複数の脳を一致させて、逆を突く鮮やかさ
例えば、サイドを攻撃するのは、サイドを突破するためであると同時に、相手が突破されると困るから守備が傾くことを狙うものである。傾いた守備に対して、如何に手薄になった逆サイドを突けるか?
そこにチームとしてのイメージが存在している。
一つのサイドを突くだけなら、一人のドリブルで突破することも可能であり、そこには一つの脳のイメージだけでも完結することができる。
しかし、いいタイミングで逆サイドを突くためには、複数の選手が絡み、複数の脳が考えているイメージを一致させていく必要がある。
チームの複数の脳を一致させながら、
相手の複数の脳が考えていることの逆を突いていく。
これが非常に難しい・・・
チームの複数の脳を一致させるために単純なパターン練習をしていると、当然相手の複数の脳もそれに一致してくる。互いに逆をつくこともなく、相手がスピードでついてこれないとき、相手がミスした時に崩せるだけとなる。
それでは、footballの面白さに欠ける。footballの面白さは、
いつでも、相手の脳が考えている逆を突いていくこと。
サイドを突くのは守備の傾きを突くため・・・
繋ぐのは背後を突くため・・・
背後を突くのは繋ぐため・・・
遅く行くのは、速くいくため・・・
速く行くのは、遅く行くため・・・etc
それを一人でではなく、チームの複数の脳のイメージを一致させながら、相手の逆を突いていく。
そんな瞬間に、観る人をも驚かせる鮮やかなゴールがうまれる。
鮮やかに、相手の逆を突きながら攻撃していく。
そこには、想像しただけでfootballの楽しさと魅力が溢れている。
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