正義こそ悪である
こんにちは。
今回は話題沸騰中の『メモの魔力』を読みました。
『メモの魔力』の素晴らしさは、
思考を整理し、脳を活性化させることが出来る
ことだと思います。
中でも『抽象化』『転用』はこの本のキーワードです。
抽象化とは具体的な事象から本質を抜き取り、
法則や特徴を抽出する作業です。
この作業はやってみれば分かりますが、とても頭を使います。
本の中で抽象化の練習に面白いと思った映画を1分で説明しよう、というものがありました。
それを書き出して抽象化してみました。
私はAmazonプライムでPrison Breakを見ています。
Prison Breakの面白さは何かというのを抽象化したらこうです。
・死と隣合わせの脱獄というスリル
・それぞれの正義の戦い
・裏切りと信頼の人間関係
「正義の戦い」
に私が興味を示すのは、他の本でもあります。
池井戸潤作品の多くは中小企業対大企業の構図です。それぞれに正義があり、一方が悪だと思いきや、それは片方から見た捉え方であり、悪とは正義であることを学びました。
漫画の『NARUTO』も暁という悪の組織がありますが、暁には暁の正義があり、正義の対立の構図が見られます。
また、伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』は私が1番面白いと感じた小説です。
これも構図はPrison Breakと似て、死と隣合わせの逃亡生活、本来見方であるはずの国家が敵となり、正義こそ悪であるのです。
正義こそ悪
これは「本来矛盾する言葉をくっつけると人は興味を惹かれる」という本書の内容にも合致します。
つまり、人の興味をひくものを作るには、一見対立、矛盾するものを並べ、どうしてそれらが関係するのかを説明することが大事なのではないか?という仮説を立てました。
これが『転用』です。
私は社会科の教師になるのが夢なので、
面白い授業を考える上でも、このメモは役に立ちそうです。
多くの自己啓発本はありますが、何が凄いかと
言ったら、多くのことに転用できることだと思
います。
メモをすることを目的にするのではなく、あく
まで手段としてメモは使い、自分の思考を整理
し、新たな閃きやアイディアが生み出しやすい
環境を整えることが目的であると思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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