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二巻から電子専売となったことについて

どうもこんにちは、和尚と申します。
去年、ライトノベルの小説家、を名乗ることを許してもらった幸運なものです。

さて、なんでこんなタイトルのエッセイ的なものを書こうかと思ったかの前提を書かせてください。半分宣伝なので読み飛ばしていただいても笑

前提のお話

僕は元々WEB小説を書いておりまして、二番目な僕と一番の彼女、というタイトルで22万文字ほどで恋愛小説を完結させています。
そちらに対して、KADOKAWAの富士見ファンタジア文庫さんがお声掛けくださって、2023年10月20日に、いわゆるライトノベル作家としてデビュー作を出させていただいたのですね。

そして、お陰様でお読み頂けた方々の各評価は本当にありがたいことに、自分で言うのもなんですけれど感想などがとても好調だったのです。
……ですが現実は現実。賞も取っていないぽっと出の新人としては健闘したものの、売上的には二巻を出すというところまでは行かず、俗に言う打ち切りかな、という空気感でした。

ただ、続巻を望んでいただける方も多く、そして、小説としては珍しく電子書籍の紙に対しての売上の割合が結構多くてですね、だいたい2:1位。
(ググって調べたらよくある小説って紙:電子が9:1位らしいですね、漫画はピッコマさんとかもありますし、巻数も多いと特に電子が多いみたいですけれど)

で、今年、紙では難しいんですけれど、電子専売なら行けそうです、いかがでしょうか?と提案いただきました。
僕はそれに対して快諾させていただき、2024年5月17日に二巻が電子専売という形で発売出来たわけです、買ってください!


そして、これまたお陰様でといいますか、好きで居てくださっている方も居てもう本当にありがたいわけです。感謝すぎる。

https://kanata-shoukaibin.hatenablog.com/entry/2024/05/19/104220

勿論、一巻と比べてイメージ違ったとか、合わなかったとかもあるのですが、僕も結構本を読む方なので、それはとてもわかるのですね
(面と向かって面白くないとか言われたらそりゃ傷つきますけれど、こういうの合わなかった、とかあるのはそりゃそうだよねと思います)


ですが、ここでですね。
やはりと言いますか何故電子専売なんだ意見がやはりよく見られてですね。
Amazonさんにもこんな感じででているわけです。

まぁちょっと2つ目は特に、読んでないなら★1レビューしないでくれないかな感は真っ先にあるんですけれど笑
ちょっとそもそもとして、作者に失礼で無責任とかコメントあるので、そんなことも無いよと書こうと思いました。
後ね、面白いって言ってくれるのは嬉しいですけれど、他を落とすようにして言われてもあまり嬉しくないなって。。。誰かにとって好みに合う合わないはあっても誰かにとっての一番面白いだから本って出来上がってると思うのですよ。だからとても悲しい"面白い"なんです。

本題

さて本題です。
まずですね、この電子専売についての僕個人の意見ですけれど、質問の仕方によって変わります。

【一問一答】
Q:紙で出せるなら出したいですか?
A:出したいです、手元に置きたいです

Q:電子専売に対して不満はありますか?
A:いえ、不満はないです、むしろ感謝です

って感じなのです。いやこれは出版社さんに気を使ってるとかじゃなくて本当に。

僕は小説は副業で、本業はIT業を営むものです。経営側にいたりもしますので、おそらくほんの少し、その辺りについても肌感はあるのですが。

大事なこととして、出版社は株式会社なのですよ。
NPO法人みたいな非営利団体じゃなくて、営利団体なのです。

だから、やっぱり利益が出ない作品は打ち切りたくなくても打ち切らないとなのですね。そもそも、打ち切りたい作品を手間かけて出版しないと思います。

当たり前ですけれど、紙って最初に刷るじゃないですか?
つまり、出版社さんは前払いなわけです。在庫リスクも抱えてます(返本もされますし、保管もタダじゃないですし、処分もね、どうなのかわからないですけれど売れないと更にお金がかかるわけですよ)。

勿論本を作る過程でも、作家が書いたものを編集して、構成して、絵師さんにも依頼して、各種サイトへの調整、営業などをするので、人件費・材料費・運送費諸々かかっているわけです。

だから簡単に言って、刷った分に対して紙がそこまで売れなかったら赤字なのですね(勿論細かいところは知らないですが普通に考えて)。

電子にしたって、Amazonや楽天に本以外でも出品したことある人や、それこそメルカリとかでもヤフオクでも良いです、何か売ったことがある人ならわかりますが、手数料とかも取られますよね。

だから、純然たるビジネスの結果として、打ち切りかな、だったところを、電子専売の形だったら二巻出せるよ。になったわけで、僕個人としては、めっちゃありがたく、嬉しいことでしたね。
勿論、紙が出せるくらい売れて、出せたほうが嬉しいですけれどもね笑

なので、電子専売でお届けできて、作者としてはめちゃくちゃありがたい、そして嬉しい、です!
更に言うと、ミュシャさんの絵が見れただけでも、二巻の話を受けた甲斐がありました、表紙だけでも見てください最高なので!


後最後に、勘違いしてほしくないのは、1巻を紙で買ってくださった紙派の方で、電子だと読めないという方に対しての申し訳無さはあるんですよ。
ただ、それは、文句は出版社に、とかじゃなくて、やっぱりね、黒字になるくらい売れなかったことに対しての申し訳無さで、それは結局のところ僕がそういう運とか縁をもってなかったからなわけですよ。
(注:いいですか? こんなこと言えるのは副業でやってるからです、生活かかってたら言えないっすw)

元々、WEBで書いていて、書きたいと思ってることはそこにあるんで。
打ち切られても作品はあるしなっていうのもありますしね。


まぁ、というわけで、電子専売で、紙じゃないと買えない!
って怒ってくださる方は、文句を言いたいが目的じゃない場合は、出来たら、一人だけにでもお勧めとかしていただけると嬉しいなって思います。
※100万人に売れなきゃ、とかじゃなくてですね、多分後X千部とかの単位です(まぁそれが難しいんですけれどね)

ということで、長々と書いてしまいましたが、なんで電子専売なんだよ、という方向けの、作者の意見でした。
あ、勿論あれですよ、『なんで電子専売なんだよ(皆買ってよ)』はとてもとても嬉しいので、()内が大事だからよろしくお願い致します!


本屋さんに注文とかもしてくれると神です!
でももうあまりなさそうなので、Amazonさんとか楽天さんでも!
と宣伝で終わっておきます♪

お読みいただきありがとうございました!
良き読書ライフを。
読書のすすめとかも書いてます♪


小説や日常呟き書いてます。お読みいただきありがとうございます。嬉しいです、スキをされると、とてもとても嬉しいです。また縁がありましたらよろしくお願いします。