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日本サッカーに必要な改革

W杯も終わり、総括も一通り終わったかな、という段階。自分も少し想うことがあったので記事を書きました。日本サッカーに必要な改革を考察します。

今回W杯でサッカーのコア層以外の多くの方がサッカーを見ていました。これらの方の内、日本代表を見続ける人は多く居るでしょうし、Jリーグを見る方も出てくるでしょう。放っておいても一定日本サッカーは盛り上がりそうですが、一方で日本サッカーには育成面で大きな課題があり、ここを解決しないと将来的なW杯優勝など望めないと考えています。その辺りについて自分が見た記事を紹介します。


指導面で必要なこと

幼い時からのポジショナルプレーの指導

この記事はとても面白かったです。世界のトップレベルを経験した冨安選手がここまで強調するということは、ここに積極的に取り組めば日本のサッカーはもっと進歩するのではないでしょうか。

練習時の激しさ

身体作りの不足は練習時の激しさの不足が遠因かもしれません。アントラーズやフロンターレなど、常勝と言われるチームは練習が激しいことや練習時のパススピードが速いことが多いです。W杯決勝の記事でインテンシティが大事になっていることを述べましたが、まず練習の強度から、しかも若手の練習の強度から高めていくことがあるのだと思います。

失敗を恐れない選手の育成

これも世界で戦ってきた日本選手の強調している点です。記事では加点方式が必要ではということでした。失敗しても続けることで強烈な能力にまで昇華する可能性もあり、失敗を恐れないというのは本当に大事だと感じます。特にFWで良い選手が出てこないのは減点方式の指導が影響していると考えています。

身体作りと語学

これも世界でずっと戦ってきた日本選手が強調する課題です。世界と戦う上で大きな差が生まれるポイントだと思います。
特に身体作りの不足は日本の若手がトップですぐ活躍できない原因の1つな気がします。海外の18、19の選手はもっと身体がしっかりしている感じですし。

運営面で必要なこと

ユースとトップの間を繋ぐリーグの設立

個人的に一番大きな課題と捉えている点です。ユースとトップの差が激し過ぎて、ユース年代が育ちにくくなっているという記事です。
J3にU23のチームが参加していた時、そこから堂安選手や原大智選手、中村敬斗選手が世界に羽ばたきました。しかし今、U23チームは続々と廃止されています。そうなると若手がトップレベルの経験を得られず、トップに上がれず停滞する確率が高まります。

Jリーグの経営としてU23チームを持つのが難しいのは確かでしょう。しかし、若手が育たないと日本サッカーの未来はありません。トップとユースに断絶があるのが明らかな中、W杯優勝のためにもここを埋める取り組みをすべきだと思います。

ユース間での移籍の促進

こちらもとても憂慮している点です。今はユース間での移籍がほぼないと伺っています。結果、成長した選手がより優秀なチームに行くことができなくなり、個の成長が制限されます。また、優秀な選手が合わないチームに入ってしまった時に抜け出せるチャンスがなく、埋もれるリスクがあります。

他にも以下のような記事もあります。

育成専門クラブ

ブラジルの事例。選手を育てて売ることを専門とするクラブもあるとのことです。世界のトップレベルに近付くにはここまで必要なのかと思います。

コーチ派遣・強化とスカウティング

後編の動画も含め、とても良い動画でした。育成組織がネットワーク化されており、コーチを派遣したりコーチのトレーニングを与えつつ強化が図られています。そしてそのネットワークの中で良い選手が居ればどんどん上位組織にスカウトされます。

日本でここまでできているクラブはおそらく無いのではと思います。逆に言えば、ここまでできるようになれば日本の育成レベルも大きく上がるのではないでしょうか。

コーチの評価・引き抜き

記事は上記で一度記載したものです。選手の移籍を推奨するだけでなくコーチの移籍も推奨することが優秀な人材の育成に繋がるのだと思います。

雑多でしたが以上です。最終的には上記の課題一つ一つに誰かが真剣に取り組む必要性があると思います。結局は誰かが動かないと何も変わりません。日本サッカー協会にそういう体制を作ることがまず一番初めに必要なことなのかもしれません。


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