新入社員1年目の子が覚えておきたいこと〜4月から入社の皆さんへ〜

3月もまもなく半ばとなり、大学4年生でこれから入社を控える皆さんは期待と不安が入り混じっている時期かとお察しします。

入社が近くにつれ、不安が大きくなって自分って本当に大丈夫かなと思う方も多いと思ったので、今回はこれから新入社員になる方向けに覚えておいてほしいことを書いてみようと思います。


失敗して自分がだめなやつだと思わない

よしやってやるぞ!仕事をばりばりやってやる。
人の役に立つ、社会の役に立つ人になってやる!

こんな気持ちが強い人ほど、失敗して落ち込んだとき「ダメなやつなんだ」と落ち込んで戻ってこれないケースが多いです。
時期で言えばちょうど5月くらい。

一般企業で新入社員研修が終わり、モチベーションが高いまま仕事をはじめて
最初の失敗をする時期です。

よく考えてください、研修を受けたら失敗しなくなるのでしょうか?
もし研修を受けただけで失敗しないのであれば、とっくに世の中の社会人は売れる営業マンだらけになっていると思います。

名刺交換の仕方を教わったばかりの社会人経験1ヶ月のひよこが、
何千回と名刺交換をしてきた社会人経験10年のお客様の前に立ってうまくできるわけがないのです。

つまり、社会人は失敗の数が多い人ほど、成長している。対処がうまいとも言えると思っています。失敗してだめなやつだと落ち込む暇があるなら、行動する。リカバリーする方法を考えて考えて実行する。それを繰り返せる、繰り返しつづけられることが大切です。

言ったことを実行に移す人は世の中の3%しかいないと言われているそうですが、
失敗をリカバリーする方法を実現していけば、自然とこの3%に入っていくわけです。

失敗してダメなやつだと落ち込んでいる場合ではなく、失敗は最大のチャンスなのです。


できる上司先輩、同期と比較しない

小さなころから、あなたの得意と他の人の得意は違っていたはずです。

走るのがはやいけど、球技は苦手な人。
絵を描くのは好きだけど、人と話すのは苦手な人。
勉強は得意だけど、運動は得意ではない人。

いろんな人がいるけど、協力するから成果が出た経験もあったのではないでしょうか?

欧米のように個人主義の会社さんは少し違うかもしれませんが、
現代の日本の多くの企業では、チームとして働き生産性をあげる働きをする会社さんがほとんどです。そういった企業のほとんどが、働くメンバーの特色を生かして、よいところを引き出して働ける環境を提供することをミッションとしているほどです。

そんな中で、なぜ生まれ持った得意が違う人と比較するのでしょうか?
縁あって同じ会社に入ることになった同期だからといって元からもっている能力も、これまでの経験も同じではないのにどうして同じスタートラインからスタートだと思っているのでしょうか?

ある経験では、あなたの方がスタート地点がそもそも同期より有利なインコースかもしれないし、
ある経験では、あなたの方が慣れている会場で力が発揮しやすいかもしれません。

「同期が自分より早く成果を出した」と比較することは、勝手にがっかりして落ち込んでいるだけです。悔しい気持ちは大切ですが、本当に成長したいのであれば、過去の自分と比べてどのくらい成長できたのかを振り返る方が大切です。

同期と切磋琢磨することと、比較することは違うと思っています。


なんでも自分ごとにすると倍の経験値になる

嫌なことにぶち当たったとき、必ず誰かのせいにしたくなりがちです。
そうしたくない、普段ならそうしない人でもきっとそういう場面が出てきます。

でもそれを、人のせいで終わらせるのではなく
どうしたら解決するか、自分ができる範囲はどこかを考えることを大切にしましょう。

例えば、上司があなたの仕事をチェックしていないことが原因で、会議の数字報告が間違っていたとします。

一瞬あなたは上司が悪いと思ってしまうかもしれませんが、原因はほんとうに上司でしょうか?

あなたが数字を間違えてしまった原因はなんででしょう。
どのプロセスで間違えたのでしょう。
それは、人間がやらない方が正確だったりしませんか?
ミスに気がつかなかったのはなんででしょう。
どうやって報告したのでしょう。

あらゆる可能性を考えて自分の行動を変えれば、上司やその上の上席のあなたを見る目が変わります。
こうして考えて行動を変えていくことで、経験値や成功体験は、普通の人の倍になります。


さいごに

仕事で失敗したり、うまくいかなくて苦しいとき、大切なことはもう一つ。

話をきいてほしいだけなら、絶対的な味方になってくれる人、同期や家族、に相談すること。
解決してほしいなら、行動してくれる上司に相談することです。

相談されて嫌な気持ちになる人はいないから、まずは身近な人を頼ってみてください。
きっと聞いてくれます。


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