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レッドブル大宮を妄想する~J1到達、上位入り?しかし優勝は難しい~

Jリーグが開幕して皆様の意気揚々とした投稿を見ていると、あぁサッカーってやっぱりいいなぁとしみじみと思う日々です。そんなJリーグで開幕直前に話題になったことと言えば、「レッドブルの大宮買収報道」ですよね。

レッドブルグループは、欧州・北米・南米にグループクラブを保有していますがアジアにはまだありません。また、過去の買収では下位リーグにいるチームを買収する傾向にあるので、意外に現実的かもしれません。
では、実際にレッドブル大宮(以下、RB大宮)が誕生したら、どれ位強いチームになるのでしょうか?レッドブルの業績を踏まえながら、本日も妄想してまいりましょう。


レッドブルはトップリーグまで諦めない

レッドブルは、オーストリアのザルツブルグ、ドイツのライプツィヒ、ブラジルのブラガンチーノ、そして米国のニューヨークにチームを所有しています。いずれにおいても長期プロジェクトで参加することが多く、2~3年で成績が出ないからポイっとすてる、というカルチョ的なオーナーではありません。(失礼!)

特に時間をかけたのがライプツィヒです。5部のチームを買収して、それからトップリーグに上がるまで何と足掛け7年間!レッドブルは、これぐらいの年数は覚悟の上で参入してくる可能性があります。

なのでRB大宮が誕生した場合は、年数がかかってもJ1昇格を目指すはずです。また、ライプツィヒの例を見れば、J1でいきなり上位に殴りこんでくる展開も期待されます。恐らく2017年来のさいたまダービーは盛り上がるに盛り上がりまくりのウェイうぇーいになること間違いありません。

しかし優勝は確約されず

ただ、優勝できるチームになれるかと言えば、やや微妙です。確かにオーストリアにあるザルツブルグは、レッドブル買収以降に無双しており、過去18シーズンで14回優勝、10連覇を成し遂げています。

だがしかし、東の果てとはいえJリーグをなめてもらっては困ります。80年代から力は落ちたと言えども、数々のグローバル企業を抱える日本。当然ながらチームのバックには大企業がずらりと並びます。レッドブルの売上を1ユーロ=150円で換算すると1.6兆円(ちなみにレッドブルは非上場企業なので業績データがほとんど公開されてません)。

Jリーグの強豪チームのバックに控えている企業の売上高と比較すると、残念ながら大きいとは言えません。圧倒的な資本の力で、、とはならないのです。

日産と東京ガスは22年度実績、そのほかは23年度のコンセンサス予想値


優勝より育成重視になる可能性も

そもそもレッドブルは、若手育成を軸にクラブ運営をしている節があります。ザルツブルグやライプツィヒも基本的にいいオファーがあれば躊躇なく選手を手放します。ハーランド選手(ザルツブルグ→ドルトムント→マンチェスターシティ)や南野選手(ザルツブルグ→リバプール→モナコ)などがいい例でしょう。

実際、ザルツブルグはスモールリーグの国内でこそ無敵ですが、欧州のチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでは全く振るいません。それでも、テコ入れもなく選手を放出続けているのは、成績より育成を重視しているからだと考えられます。

transfermarketよりフットボール経営分析マン作成

以上をまとめると、レッドブル参入によりJ1復帰の確度はかなり高くなると言えます。ただ、優勝するチームになれるかは微妙です。レッドブルの資本力は圧倒的と言えず、そもそも優勝よりグループチームや欧州への人材供給として大宮が活用される可能性が高いためです。

相変わらず妄想ベースでつらつらと述べましたが、グローバル資本がJリーグに来ると「ローカル vs. グローバル」という戦いの軸も出来上がるため、Jの闘いが熱を帯びてくると期待しています。そんなこんなで本日も良いサッカー生活を!

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