆、他人に興味など

無さそうでどっかで愛を

求めている、la la la歌っても誰も気にしない

ただ

ただ愉快そうに見下して馬鹿を見てる

それでも構わないけども

いっつもそんな日常茶飯事


私はいつもそんな損な役回りばかり

何もかもが上手くいかない

はあ、溜め息ばっか

道行く人々も同じ面(つら)してる

『この街を出ようにも、どう生きれば良いのか解(わか)らない』

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